お知らせ
第109回神奈川腎研究会(会長:田村功一主任教授)が2025年11月9日(日)に神奈川県総合医療会館7階ホールにて開催され、盛会裏に終わりました!
2025.11.12
2025年11月9日(日)神奈川県総合医療会館7階ホールにおきまして、第109回神奈川腎研究会が開催され、参加者は80名(会場参加 67名)と盛況で、活発な討論がなされました。
当教室からは、3名が優秀演題賞を受賞しました。
湘南鎌倉総合病院 澁谷 智花
演題名「生体腎移植を希望された再発性尿路結石症による末期腎不全の一例」
横浜医療センター 杉原 佐彩(初期研修医)
演題名「好酸球性心筋炎から発症し、主要臨床症状に乏しく診断に難渋した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の1例」
横浜保土ケ谷中央病院 小笠原 敬浩
「SIADHを疑ったが下垂体卒中合併の続発性副腎不全・仮面尿崩症と判明した低Na血症の1 例」
おめでとうございます!

写真.優秀演題賞授賞式
当教室からは、3名が優秀演題賞を受賞しました。
湘南鎌倉総合病院 澁谷 智花
演題名「生体腎移植を希望された再発性尿路結石症による末期腎不全の一例」
横浜医療センター 杉原 佐彩(初期研修医)
演題名「好酸球性心筋炎から発症し、主要臨床症状に乏しく診断に難渋した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の1例」
横浜保土ケ谷中央病院 小笠原 敬浩
「SIADHを疑ったが下垂体卒中合併の続発性副腎不全・仮面尿崩症と判明した低Na血症の1 例」
おめでとうございます!

写真.優秀演題賞授賞式
2025年11月9日(日)に、第109回神奈川腎研究会・第41回神奈川県透析施設連絡協議会 合同研究会が開催されます!
2025.11.3
2025年11月9日(日)に、関東労災病院腎臓内科 横地章生先生が当番世話人を務める第109回神奈川腎研究会が開催されます。
今回は、一般演題16演題に加えて、大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 助教の坂口悠介先生の特別講演を予定しております。
横浜市立大学附属病院からは、2演題(古田先生、納所先生)の発表を予定しています。
当日は神奈川県総合医療会館 7 階ホールにおける現地開催と併せて、ライブ配信(質疑応答なし)いたします。
ライブ配信は、以下のURLから会員専用ページへログインいただくことで視聴ができます。
■HPアドレス: http://kanagawajin-kenkyukai.com
■会員専用パスワード:事務局メールあてにご照会のあった会員様には、折り返し回答させていただきます。
照会期間:11月7日(金)まで (会員登録確認の為、ご所属・ご氏名をご記載願います)
医師はもちろん看護師・臨床工学技士さらには理学療法士・管理栄養士・薬剤師・腎臓病療養指導士などの皆さんにもご案内頂き多くの皆様のご来場をお待ちしております。
神奈川腎研究会事務局


今回は、一般演題16演題に加えて、大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 助教の坂口悠介先生の特別講演を予定しております。
横浜市立大学附属病院からは、2演題(古田先生、納所先生)の発表を予定しています。
当日は神奈川県総合医療会館 7 階ホールにおける現地開催と併せて、ライブ配信(質疑応答なし)いたします。
ライブ配信は、以下のURLから会員専用ページへログインいただくことで視聴ができます。
■HPアドレス: http://kanagawajin-kenkyukai.com
■会員専用パスワード:事務局メールあてにご照会のあった会員様には、折り返し回答させていただきます。
照会期間:11月7日(金)まで (会員登録確認の為、ご所属・ご氏名をご記載願います)
医師はもちろん看護師・臨床工学技士さらには理学療法士・管理栄養士・薬剤師・腎臓病療養指導士などの皆さんにもご案内頂き多くの皆様のご来場をお待ちしております。
神奈川腎研究会事務局


第47回日本高血圧学会総会が2025年10月17日(金)~10月19日(日)に東京日本橋KABUTO ONE、東京証券会館で開催され、小豆島 健護講師が日本高血圧学会 学術賞を、田口 慎也助教がYoung Investigator’s Award最優秀賞を受賞されました!
2025.10.29
第47回日本高血圧学会総会が2025年10月17日(金)~10月19日(日)に東京日本橋KABUTO ONE、東京証券会館で開催されました。
当教室からは、リサーチクラークシップの学生さん2名(加藤 大智さん、楠 正聡さん)も含め多くの演題発表を行い、会場では活発な議論が交わされ大変盛況でした。
今学会において、小豆島 健護講師が日本高血圧学会 学術賞※1を、田口 慎也助教がYoung Investigator’s Award(YIA)※2 最優秀賞を受賞されました。
誠におめでとうございます! また、2028年9月15日(金)~9月17日(日)に予定されている50回日本高血圧学会総会は、田村 功一主任教授が大会長を務められ、当教室主催の下でパシフィコ横浜にて開催予定です!
※1 日本高血圧学会 学術賞 高血圧学の進歩に寄与する顕著な研究を発表し、将来発展の期待される研究者に対して授与される賞。
※2 Young Investigator’s Award(YIA) 独創的な研究の奨励と若手研究者の育成を目的に、国内外の雑誌でpeer reviewを経て掲載された論文の著者で、将来さらに発展が期待される研究者に対し授与される賞。
小豆島 健護講師(日本高血圧学会 学術賞 授賞式)

田口 慎也助教(YIA 最優秀賞 授賞式)

学会後の慰労会

***横浜市立大学医学部附属病院/横浜市立大学附属市民総合医療センター***
【栄誉賞・学会賞・学術賞】
小豆島 健護
学術賞「組織レニン-アンジオテンシン系に着目した高血圧関連生活習慣病に対する新規治療戦略の確立」
【Young Investigator’s Award(YIA)】
田口 慎也
最優秀賞「皮膚組織レニン-アンジオテンシン系(RAS)に着目した高血圧の新規病態解明」
【司会】
田村 功一
シンポジウム13:「CKM症候群における降圧治療戦略」
平和 伸仁(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
シンポジウム8:「降圧目標は脳心血管病リスクや合併症により異なるか?」
教育講演13:「腎血管性高血圧 どのように診断して管理するべきか」
涌井 広道
SHR(Splendid basic Hypertension Research Award)賞選考セッション
一般演題(口演)5:腎臓1
小豆島 健護
Under45委員会企画:未来創造カフェ
金口 翔(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
一般演題(口演)14:腎臓2
【シンポジウム・講演】
平和 伸仁(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
シンポジウム9:降圧薬の選択の進め方と併用療法:アップデート「降圧薬選択における利尿薬の併用療法」
ランチョンセミナー1:最新の高血圧・心不全ガイドラインのポイントを理解する
「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)を理解する」
小豆島 健護
シンポジウム16:知っておきたい最近話題の高血圧成因「高血圧における皮膚組織レニン-アンジオテンシン系の病態生理学的意義」
田口 慎也
Hypertension Research Update and Perspectives 2025「基礎分野」
【一般演題(口演発表)】
古田 里華
「原発性アルドステロン症においてACTH負荷後の血漿アルドステロン濃度変化率は腎機能および足関節上腕血圧比と相関する」
【一般演題(ポスター発表)】
川副 健太郎
「塩分感受性高血圧における皮膚組織RASの病態生理学的意義の検討」
権代 悠人
楠 正聡(横浜市立大学医学部医学科)
「常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)モデルマウスを用いた乳酸代謝異常に着目した病態解明と高血圧を含む合併症への影響の検討」
加藤 大智(横浜市立大学医学部医学科)
「高血圧自然発症ラットにおける皮膚組織レニン-アンジオテンシン系、および天然繊維由来抽出液Xによる降圧効果の検討」
***横浜市立大学協力施設(田村功一主任教授共同演者演題)***
【シンポジウム・講演】
小林 一雄(腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし 院長)
スポンサードシンポジウム10:疫学×臨床データで紐解く高血圧治療 ~最新エビデンスから課題と解決策を探る~「日本における高血圧管理の現状と課題 ~疫学データから見えること~」(演者、ディスカッサント)
【一般演題(口演発表)】
小林 一雄(腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし 院長)
「サクビトリルバルサルタン投与によって顕著に蛋白尿・アルブミン尿が増悪した9症例の特徴」
千葉 恭司(国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院)
「高食塩摂取での管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタンとサイアザイド系利尿薬の比較」
当教室からは、リサーチクラークシップの学生さん2名(加藤 大智さん、楠 正聡さん)も含め多くの演題発表を行い、会場では活発な議論が交わされ大変盛況でした。
今学会において、小豆島 健護講師が日本高血圧学会 学術賞※1を、田口 慎也助教がYoung Investigator’s Award(YIA)※2 最優秀賞を受賞されました。
誠におめでとうございます! また、2028年9月15日(金)~9月17日(日)に予定されている50回日本高血圧学会総会は、田村 功一主任教授が大会長を務められ、当教室主催の下でパシフィコ横浜にて開催予定です!
※1 日本高血圧学会 学術賞 高血圧学の進歩に寄与する顕著な研究を発表し、将来発展の期待される研究者に対して授与される賞。
※2 Young Investigator’s Award(YIA) 独創的な研究の奨励と若手研究者の育成を目的に、国内外の雑誌でpeer reviewを経て掲載された論文の著者で、将来さらに発展が期待される研究者に対し授与される賞。
小豆島 健護講師(日本高血圧学会 学術賞 授賞式)

田口 慎也助教(YIA 最優秀賞 授賞式)

学会後の慰労会

***横浜市立大学医学部附属病院/横浜市立大学附属市民総合医療センター***
【栄誉賞・学会賞・学術賞】
小豆島 健護
学術賞「組織レニン-アンジオテンシン系に着目した高血圧関連生活習慣病に対する新規治療戦略の確立」
【Young Investigator’s Award(YIA)】
田口 慎也
最優秀賞「皮膚組織レニン-アンジオテンシン系(RAS)に着目した高血圧の新規病態解明」
【司会】
田村 功一
シンポジウム13:「CKM症候群における降圧治療戦略」
平和 伸仁(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
シンポジウム8:「降圧目標は脳心血管病リスクや合併症により異なるか?」
教育講演13:「腎血管性高血圧 どのように診断して管理するべきか」
涌井 広道
SHR(Splendid basic Hypertension Research Award)賞選考セッション
一般演題(口演)5:腎臓1
小豆島 健護
Under45委員会企画:未来創造カフェ
金口 翔(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
一般演題(口演)14:腎臓2
【シンポジウム・講演】
平和 伸仁(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
シンポジウム9:降圧薬の選択の進め方と併用療法:アップデート「降圧薬選択における利尿薬の併用療法」
ランチョンセミナー1:最新の高血圧・心不全ガイドラインのポイントを理解する
「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)を理解する」
小豆島 健護
シンポジウム16:知っておきたい最近話題の高血圧成因「高血圧における皮膚組織レニン-アンジオテンシン系の病態生理学的意義」
田口 慎也
Hypertension Research Update and Perspectives 2025「基礎分野」
【一般演題(口演発表)】
古田 里華
「原発性アルドステロン症においてACTH負荷後の血漿アルドステロン濃度変化率は腎機能および足関節上腕血圧比と相関する」
【一般演題(ポスター発表)】
川副 健太郎
「塩分感受性高血圧における皮膚組織RASの病態生理学的意義の検討」
権代 悠人
楠 正聡(横浜市立大学医学部医学科)
「常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)モデルマウスを用いた乳酸代謝異常に着目した病態解明と高血圧を含む合併症への影響の検討」
加藤 大智(横浜市立大学医学部医学科)
「高血圧自然発症ラットにおける皮膚組織レニン-アンジオテンシン系、および天然繊維由来抽出液Xによる降圧効果の検討」
***横浜市立大学協力施設(田村功一主任教授共同演者演題)***
【シンポジウム・講演】
小林 一雄(腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし 院長)
スポンサードシンポジウム10:疫学×臨床データで紐解く高血圧治療 ~最新エビデンスから課題と解決策を探る~「日本における高血圧管理の現状と課題 ~疫学データから見えること~」(演者、ディスカッサント)
【一般演題(口演発表)】
小林 一雄(腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし 院長)
「サクビトリルバルサルタン投与によって顕著に蛋白尿・アルブミン尿が増悪した9症例の特徴」
千葉 恭司(国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院)
「高食塩摂取での管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタンとサイアザイド系利尿薬の比較」
田村功一が大会長を務める第55回日本腎臓学会東部学術大会が2025年9月27日(土)~28日(日)にパシフィコ横浜ノースにて開催されました(第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)と同時開催!)。
2025.10.22
田村功一が大会長を務める第55回日本腎臓学会東部学術大会が2025年9月27日(土)~28日(日)にパシフィコ横浜ノースにて開催されました(第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)と同時開催!)。
「現地開催+オンデマンド配信」形式としましたが、会場は参加者で大賑わいとなり、参加登録者合計2586名と大盛況の大会となりました。
本大会開催にあたってお力添えをいただきました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
また、横浜市立大学医学部/附属病院および横浜市立大学協力施設からも数多くの発表がありました。
大会長・副大会長講演後
緒方先生(副大会長)、岡田先生(司会)、田村教授

田村教授、松尾先生、柏原先生、南學先生

第55回日本腎臓学会東部学術大会閉会式後集合写真

***横浜市立大学医学部附属病院/横浜市立大学附属市民総合医療センター***
【大会長講演】
田村 功一
「新時代の腎臓病・高血圧研究と診療の高みをめざす - 心腎代謝連関病の統合的理解と包括的治療戦略探求」
【大会企画】
平和 伸仁(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
高血圧ガイドライン2025と腎臓病診療「JSH2025ガイドライン改定のポイント」
【司会】
田村 功一
理事長講演:「腎臓病学の未来:Innovation, Integration, Excellence」
招請講演1:「知とイノベーションのコモンズとしての大学―ユニバーシティー3.0を目指して」
特別講演:「心腎代謝連関病から腎臓難病への回帰」
平和 伸仁 (横浜市立大学附属市民総合医療センター)
口演:血液浄化療法・血液透析
涌井 広道
大会企画:高血圧ガイドライン2025と腎臓病診療
金岡 知彦
ポスター発表:高血圧・腎硬化症・腎動脈狭窄1
【一般演題(口演発表)】
藤森 日彩(横浜市立大学附属病院初期研修医)
「肺胞出血を併発する急速進行性糸球体腎炎を呈した若年外国人男性の一例」
納所直宏
「透析依存状態でタブネオス併用療法を開始した顕微鏡的多発血管炎の一例」
菅野 拓哉
「不明熱を伴うネフローゼ症候群を契機に診断された血管内大細胞型B細胞性リンパ腫の一例」
金口 翔( 横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「透析離脱の判断に腎生検が有用であった若年の悪性高血圧の一例」
【演題(ポスター発表)】
島田 悠史
「抗GBM抗体陽性AKIを呈した強皮症腎クリーゼの一例」
小林 竜
「厚労省-横浜CKD診療連携モデル事業における「金沢区」先行モデルの検討」
安倍 大晴
「酵素補充療法施行下に突然死の転帰に至った古典的Fabry病維持透析患者の臨床的・病理学的検討」
古宮 士朗 (横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「シェーグレン症候群に伴う間質性腎炎,尿細管性アシドーシスにステロイド投与が効果的であった一例」
秩父 陽香(横浜市立大学移民総合医療センター)
「免疫抑制薬を使用中の末期腎不全患者で,透析導入翌日に可逆性後頭葉白質脳症症候群(PRES)を発症した一例」
角 杏也奈(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「強皮症腎クリーゼに血栓性微小血管症(TMA)を発症し,末期腎不全に至った一例」
***横浜市立大学協力施設(田村功一主任教授共同演者演題)***
【司会】
坂 早苗 (済生会横浜市南部病院)
ポスター発表:IgA腎症
酒井 政司(藤沢市民病院)
口演:ネフローゼ症候群2
安藤大作(国際親善総合病院)
ポスター発表:ANCA関連血管炎・腎炎5
押川 仁(栄共済病院)
日本腎臓学会・日本臨床内科医会合同企画
押川 仁(栄共済病院)
口演:血液浄化療法・血液透析
金井 大輔(南共済病院)
ポスター発表:TMA1
【口演発表】
三橋 洋 (横浜じんせい病院)
「透析掻痒症に対するジフェリケファリン酢酸塩の使用経験」
藤村 実穂(南共済病院)
「プロテイナーゼ処理後にIgG染色が陽性となり特発性膜性腎症と診断できた一例」
宮澤 侑希(横須賀市立市民病院 初期研修医)
「緊急手術後の高ナトリウム血症で判明した腎性尿崩症の一例」
齊藤孝宏(横須賀市立総合医療センター 腎臓内科)
「甲状腺乳頭癌摘出後に自然寛解した緩徐進行型ANCA関連血管炎の一例」
小林 大河 (茅ヶ崎市立病院)
「乳癌加療中に合併した後天性血栓性血小板減少性紫斑病の1例」
【ポスター発表】
石井 健夫(善仁会 横浜第一病院)
「血液透析患者における推定食塩摂取量(eSALT)と栄養状態の関連調査:縦断的解析」
高野 珠衣(大森赤十字病院)
「ステロイド治療後に大腿骨頭壊死を発症しリツキシマブ単剤で寛解を維持できた顕微鏡的多発血管炎の一例」
吉浦 辰徳(横浜医療センター)
「脂質異常症の治療強化後に完全寛解となったネフローゼ症候群の一例」
北地 大祐(大森赤十字病院)
「遺伝子解析により遺伝性巣状糸球体硬化症(FSGS)が明らかとなり治療や予後予測の展望が得られた一例」
三浦 隆彦(茅ヶ崎市立病院)
「抗GBM抗体陽性急速進行性糸球体腎炎の4症例にみる治療反応と予後」
佐藤 隆太(横須賀市立市民病院 初期研修医)
「嘔気・食思不振を呈した腎性低尿酸血症を伴う運動後急性腎不全の一例」
小澤 萌枝(済生会横浜市南部病院)
「紅麹サプリメント中止1年後の2症例の腎転帰」
飯田 雅史 (横須賀市立市民病院)
「長期のワルファリン内服にて左心耳・左室内血栓が消失した維持透析患者の一例」
池谷 雄祐 (横須賀市立市民病院)
「セフトリアキソン投与後胆嚢炎を発症し術後PMXとCHDFにより改善をみた一例」
「現地開催+オンデマンド配信」形式としましたが、会場は参加者で大賑わいとなり、参加登録者合計2586名と大盛況の大会となりました。
本大会開催にあたってお力添えをいただきました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
また、横浜市立大学医学部/附属病院および横浜市立大学協力施設からも数多くの発表がありました。
大会長・副大会長講演後
緒方先生(副大会長)、岡田先生(司会)、田村教授

田村教授、松尾先生、柏原先生、南學先生

第55回日本腎臓学会東部学術大会閉会式後集合写真

***横浜市立大学医学部附属病院/横浜市立大学附属市民総合医療センター***
【大会長講演】
田村 功一
「新時代の腎臓病・高血圧研究と診療の高みをめざす - 心腎代謝連関病の統合的理解と包括的治療戦略探求」
【大会企画】
平和 伸仁(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
高血圧ガイドライン2025と腎臓病診療「JSH2025ガイドライン改定のポイント」
【司会】
田村 功一
理事長講演:「腎臓病学の未来:Innovation, Integration, Excellence」
招請講演1:「知とイノベーションのコモンズとしての大学―ユニバーシティー3.0を目指して」
特別講演:「心腎代謝連関病から腎臓難病への回帰」
平和 伸仁 (横浜市立大学附属市民総合医療センター)
口演:血液浄化療法・血液透析
涌井 広道
大会企画:高血圧ガイドライン2025と腎臓病診療
金岡 知彦
ポスター発表:高血圧・腎硬化症・腎動脈狭窄1
【一般演題(口演発表)】
藤森 日彩(横浜市立大学附属病院初期研修医)
「肺胞出血を併発する急速進行性糸球体腎炎を呈した若年外国人男性の一例」
納所直宏
「透析依存状態でタブネオス併用療法を開始した顕微鏡的多発血管炎の一例」
菅野 拓哉
「不明熱を伴うネフローゼ症候群を契機に診断された血管内大細胞型B細胞性リンパ腫の一例」
金口 翔( 横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「透析離脱の判断に腎生検が有用であった若年の悪性高血圧の一例」
【演題(ポスター発表)】
島田 悠史
「抗GBM抗体陽性AKIを呈した強皮症腎クリーゼの一例」
小林 竜
「厚労省-横浜CKD診療連携モデル事業における「金沢区」先行モデルの検討」
安倍 大晴
「酵素補充療法施行下に突然死の転帰に至った古典的Fabry病維持透析患者の臨床的・病理学的検討」
古宮 士朗 (横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「シェーグレン症候群に伴う間質性腎炎,尿細管性アシドーシスにステロイド投与が効果的であった一例」
秩父 陽香(横浜市立大学移民総合医療センター)
「免疫抑制薬を使用中の末期腎不全患者で,透析導入翌日に可逆性後頭葉白質脳症症候群(PRES)を発症した一例」
角 杏也奈(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「強皮症腎クリーゼに血栓性微小血管症(TMA)を発症し,末期腎不全に至った一例」
***横浜市立大学協力施設(田村功一主任教授共同演者演題)***
【司会】
坂 早苗 (済生会横浜市南部病院)
ポスター発表:IgA腎症
酒井 政司(藤沢市民病院)
口演:ネフローゼ症候群2
安藤大作(国際親善総合病院)
ポスター発表:ANCA関連血管炎・腎炎5
押川 仁(栄共済病院)
日本腎臓学会・日本臨床内科医会合同企画
押川 仁(栄共済病院)
口演:血液浄化療法・血液透析
金井 大輔(南共済病院)
ポスター発表:TMA1
【口演発表】
三橋 洋 (横浜じんせい病院)
「透析掻痒症に対するジフェリケファリン酢酸塩の使用経験」
藤村 実穂(南共済病院)
「プロテイナーゼ処理後にIgG染色が陽性となり特発性膜性腎症と診断できた一例」
宮澤 侑希(横須賀市立市民病院 初期研修医)
「緊急手術後の高ナトリウム血症で判明した腎性尿崩症の一例」
齊藤孝宏(横須賀市立総合医療センター 腎臓内科)
「甲状腺乳頭癌摘出後に自然寛解した緩徐進行型ANCA関連血管炎の一例」
小林 大河 (茅ヶ崎市立病院)
「乳癌加療中に合併した後天性血栓性血小板減少性紫斑病の1例」
【ポスター発表】
石井 健夫(善仁会 横浜第一病院)
「血液透析患者における推定食塩摂取量(eSALT)と栄養状態の関連調査:縦断的解析」
高野 珠衣(大森赤十字病院)
「ステロイド治療後に大腿骨頭壊死を発症しリツキシマブ単剤で寛解を維持できた顕微鏡的多発血管炎の一例」
吉浦 辰徳(横浜医療センター)
「脂質異常症の治療強化後に完全寛解となったネフローゼ症候群の一例」
北地 大祐(大森赤十字病院)
「遺伝子解析により遺伝性巣状糸球体硬化症(FSGS)が明らかとなり治療や予後予測の展望が得られた一例」
三浦 隆彦(茅ヶ崎市立病院)
「抗GBM抗体陽性急速進行性糸球体腎炎の4症例にみる治療反応と予後」
佐藤 隆太(横須賀市立市民病院 初期研修医)
「嘔気・食思不振を呈した腎性低尿酸血症を伴う運動後急性腎不全の一例」
小澤 萌枝(済生会横浜市南部病院)
「紅麹サプリメント中止1年後の2症例の腎転帰」
飯田 雅史 (横須賀市立市民病院)
「長期のワルファリン内服にて左心耳・左室内血栓が消失した維持透析患者の一例」
池谷 雄祐 (横須賀市立市民病院)
「セフトリアキソン投与後胆嚢炎を発症し術後PMXとCHDFにより改善をみた一例」
2025年10月18日(土)に海の公園で開催された第51回金沢まつりいきいきフェスタに横浜市立大学附属病院腎臓・高血圧内科 小林竜診療講師、田中翔平助教らが参加し、山中竹春横浜市長も激励訪問されました
2025.10.21
厚生労働省令和5年度「慢性腎臓病(CKD)重症化予防のための診療体制構築及び多職種連携モデル事業」として横浜市立大学が採択されて発足した横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会では、同協議会の田村功一会長を中心に新たな国民病のひとつとも言われる「慢性腎臓病(CKD)」の啓発活動に取り組んでおり、慢性腎臓病(CKD)で重要な指標とされている「GFR(糸球体濾過量)」の値への注意喚起・呼びかけをしております。
「GFR値59以下の方は、お医者さんにご相談を」というメッセージを広めることで、「早期発見し、早期に治療をはじめることで、慢性腎臓病(CKD)の進行を防ぐことが期待されます。
まずは自分の腎機能が正常なのかどうかを知ることが第一歩ですので、2025年10月18日(土)に海の公園で開催された第51回金沢まつりいきいきフェスタでは、昨年に引き続き、その場では簡単な血液検査をして、「血清クレアチニン値」・「eGFR値」を測定し、その結果をもとに横浜市立大学附属病院腎臓・高血圧内科 小林竜医師、田中翔平医師らが医療相談を行うという啓発活動を展開しました。
今回は、定員を超える45名の参加者がおり、大変盛況でした。
そして、当日は山中竹春横浜市長も横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会による啓発活動の会場を激励訪問されました。
写真1:医療相談する田中翔平医師(左)と血清クレアチニン測定をする木村悟医師(右)

写真2:山中竹春市長(左)と小林竜医師(右)

「GFR値59以下の方は、お医者さんにご相談を」というメッセージを広めることで、「早期発見し、早期に治療をはじめることで、慢性腎臓病(CKD)の進行を防ぐことが期待されます。
まずは自分の腎機能が正常なのかどうかを知ることが第一歩ですので、2025年10月18日(土)に海の公園で開催された第51回金沢まつりいきいきフェスタでは、昨年に引き続き、その場では簡単な血液検査をして、「血清クレアチニン値」・「eGFR値」を測定し、その結果をもとに横浜市立大学附属病院腎臓・高血圧内科 小林竜医師、田中翔平医師らが医療相談を行うという啓発活動を展開しました。
今回は、定員を超える45名の参加者がおり、大変盛況でした。
そして、当日は山中竹春横浜市長も横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会による啓発活動の会場を激励訪問されました。
写真1:医療相談する田中翔平医師(左)と血清クレアチニン測定をする木村悟医師(右)

写真2:山中竹春市長(左)と小林竜医師(右)

日本内分泌学会 創設100周年記念事業「みんなの声」に動画を投稿しました!
2025.10.17
日本内分泌学会は2026年に創立100周年を迎えます。
創立100周年記念事業の一環として、全国の学会員からの動画メッセージを集めた「みんなの声」が公開されています。
日々、「心腎代謝連関病」と対峙する当教室からも、日本内分泌学会創立100周年へのお祝いの気持ちを込めた動画メッセージを作成しました。
完成した動画は、日本内分泌学会の公式特設サイトにて公開されていますので、お時間のある時に是非ご覧いただければ幸いです。
視聴はこちらから: https://www.c-linkage.co.jp/jend100thanniv/voice/index.html
創立100周年記念事業の一環として、全国の学会員からの動画メッセージを集めた「みんなの声」が公開されています。
日々、「心腎代謝連関病」と対峙する当教室からも、日本内分泌学会創立100周年へのお祝いの気持ちを込めた動画メッセージを作成しました。
完成した動画は、日本内分泌学会の公式特設サイトにて公開されていますので、お時間のある時に是非ご覧いただければ幸いです。
視聴はこちらから: https://www.c-linkage.co.jp/jend100thanniv/voice/index.html
第51回金沢まつりいきいきフェスタ に出展します!
2025.10.15
2025年10月18日(土)に海の公園で開催されます第51回金沢まつりいきいきフェスタに横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会、横浜市立大学附属病院として出展します。
当日は、その場で簡単な血液検査をして、「血清クレアチニン値」・「eGFR値」を測定します。
測定後に、腎臓内科医が医療相談を行います(午前中は小林竜医師、午後は田中翔平医師)
血液検査受付:(1)10:00~12:00 (2)13:00~15:00 (各回先着20名)
第51回金沢まつりいきいきフェスタ
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanazawa/kurashi/kyodo_manabi/kyodo_shien/chiiki/kanazawamaturi/maturi2025/ikiikikaisai51.html
横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会では、田村功一会長を中心に新たな国民病のひとつとも言われる「慢性腎臓病(CKD)」の啓発活動に取り組んでおり、慢性腎臓病(CKD)で重要な指標とされている「GFR(糸球体濾過量)」の値への注意喚起・呼びかけをしております。
「GFR値59以下の方は、お医者さんにご相談を」というメッセージを広めることで、「早期発見し、早期に治療をはじめることで、慢性腎臓病(CKD)の進行を防ぐことが期待されます。
まずはご自身の腎機能が正常なのかどうかを知ることが第一歩ですので、その機会になればと思っています。
~お問い合わせ~
横浜市立大学附属病院 医学・病院企画課 医学・病院企画担当
TEL:045-787-2807

当日は、その場で簡単な血液検査をして、「血清クレアチニン値」・「eGFR値」を測定します。
測定後に、腎臓内科医が医療相談を行います(午前中は小林竜医師、午後は田中翔平医師)
血液検査受付:(1)10:00~12:00 (2)13:00~15:00 (各回先着20名)
第51回金沢まつりいきいきフェスタ
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanazawa/kurashi/kyodo_manabi/kyodo_shien/chiiki/kanazawamaturi/maturi2025/ikiikikaisai51.html
横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会では、田村功一会長を中心に新たな国民病のひとつとも言われる「慢性腎臓病(CKD)」の啓発活動に取り組んでおり、慢性腎臓病(CKD)で重要な指標とされている「GFR(糸球体濾過量)」の値への注意喚起・呼びかけをしております。
「GFR値59以下の方は、お医者さんにご相談を」というメッセージを広めることで、「早期発見し、早期に治療をはじめることで、慢性腎臓病(CKD)の進行を防ぐことが期待されます。
まずはご自身の腎機能が正常なのかどうかを知ることが第一歩ですので、その機会になればと思っています。
~お問い合わせ~
横浜市立大学附属病院 医学・病院企画課 医学・病院企画担当
TEL:045-787-2807

小林竜診療講師らが、腹膜透析・血液透析併用療法中の患者に多発性骨髄腫が併発した症例について、日本透析医学会英文誌であるRenal Replacement Therapyに報告
2025.10.14
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科の小林竜診療講師らは、腹膜透析・血液透析併用療法中の患者に多発性骨髄腫が併発した症例について、日本透析医学会英文誌であるRenal Replacement Therapyに報告しました。
β2-マイクログロブリンは透析療法の指標の一つですが、除去不足のみならず産生亢進によっても上昇するので、透析療法に従事する腎臓内科医にとって、本症例報告から学ぶことは多いと考えられます。
本研究成果は「日本透析医学会英文誌 Renal Replacement Therapy」誌に掲載されました(2025年10月12日公開)。
《論文情報》
タイトル:An educational case of multiple myeloma in a patient undergoing peritoneal dialysis: The significance of β2‑microgloblin
著者:Ryu Kobayashi, Hiromichi Wakui, Yoshitaka Ishibashi and Kouichi Tamura
掲載雑誌:Renal Replacement Therapy
https://link.springer.com/article/10.1186/s41100-025-00677-w
β2-マイクログロブリンは透析療法の指標の一つですが、除去不足のみならず産生亢進によっても上昇するので、透析療法に従事する腎臓内科医にとって、本症例報告から学ぶことは多いと考えられます。
本研究成果は「日本透析医学会英文誌 Renal Replacement Therapy」誌に掲載されました(2025年10月12日公開)。
《論文情報》
タイトル:An educational case of multiple myeloma in a patient undergoing peritoneal dialysis: The significance of β2‑microgloblin
著者:Ryu Kobayashi, Hiromichi Wakui, Yoshitaka Ishibashi and Kouichi Tamura
掲載雑誌:Renal Replacement Therapy
https://link.springer.com/article/10.1186/s41100-025-00677-w
11月6日木曜日19:00~20:00 CKD診療連携の再構築「若手医師と考える紹介・逆紹介のあり方」が開催されます
2025.10.10
【Special Lecture 19:00~19:30】
SGLT2阻害薬:CKD診療への果敢な挑戦~蛋白尿陰性でも腎保護は可能か?~
座長:田村 功一 先生
横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科 主任教授
演者:松井 勝 先生
奈良県立医科大学 腎臓内科学講座 助教
【Discussion 19:30~20:00】
円滑な2人主治医制を目指して
座長:坂 早苗 先生
済生会横浜市南部病院 腎臓高血圧内科 部長
パネリスト:内山 友輔 先生
藤沢市民病院 腎臓内科
江藤 陽香 先生
横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科
田村教授より、特に若手の先生方にご参加・ご視聴いただきたいとコメントいただいております。
皆さま、奮ってご参加ください!

SGLT2阻害薬:CKD診療への果敢な挑戦~蛋白尿陰性でも腎保護は可能か?~
座長:田村 功一 先生
横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科 主任教授
演者:松井 勝 先生
奈良県立医科大学 腎臓内科学講座 助教
【Discussion 19:30~20:00】
円滑な2人主治医制を目指して
座長:坂 早苗 先生
済生会横浜市南部病院 腎臓高血圧内科 部長
パネリスト:内山 友輔 先生
藤沢市民病院 腎臓内科
江藤 陽香 先生
横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科
田村教授より、特に若手の先生方にご参加・ご視聴いただきたいとコメントいただいております。
皆さま、奮ってご参加ください!

小豆島健護講師が第29回高峰譲吉研究奨励賞を受賞されました
2025.10.9
2025年9月27日(土)・28日(日)に開催された第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会 (大会長:田村功一主任教授)にて、当教室の小豆島健護講師が高峰譲吉研究奨励賞を受賞されました。
高峰譲吉研究奨励賞は、心血管内分泌代謝学の分野において卓越した業績を有する国内の心血管内分泌代謝学会の発展への貢献が期待できる将来のリーダー候補者に授与されるもので、教室内では田村功一主任教授が2008年に第12回高峰譲吉研究奨励賞を受賞されて以来の快挙となります。

【受賞研究テーマ】
心・腎・内分泌・代謝疾患の新規治療戦略としての組織レニン-アンジオテンシン系
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会ウェブサイト: https://www.m-toyou.com/cvem2025/index.html
日本心血管代謝内分泌学会ウェブサイト: https://square.umin.ac.jp/cvem/index.html
高峰譲吉研究奨励賞は、心血管内分泌代謝学の分野において卓越した業績を有する国内の心血管内分泌代謝学会の発展への貢献が期待できる将来のリーダー候補者に授与されるもので、教室内では田村功一主任教授が2008年に第12回高峰譲吉研究奨励賞を受賞されて以来の快挙となります。

【受賞研究テーマ】
心・腎・内分泌・代謝疾患の新規治療戦略としての組織レニン-アンジオテンシン系
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会ウェブサイト: https://www.m-toyou.com/cvem2025/index.html
日本心血管代謝内分泌学会ウェブサイト: https://square.umin.ac.jp/cvem/index.html
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)を主催し、当教室からも多くの受賞、発表がありました
2025.10.7
2025年9月27日(土)・28日(日)の2日間にわたってパシフィコ横浜ノースにて第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会 (CVEM2025)を開催いたしました。
大会長は田村功一主任教授が務められ、2014年に梅村敏前主任教授(現横浜市立大学名誉教授)が会長として第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会を主催してから11年振りの横浜での開催となりました。
当教室の小豆島健護講師が高峰譲吉研究奨励賞を受賞されました。
また田口慎也助教が若手研究助成(YIG)に採択され、研究テーマについて計画発表を行いました。
また、新たな取り組みとして今回から開始したポスター賞では、春名愛子大学院生および山田大雅先生が受賞しました。
その他にも下記の通り、当教室から多くの発表があり、大変盛況のうちに閉会となりました。
【高峰譲吉研究奨励賞】
小豆島 健護(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「心・腎・内分泌・代謝疾患の新規治療戦略としての組織レニン-アンジオテンシン系」
【YIG計画発表】
田口 慎也(横浜市立大学先端医科学研究センター/横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「皮膚組織レニン・アンジオテンシン系に着目した高血圧の新規病態解明」
【ポスター賞】
春名 愛子(横浜市立大学附属市民総合医療センター腎臓・高血圧内科)
「炎症性腸疾患患者における腎機能低下および急性腎障害のリスクに関する検討」
山田 大雅(茅ヶ崎市立病院腎臓内科)
「クローン病に対する腸管切除後の長期経過中に低Mg 血症が遷延した一例」
【共済セミナー】
塚本 俊一郎(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「高血圧管理におけるMR阻害薬の位置づけと最新エビデンス」
【一般演題(ポスター)】
今坂 麻美(厚済会上大岡仁正クリニック)
「透析患者におけるABI と下肢血流量の関連」
石賀 浩平(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「高度慢性腎臓病患者におけるアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬の診察室外血圧への効果と安全性」
栗田 智子(厚済会上大岡仁正クリニック)
「当院における維持透析患者へのロモソズマブ投与とイバンドロン酸後療法の骨代謝評価」
金口 翔(横浜市立大学附属市民総合医療センター腎臓・高血圧内科)
「Design and methods of Japan Kidney Association-Pemafibrate Intervention for Chronic Kidney Disease patients Study」
川井 有紀(済生会横浜市南部病院腎臓高血圧内科)
「活性型ビタミンD3 製剤による急性腎障害リスクの評価:医薬品副作用報告データベースを用いた検討」
藤原 直樹(横浜市立大学附属病院循環器・腎臓・高血圧内科学)
「生活習慣病患者における倦怠感をマルチオミクス解析により可視化する」
千葉 恭司(横浜栄共済病院腎臓内科)
「塩分摂取別にみた管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタンとサイアザイド系利尿薬の比較」
古田 里華(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「原発性アルドステロン症患者におけるACTH 負荷後血漿アルドステロン濃度変化率の臨床的意義の検討」
川副 健太郎(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学/東京女子医科大学医学部内科系専攻腎臓内科学分野)
「塩分感受性高血圧における皮膚組織RAS の病態生理学的意義の検討」
高見 愛由弥(横須賀市立市民病院腎臓内科)
「運動後急性腎不全をきたした腎性低尿酸血症の一例」
金岡 知彦(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「食事性低血圧を起こした血液透析患者の一例」
澁谷 研(大森赤十字病院腎高血圧内科)
「マンガン代謝異常に伴うと思われる後天性肝脳変性症の3 例」
德永 勇人(横浜南共済病院)
「抗GBM 抗体とMPO-ANCA が共に陽性であった急速進行性糸球体腎炎の一例」
赤星 志織(藤沢市民病院腎臓内科/茅ヶ崎市立病院腎臓内科)
「意識障害を呈した高Ca 血症から診断に至ったPTHrP 産生卵巣腺癌の一例」

第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会ウェブサイト: https://www.m-toyou.com/cvem2025/index.html
大会長は田村功一主任教授が務められ、2014年に梅村敏前主任教授(現横浜市立大学名誉教授)が会長として第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会を主催してから11年振りの横浜での開催となりました。
当教室の小豆島健護講師が高峰譲吉研究奨励賞を受賞されました。
また田口慎也助教が若手研究助成(YIG)に採択され、研究テーマについて計画発表を行いました。
また、新たな取り組みとして今回から開始したポスター賞では、春名愛子大学院生および山田大雅先生が受賞しました。
その他にも下記の通り、当教室から多くの発表があり、大変盛況のうちに閉会となりました。
【高峰譲吉研究奨励賞】
小豆島 健護(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「心・腎・内分泌・代謝疾患の新規治療戦略としての組織レニン-アンジオテンシン系」
【YIG計画発表】
田口 慎也(横浜市立大学先端医科学研究センター/横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「皮膚組織レニン・アンジオテンシン系に着目した高血圧の新規病態解明」
【ポスター賞】
春名 愛子(横浜市立大学附属市民総合医療センター腎臓・高血圧内科)
「炎症性腸疾患患者における腎機能低下および急性腎障害のリスクに関する検討」
山田 大雅(茅ヶ崎市立病院腎臓内科)
「クローン病に対する腸管切除後の長期経過中に低Mg 血症が遷延した一例」
【共済セミナー】
塚本 俊一郎(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「高血圧管理におけるMR阻害薬の位置づけと最新エビデンス」
【一般演題(ポスター)】
今坂 麻美(厚済会上大岡仁正クリニック)
「透析患者におけるABI と下肢血流量の関連」
石賀 浩平(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「高度慢性腎臓病患者におけるアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬の診察室外血圧への効果と安全性」
栗田 智子(厚済会上大岡仁正クリニック)
「当院における維持透析患者へのロモソズマブ投与とイバンドロン酸後療法の骨代謝評価」
金口 翔(横浜市立大学附属市民総合医療センター腎臓・高血圧内科)
「Design and methods of Japan Kidney Association-Pemafibrate Intervention for Chronic Kidney Disease patients Study」
川井 有紀(済生会横浜市南部病院腎臓高血圧内科)
「活性型ビタミンD3 製剤による急性腎障害リスクの評価:医薬品副作用報告データベースを用いた検討」
藤原 直樹(横浜市立大学附属病院循環器・腎臓・高血圧内科学)
「生活習慣病患者における倦怠感をマルチオミクス解析により可視化する」
千葉 恭司(横浜栄共済病院腎臓内科)
「塩分摂取別にみた管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタンとサイアザイド系利尿薬の比較」
古田 里華(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「原発性アルドステロン症患者におけるACTH 負荷後血漿アルドステロン濃度変化率の臨床的意義の検討」
川副 健太郎(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学/東京女子医科大学医学部内科系専攻腎臓内科学分野)
「塩分感受性高血圧における皮膚組織RAS の病態生理学的意義の検討」
高見 愛由弥(横須賀市立市民病院腎臓内科)
「運動後急性腎不全をきたした腎性低尿酸血症の一例」
金岡 知彦(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
「食事性低血圧を起こした血液透析患者の一例」
澁谷 研(大森赤十字病院腎高血圧内科)
「マンガン代謝異常に伴うと思われる後天性肝脳変性症の3 例」
德永 勇人(横浜南共済病院)
「抗GBM 抗体とMPO-ANCA が共に陽性であった急速進行性糸球体腎炎の一例」
赤星 志織(藤沢市民病院腎臓内科/茅ヶ崎市立病院腎臓内科)
「意識障害を呈した高Ca 血症から診断に至ったPTHrP 産生卵巣腺癌の一例」

第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会ウェブサイト: https://www.m-toyou.com/cvem2025/index.html
当教室主催による第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025: 2025年9月27日(土)-28日(日) パシフィコ横浜ノース)の参加登録が開始されました
2025.9.7
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)のWEB参加登録開始のご案内(参加登録費は会員・非会員ともに同一です):
オンライン参加登録
2025年9月5日(金)10:00~9月28日(日)15:00
★参加登録はこちらから
https://www.m-toyou.com/cvem2025/registration.html
2025年9月27日(土)・28日(日)の2日間にわたってパシフィコ横浜ノースにて第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)を開催させていただきます。
本学会が横浜で開催されるのは、当教室前任の主任教授の梅村 敏横浜市立大学名誉教授が会長として2014年11月21日(金)・22日(土)に横浜市開港記念会館にて第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会を開催してから11年振りとなります。
2028年に創立100周年を迎える横浜市立大学の掲げる「伝統と革新の、その先へ」とも連動した「心腎代謝連関の研究と臨床:伝統と革新の、その先へ」を今回CVEM2025のテーマとし、CVEMとそれを取り巻く幅広い最先端の基礎・トランスレーショナル・臨床研究を取り上げます。
高齢化の進展と相まって近年著しい増加傾向にある高血圧、糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの代謝疾患、脳心血管病、腎臓病は互いに影響し合って共通の病態基盤を形成しており、一体的に“心腎代謝連関病”として捉え、 各病態に対する個別的対応とともに包括的対応による病態連関制御が重要であると考えられます。
この増大しつつある"心腎代謝連関病”は、"フレイル・転倒・認知症"とも関連しています。
そこで、CVEM2025は、これらを克服して健康長寿のさらなる向上を図るため、様々な臓器による心血管内分泌代謝の恒常性維持機構と破綻病態を見渡してともに検討し、CVEMの将来像も含めて議論する領域横断的な総会にいたします。
CVEM2025では「高齢化社会の心腎代謝連関病に対する未病からの基礎研究-ICT/IoT/EHR/PHR/RWD/AI利活用-診療連携体制構築へのシームレスな研究展開を軸に健康長寿向上を図る!」ことをめざします。
そのため、CVEM2025では"心腎代謝連関病”と"フレイル・転倒・認知症"の両者の制御を見据え、プログラムは、心血管内分泌代謝領域及び医工連携領域を包含した特別企画・講演、シンポジウム、ワークショップ、口演・ポスターセッション、YIA、協賛セミナーを設ける予定です。
夜景のイルミネーションもまばゆい横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜ノースで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
参加登録費は会員・非会員ともに同一ですので、多くの皆様の御登録とご参加をお待ちしています。
何卒宜しくお願い申し上げます。
開催形式は現地開催のみです。
以下の内容をご確認いただき、ご登録をお願いいたします。
オンライン参加登録
2025年9月5日(金)10:00~9月28日(日)15:00
※クレジットカードでの支払いができます。
※会場での参加登録受付は行いませんので、必ずオンライン参加登録を行ってください。
オンライン参加登録お申込の皆様は、参加登録のマイページにログインしてスマートフォン等の端末でQR コードを表示していただくか、プリントアウトして現地会場の参加受付にお持ちください。
QR コードの読み取りを行い、参加証(ネームカード)、プログラム集をお渡しいたします。
詳しくは、以下の日本心血管内分泌代謝学会(CVEM)(日本内分泌学会分科会)のホームページを参照ください。
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025): https://www.m-toyou.com/cvem2025/index.html
日時:2025年9月27日(土)・28日(日)
開催形式:現地開催(対面形式)
会場:パシフィコ横浜 ノース; https://www.pacifico.co.jp/guide/north
◆お問合せ先
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会 運営事務局
株式会社メディカル東友 コンベンション事業部
〒243-0013 神奈川県厚木泉町3-14 東友ビル8階
TEL: 046-220-1705 FAX: 046-220-1706
オンライン参加登録
2025年9月5日(金)10:00~9月28日(日)15:00
★参加登録はこちらから
https://www.m-toyou.com/cvem2025/registration.html
2025年9月27日(土)・28日(日)の2日間にわたってパシフィコ横浜ノースにて第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025)を開催させていただきます。
本学会が横浜で開催されるのは、当教室前任の主任教授の梅村 敏横浜市立大学名誉教授が会長として2014年11月21日(金)・22日(土)に横浜市開港記念会館にて第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会を開催してから11年振りとなります。
2028年に創立100周年を迎える横浜市立大学の掲げる「伝統と革新の、その先へ」とも連動した「心腎代謝連関の研究と臨床:伝統と革新の、その先へ」を今回CVEM2025のテーマとし、CVEMとそれを取り巻く幅広い最先端の基礎・トランスレーショナル・臨床研究を取り上げます。
高齢化の進展と相まって近年著しい増加傾向にある高血圧、糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの代謝疾患、脳心血管病、腎臓病は互いに影響し合って共通の病態基盤を形成しており、一体的に“心腎代謝連関病”として捉え、 各病態に対する個別的対応とともに包括的対応による病態連関制御が重要であると考えられます。
この増大しつつある"心腎代謝連関病”は、"フレイル・転倒・認知症"とも関連しています。
そこで、CVEM2025は、これらを克服して健康長寿のさらなる向上を図るため、様々な臓器による心血管内分泌代謝の恒常性維持機構と破綻病態を見渡してともに検討し、CVEMの将来像も含めて議論する領域横断的な総会にいたします。
CVEM2025では「高齢化社会の心腎代謝連関病に対する未病からの基礎研究-ICT/IoT/EHR/PHR/RWD/AI利活用-診療連携体制構築へのシームレスな研究展開を軸に健康長寿向上を図る!」ことをめざします。
そのため、CVEM2025では"心腎代謝連関病”と"フレイル・転倒・認知症"の両者の制御を見据え、プログラムは、心血管内分泌代謝領域及び医工連携領域を包含した特別企画・講演、シンポジウム、ワークショップ、口演・ポスターセッション、YIA、協賛セミナーを設ける予定です。
夜景のイルミネーションもまばゆい横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜ノースで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
参加登録費は会員・非会員ともに同一ですので、多くの皆様の御登録とご参加をお待ちしています。
何卒宜しくお願い申し上げます。
2025年9月吉日
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会
会 長 田村功一
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授
横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長
副会長 石上友章
横浜市立大学附属病院 循環器内科 教授
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会
会 長 田村功一
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授
横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長
副会長 石上友章
横浜市立大学附属病院 循環器内科 教授
開催形式は現地開催のみです。
以下の内容をご確認いただき、ご登録をお願いいたします。
オンライン参加登録
2025年9月5日(金)10:00~9月28日(日)15:00
※クレジットカードでの支払いができます。
※会場での参加登録受付は行いませんので、必ずオンライン参加登録を行ってください。
オンライン参加登録お申込の皆様は、参加登録のマイページにログインしてスマートフォン等の端末でQR コードを表示していただくか、プリントアウトして現地会場の参加受付にお持ちください。
QR コードの読み取りを行い、参加証(ネームカード)、プログラム集をお渡しいたします。
| 会員 | 8,000円(不課税) |
| 非会員 | 8,000円(消費税10%込) |
| 初期研修医および学部学生 | 無料 |
詳しくは、以下の日本心血管内分泌代謝学会(CVEM)(日本内分泌学会分科会)のホームページを参照ください。
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会(CVEM2025): https://www.m-toyou.com/cvem2025/index.html
日時:2025年9月27日(土)・28日(日)
開催形式:現地開催(対面形式)
会場:パシフィコ横浜 ノース; https://www.pacifico.co.jp/guide/north
◆お問合せ先
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会 運営事務局
株式会社メディカル東友 コンベンション事業部
〒243-0013 神奈川県厚木泉町3-14 東友ビル8階
TEL: 046-220-1705 FAX: 046-220-1706
古田里華医師、浦手進吾医学博士らの研究成果が「Scientific Reports」誌に掲載されました!
2025.8.30
加齢性腎障害は、加齢に伴って腎機能が徐々に低下し、構造的・機能的な変化を呈する状態です。
この病態形成には、炎症、酸化ストレス、細胞老化、ミトコンドリア機能障害などが関与しています。
研究グループGRは今までに、アンジオテンシンII受容体関連タンパク質(ATRAP)の欠損により加齢性腎障害が増悪することを報告してきました(Uneda K, et al. J Am Heart Assoc. 2017; 6 (8): e006120.)。
しかしながら、ATRAP発現増強が加齢性腎障害にどのような影響を与えるかは不明でした。
浦手進吾医学博士らは、腎線維化を伴う加齢腎モデルとして、アリストロキア酸腎症(AAN)が有用である可能性を報告していました(Urate S, et al. Int J Mol Sci. 2021; 22 (22): 12432.)。
今回、腎臓ATRAP高発現マウスAANモデルを用いて、加齢性腎障害におけるATRAPの機能的意義を検討しました。
その結果、ATRAP高発現により、腎臓の炎症、酸化ストレス、マクロファージ浸潤および細胞老化の抑制を認めました。
本研究の結果からATRAPが腎臓の炎症や老化に対する治療標的となる可能性が示唆されました。
本研究成果は「Scientific Reports」誌に掲載されました(2025年7月31日公開)。
論文情報
タイトル: Enhancement of angiotensin II type 1 receptor-associated protein suppresses kidney inflammation in a mouse model of aristolochic acid nephropathy.
著者: Rika Furuta*, Shingo Urate*, Hiromichi Wakui*, Tatsuki Uehara, Shunichiro Tsukamoto, Shinya Taguchi, Ryutaro Morita, Naohito Okami, Akio Yamashita, Kengo Azushima, Kouichi Tamura. *Equal contribution
掲載雑誌: Scientific Reports
DOI: 10.1038/s41598-025-08642-7
この病態形成には、炎症、酸化ストレス、細胞老化、ミトコンドリア機能障害などが関与しています。
研究グループGRは今までに、アンジオテンシンII受容体関連タンパク質(ATRAP)の欠損により加齢性腎障害が増悪することを報告してきました(Uneda K, et al. J Am Heart Assoc. 2017; 6 (8): e006120.)。
しかしながら、ATRAP発現増強が加齢性腎障害にどのような影響を与えるかは不明でした。
浦手進吾医学博士らは、腎線維化を伴う加齢腎モデルとして、アリストロキア酸腎症(AAN)が有用である可能性を報告していました(Urate S, et al. Int J Mol Sci. 2021; 22 (22): 12432.)。
今回、腎臓ATRAP高発現マウスAANモデルを用いて、加齢性腎障害におけるATRAPの機能的意義を検討しました。
その結果、ATRAP高発現により、腎臓の炎症、酸化ストレス、マクロファージ浸潤および細胞老化の抑制を認めました。
本研究の結果からATRAPが腎臓の炎症や老化に対する治療標的となる可能性が示唆されました。
本研究成果は「Scientific Reports」誌に掲載されました(2025年7月31日公開)。
論文情報
タイトル: Enhancement of angiotensin II type 1 receptor-associated protein suppresses kidney inflammation in a mouse model of aristolochic acid nephropathy.
著者: Rika Furuta*, Shingo Urate*, Hiromichi Wakui*, Tatsuki Uehara, Shunichiro Tsukamoto, Shinya Taguchi, Ryutaro Morita, Naohito Okami, Akio Yamashita, Kengo Azushima, Kouichi Tamura. *Equal contribution
掲載雑誌: Scientific Reports
DOI: 10.1038/s41598-025-08642-7
大上尚仁助教、田中翔平助教らの研究成果が、『Scientific Reports』誌に掲載されました!
2025.8.28
慢性腎臓病(CKD)は効率に高血圧を合併し、高血圧はさらにCKDを進行させ、悪循環を形成します。
アンジオテンシン受容体結合性タンパク質ATRAPは、腎尿細管に幅広く内在性発現を認め、AT1受容体のインターナリゼーションを促進することで、同受容体シグナルの過活性化を機能選択的に抑制する分子です。
研究グループGRは、以前、腎ATRAP発現のダウンレギュレーションが、上皮ナトリウムチャネル(ENaC)経路の活性化を介して、CKD病態下での高血圧発症に決定的な役割を果たしていることを報告しました(Kidney Int, 2017)。
しかしながら、CKD関連高血圧における近位尿細管のATRAPの役割はよくわかっていませんでした。
そこで今回、研究グループは、5/6腎摘に対して高血圧易発症マウスである129Svマウスを背景として近位細管特異的ATRAPトランスジェニック(PT-ATRAP Tg)マウスを作製し、CKDにおいて近位尿細管ATRAPが血圧制御に与える影響を検討しました。
その結果、近位尿細管特異的なATRAP発現増加は、5/6腎摘CKDモデルにおける高血圧の発症・進展に影響を与えず、この病態下では、遠位尿細管ATRAPが血圧制御に中心的な役割を果たす可能性が示唆されました。
一方、PT-ATRAP Tgでは、腎酸化ストレスの抑制が示され、尿細管segmentalなATRAP機能の可能性が示されました。
本研究成果は「Scientific reports」誌に掲載されました(2025年7月28日公開)。
論文情報
タイトル: Effects of proximal tubule-specific ATRAP enhancement on hypertension in a remnant kidney chronic kidney disease model of mice
著者:Okami N, Wakui H, Tanaka S, Kobayashi R, Tsukamoto S, Taguchi S, Morita R, Kubo E, Yamashita A, Azushima K, Tamura K.
掲載雑誌:Scientific reports
DOI:10.1038/s41598-025-12168-3.
アンジオテンシン受容体結合性タンパク質ATRAPは、腎尿細管に幅広く内在性発現を認め、AT1受容体のインターナリゼーションを促進することで、同受容体シグナルの過活性化を機能選択的に抑制する分子です。
研究グループGRは、以前、腎ATRAP発現のダウンレギュレーションが、上皮ナトリウムチャネル(ENaC)経路の活性化を介して、CKD病態下での高血圧発症に決定的な役割を果たしていることを報告しました(Kidney Int, 2017)。
しかしながら、CKD関連高血圧における近位尿細管のATRAPの役割はよくわかっていませんでした。
そこで今回、研究グループは、5/6腎摘に対して高血圧易発症マウスである129Svマウスを背景として近位細管特異的ATRAPトランスジェニック(PT-ATRAP Tg)マウスを作製し、CKDにおいて近位尿細管ATRAPが血圧制御に与える影響を検討しました。
その結果、近位尿細管特異的なATRAP発現増加は、5/6腎摘CKDモデルにおける高血圧の発症・進展に影響を与えず、この病態下では、遠位尿細管ATRAPが血圧制御に中心的な役割を果たす可能性が示唆されました。
一方、PT-ATRAP Tgでは、腎酸化ストレスの抑制が示され、尿細管segmentalなATRAP機能の可能性が示されました。
本研究成果は「Scientific reports」誌に掲載されました(2025年7月28日公開)。
論文情報
タイトル: Effects of proximal tubule-specific ATRAP enhancement on hypertension in a remnant kidney chronic kidney disease model of mice
著者:Okami N, Wakui H, Tanaka S, Kobayashi R, Tsukamoto S, Taguchi S, Morita R, Kubo E, Yamashita A, Azushima K, Tamura K.
掲載雑誌:Scientific reports
DOI:10.1038/s41598-025-12168-3.
8月6日水曜日19:00~20:05 CKD病診連携セミナー「患者中心の2人主治医制を目指して」がハイブリット開催されます
2025.8.1
【情報提供】「当院の地域連携について」
横浜市立大学附属病院 医学・病院統括部 地域連携課地域連携担当係長 大久保 智宏
【特別講演】「顔の見えるCKD診療連携を目指して-早期から多職種介入-」
座長:横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学准教授 涌井 広道
演者:横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科診療講師 小林 竜
【Discussion】「CKD診療・連携についてのクリニカルクエスチョンに答える」
【閉会の辞】
横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長
横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学主任教授 田村 功一
田村教授より、特に若手の先生方にご参加・ご視聴いただきたいとコメントいただいております。
皆さま、奮ってご参加ください!

横浜市立大学附属病院 医学・病院統括部 地域連携課地域連携担当係長 大久保 智宏
【特別講演】「顔の見えるCKD診療連携を目指して-早期から多職種介入-」
座長:横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学准教授 涌井 広道
演者:横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科診療講師 小林 竜
【Discussion】「CKD診療・連携についてのクリニカルクエスチョンに答える」
【閉会の辞】
横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長
横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学主任教授 田村 功一
田村教授より、特に若手の先生方にご参加・ご視聴いただきたいとコメントいただいております。
皆さま、奮ってご参加ください!

第109回神奈川腎研究会/第41回神奈川県透析施設連絡協議会 合同研究会開催と一般演題募集のお知らせ
2025.7.18
第109回神奈川腎研究会/第41回神奈川県透析施設連絡協議会
合同研究会開催と一般演題募集のお知らせ
謹啓 会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、第109回神奈川腎研究会/第41回神奈川県透析施設連絡協議会 合同研究会を関東労災先生 横地章生先生 世話人のもと下記の要領で開催させていただきます。
一般演題のテーマは、腎疾患に関するものであれば限定いたしません。
医師はもちろん看護師・臨床工学士さらには栄養士・薬剤師など広くご案内いただき多くの皆様のご来場をお待ちしております。
謹白
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
記
日 時:2025年11月9日(日)午後12時15分~
場 所:神奈川県総合医療会館 7階ホール
横浜市中区富士見町3-1 TEL:045-241-7000
JR関内駅より徒歩10分/地下鉄伊勢佐木長者町より徒歩3分
特別講演:
「冠動脈石灰化結節の治療戦略における腎臓内科医の役割」
講師:大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 助教 坂口悠介先生
一般演題募集:テーマは特に限定しません。口演7分、討論3分とします。
抄録は500字以内(著者名・所属・演題名は除く)で、発表者名にはふりがなと○印を付け、合わせて職種をお知らせ願います。
プログラム作成の迅速化と誤字を防ぐため、抄録をメール添付書類として下記アドレス 宛に送信してください。抄録の作成はWord形式でお願い致します。
*お願い:電子ファイル(e-mail)送信後、5日以内に受信確認の返信がない場合は メールの不達も考えられますので、事務局へお問い合わせください。
演題:2025年9月24日(水)
抄録送付・お問合せ先:神奈川腎研究会事務局(事務局長 小林 竜/担当秘書 上田智子)

Tel :045-787-2633/045-787-2800(内線6088)
Fax:045-701-3738
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室内
以上

第70回日本透析医学会学術集会・総会(2025/6/27~29、大阪)が開催され、当教室から多くの発表がありました
2025.7.3
第70回日本透析医学会 学術集会・総会(大会長:大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学 猪阪善隆先生)が2025年6月27日(金)~29日(日)に大阪国際会議場、他にて開催されました。
横浜市立大学医学部/附属病院からの発表があり、また横浜市立大学関連病院からも多くの発表があり、会場では活発な議論が行われ、とても盛況でした。
***横浜市立大学医学部/附属病院***
【司会】
涌井 広道
口演: CVD/その他
涌井 広道
口演: Oral Presentation Session 4
【口演発表】
涌井 広道
「正脂血症の末梢動脈疾患に対するLDLアフェレシスの有効性と作用機序の検討」
小林 雄祐 (共創イノベーションセンター)
「透析患者の倦怠感解明と治療法開発によるWell-being実現を目指す多施設共同研究~PERFECTION STUDY~」
藤村 実穂
「アセトアミノフェン25g過量内服により急性肝不全・急性腎障害を発症し救命できた一例」
【ポスター発表)
金岡 智彦
「ケアミックス病院で経皮的血管形成術(PTA)を開始する意義について」
藤原 直樹
「生活習慣病患者における倦怠感と唾液中細菌叢の関連」
***横浜市立大学関連病院(田村功一主任教授共同演者演題)***
【司会】
平和 伸仁 (市民総合医療センター)
学会・委員会企画20:Newest renal registry data of end stage renal diseaseof every country in Asia
平和 伸仁 (市民総合医療センター)
口演:透析方法他 2
平和 伸仁 (市民総合医療センター)
口演:Poster Presentation Session
坂 早苗 (済生会横浜市南部病院)
口演:Oral Presentation Session 3
藤原 亮(横浜医療センター)
口演:Oral Presentation Session 3
【口演発表】
三橋 洋 (横浜じんせい病院)
「透析掻痒症に対するジフェリケファリン酢酸塩の使用経験」
金口 翔( 横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「透析離脱の判断に腎生検が有用であった若年の悪性高血圧の一例」
小林 大河 (茅ヶ崎市立病院)
「乳癌加療中に合併した後天性血栓性血小板減少性紫斑病の1例」
【ポスター発表】
古宮 士朗 (市民総合医療センター)
「シェーグレン症候群に伴う間質性腎炎,尿細管性アシドーシスにステロイド投与が効果的であった一例」
飯田 雅史 (横須賀市立市民病院)
「長期のワルファリン内服にて左心耳・左室内血栓が消失した維持透析患者の一例」
池谷 雄祐 (横須賀市立市民病院)
「セフトリアキソン投与後胆嚢炎を発症し術後PMXとCHDFにより改善をみた一例」
第69回日本透析医学会学術集会・総会サイト: https://site.convention.co.jp/70jsdt/
横浜市立大学医学部/附属病院からの発表があり、また横浜市立大学関連病院からも多くの発表があり、会場では活発な議論が行われ、とても盛況でした。
***横浜市立大学医学部/附属病院***
【司会】
涌井 広道
口演: CVD/その他
涌井 広道
口演: Oral Presentation Session 4
【口演発表】
涌井 広道
「正脂血症の末梢動脈疾患に対するLDLアフェレシスの有効性と作用機序の検討」
小林 雄祐 (共創イノベーションセンター)
「透析患者の倦怠感解明と治療法開発によるWell-being実現を目指す多施設共同研究~PERFECTION STUDY~」
藤村 実穂
「アセトアミノフェン25g過量内服により急性肝不全・急性腎障害を発症し救命できた一例」
【ポスター発表)
金岡 智彦
「ケアミックス病院で経皮的血管形成術(PTA)を開始する意義について」
藤原 直樹
「生活習慣病患者における倦怠感と唾液中細菌叢の関連」
***横浜市立大学関連病院(田村功一主任教授共同演者演題)***
【司会】
平和 伸仁 (市民総合医療センター)
学会・委員会企画20:Newest renal registry data of end stage renal diseaseof every country in Asia
平和 伸仁 (市民総合医療センター)
口演:透析方法他 2
平和 伸仁 (市民総合医療センター)
口演:Poster Presentation Session
坂 早苗 (済生会横浜市南部病院)
口演:Oral Presentation Session 3
藤原 亮(横浜医療センター)
口演:Oral Presentation Session 3
【口演発表】
三橋 洋 (横浜じんせい病院)
「透析掻痒症に対するジフェリケファリン酢酸塩の使用経験」
金口 翔( 横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「透析離脱の判断に腎生検が有用であった若年の悪性高血圧の一例」
小林 大河 (茅ヶ崎市立病院)
「乳癌加療中に合併した後天性血栓性血小板減少性紫斑病の1例」
【ポスター発表】
古宮 士朗 (市民総合医療センター)
「シェーグレン症候群に伴う間質性腎炎,尿細管性アシドーシスにステロイド投与が効果的であった一例」
飯田 雅史 (横須賀市立市民病院)
「長期のワルファリン内服にて左心耳・左室内血栓が消失した維持透析患者の一例」
池谷 雄祐 (横須賀市立市民病院)
「セフトリアキソン投与後胆嚢炎を発症し術後PMXとCHDFにより改善をみた一例」
第69回日本透析医学会学術集会・総会サイト: https://site.convention.co.jp/70jsdt/
第68回日本腎臓学会学術総会が2025年6月20日~22日にパシフィコ横浜ノースで開催され、当教室から多くの発表が行われました!
2025.7.1
第68回日本腎臓学会学術総会(総会長:東京大学大学院医学系研究科腎臓・内分泌内科学 南学正臣教授)が、2024年6月20日~22日にパシフィコ横浜ノースで開催され、当教室から多くの発表が行われました。
会場では活発な議論が行われ大変盛況でした。
・総会長特別企画
腎臓病学におけるdigitalization
「ICT/IoT・遠隔医療と分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial:DCT)」
田村功一
・シンポジウム
腎臓での水電解質代謝の新知見を臨床に活かす
「高血圧と皮膚組織レニン-アンジオテンシン系~皮膚ナトリウム蓄積の意義~」
小豆島健護
・シンポジウム
腎臓を取り巻く臓器連関(日本学術会議 循環器・腎・代謝内分泌分科会合同企画)
「皮膚に潜む血圧制御メカニズム:組織レニン・アンジオテンシン系の新たな視点」
田口慎也
・ワークショップ
肥満がもたらす多臓器連関~心血管・腎と代謝・内分泌
「肥満関連高血圧の病態と治療戦略」
塚本俊一郎
・ランチョンセミナー
「PD維持期における残存腎機能保持対策~保存期腎不全教育・減塩の意義~」
小林竜
・一般口演(高血圧・心血管(臨床)1)
「CKD合併管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタン併用療法の安全性と有効性の検討」
外澤真季
・一般口演(高血圧・心血管系(臨床)1)
「慢性腎臓病G4-5におけるアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬の24時間血圧への有効性と安全性」
金口翔
・一般口演(糖尿病関連腎臓病(臨床)2)
「シングルセルRNA解析によるDKD rapid declinerの新規病態解明」
塚本俊一郎
・ポスター(ESRD)
「血清プロテオーム解析を用いた末梢動脈疾患患者におけるLDLアフェレシスの潰瘍治癒メカニズムの検討」
上原立己
・ポスター(高血圧(臨床))
「食塩摂取量別にみた管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタン併用療法の安全性と有効性の検討」
千葉恭司
・ポスター(CKD(臨床)2)
「炎症性腸疾患患者のeGFR低下速度とそのリスク因子の関連」
春名愛子
・ポスター(糖尿病関連腎臓病(基礎))
「2型糖尿病モデルマウスにおける近位尿細管ATRAPの病態生理学的意義の検討」
豊田一樹
・座長(一般口演:高血圧・心血管(臨床)2)
涌井広道
・座長(シンポジウム:慢性腎臓病別に考える最適な高血圧治療)
涌井広道
・司会
イブニングセミナー(慢性腎臓病とCOVID-19)
田村功一
・司会
モーニングセミナー(関連ガイドラインに基づく高カリウム血症の最適化―循環器専門医と腎臓専門医の視点から―)
田村功一
第68回日本腎臓学会学術総会サイト: https://jsn68.umin.jp/index.html
会場では活発な議論が行われ大変盛況でした。
・総会長特別企画
腎臓病学におけるdigitalization
「ICT/IoT・遠隔医療と分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial:DCT)」
田村功一
・シンポジウム
腎臓での水電解質代謝の新知見を臨床に活かす
「高血圧と皮膚組織レニン-アンジオテンシン系~皮膚ナトリウム蓄積の意義~」
小豆島健護
・シンポジウム
腎臓を取り巻く臓器連関(日本学術会議 循環器・腎・代謝内分泌分科会合同企画)
「皮膚に潜む血圧制御メカニズム:組織レニン・アンジオテンシン系の新たな視点」
田口慎也
・ワークショップ
肥満がもたらす多臓器連関~心血管・腎と代謝・内分泌
「肥満関連高血圧の病態と治療戦略」
塚本俊一郎
・ランチョンセミナー
「PD維持期における残存腎機能保持対策~保存期腎不全教育・減塩の意義~」
小林竜
・一般口演(高血圧・心血管(臨床)1)
「CKD合併管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタン併用療法の安全性と有効性の検討」
外澤真季
・一般口演(高血圧・心血管系(臨床)1)
「慢性腎臓病G4-5におけるアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬の24時間血圧への有効性と安全性」
金口翔
・一般口演(糖尿病関連腎臓病(臨床)2)
「シングルセルRNA解析によるDKD rapid declinerの新規病態解明」
塚本俊一郎
・ポスター(ESRD)
「血清プロテオーム解析を用いた末梢動脈疾患患者におけるLDLアフェレシスの潰瘍治癒メカニズムの検討」
上原立己
・ポスター(高血圧(臨床))
「食塩摂取量別にみた管理不良高血圧症例におけるサクビトリルバルサルタン併用療法の安全性と有効性の検討」
千葉恭司
・ポスター(CKD(臨床)2)
「炎症性腸疾患患者のeGFR低下速度とそのリスク因子の関連」
春名愛子
・ポスター(糖尿病関連腎臓病(基礎))
「2型糖尿病モデルマウスにおける近位尿細管ATRAPの病態生理学的意義の検討」
豊田一樹
・座長(一般口演:高血圧・心血管(臨床)2)
涌井広道
・座長(シンポジウム:慢性腎臓病別に考える最適な高血圧治療)
涌井広道
・司会
イブニングセミナー(慢性腎臓病とCOVID-19)
田村功一
・司会
モーニングセミナー(関連ガイドラインに基づく高カリウム血症の最適化―循環器専門医と腎臓専門医の視点から―)
田村功一
第68回日本腎臓学会学術総会サイト: https://jsn68.umin.jp/index.html
高血圧フォーラム2025 が2025年5月17日(土)、18日(日)に広島国際会議場で開催され、森田 隆太郎大学院生がFeatured Young Researchers in Hypertension(FYRH)賞およびBest Presentation賞を受賞しました!
2025.6.5
高血圧フォーラム2025(大会長:広島修道大学 健康科学科健康栄養学科 石田 万里教授)が2025年5月17日(土)・18日(日)に広島国際会議場で開催され、神奈川県内科医学会高血圧・腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし院長の小林 一雄先生が臨床セミナーでの発表を、当教室の森田 隆太郎大学院生が基礎研究分野での発表を行いました。
本会は、「高血圧予防と診療のNew Horizon−高血圧学に基づいた技術革新と医療の融合」をテーマに開催され、臨床から基礎に至るまで幅広い分野で活発な議論が行われ非常に盛況でした。
森田 隆太郎大学院生の発表が、高血圧基礎研究領域で今後の活躍が期待される新進気鋭の若手研究者に対して授与されるFeatured Young Researchers in Hypertension(FYRH賞)に選出され、厳正なる審査の結果Best Presentation賞を受賞しました!
《FYRH賞・Best Presentation賞》
大学院博士課程4年 森田 隆太郎
演題名:皮膚ケラチノサイト特異的アンジオテンシンII 1型受容体の欠損はアンジオテンシンII誘導高血圧を抑制する
《ランチョンセミナー:臨床イナーシャ克服のための薬物治療戦略を考える》
腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし 院長 小林 一雄
演題名:Target Trial Emulation frameworkを用いた実装高血圧学〜J-DOME、COMBAT-Kから高圧薬エンレストを再考する〜
口演を行う森田 隆太郎大学院生

受賞式の様子
本会は、「高血圧予防と診療のNew Horizon−高血圧学に基づいた技術革新と医療の融合」をテーマに開催され、臨床から基礎に至るまで幅広い分野で活発な議論が行われ非常に盛況でした。
森田 隆太郎大学院生の発表が、高血圧基礎研究領域で今後の活躍が期待される新進気鋭の若手研究者に対して授与されるFeatured Young Researchers in Hypertension(FYRH賞)に選出され、厳正なる審査の結果Best Presentation賞を受賞しました!
《FYRH賞・Best Presentation賞》
大学院博士課程4年 森田 隆太郎
演題名:皮膚ケラチノサイト特異的アンジオテンシンII 1型受容体の欠損はアンジオテンシンII誘導高血圧を抑制する
《ランチョンセミナー:臨床イナーシャ克服のための薬物治療戦略を考える》
腎疾患対策委員会 委員/内科クリニックこばやし 院長 小林 一雄
演題名:Target Trial Emulation frameworkを用いた実装高血圧学〜J-DOME、COMBAT-Kから高圧薬エンレストを再考する〜
口演を行う森田 隆太郎大学院生

受賞式の様子

第108回神奈川腎研究会(会長:田村功一主任教授)が2025年5月31日(土)に神奈川県総合医療会館7階ホールにて開催され、盛会裏に終わりました!
2025.6.4
田口慎也医師、小豆島健護講師らの研究成果が、Nature Communicationsに掲載されました
2025.5.29
循環器・腎臓・高血圧内科学の田口慎也医師(現在、本学先端医科学研究センター所属)、小豆島健護講師、涌井広道准教授、田村功一教授の研究グループは、本学医学部消化器・腫瘍外科学、外科治療学、香川大学薬理学、琉球大学先進医療創成科学、東海大学生体構造機能学、Duke-NUS Medical School(米国デューク大学-シンガポール国立大学共同医学大学院)との共同研究により、皮膚におけるレニン-アンジオテンシン系(RAS)の活性化が血圧上昇に寄与することを明らかにしました。
高血圧は脳卒中や心血管疾患の主要なリスク因子であり、3人に1人以上が罹患する国民病です。
従来、血圧調節は主に心血管系や腎臓が担うと考えられてきましたが、本研究では、ヒト皮膚検体および遺伝子改変マウスを用いた解析を通じて、皮膚が局所でのRAS活性化を介して高血圧の発症・進展に関与することを証明しました。
この知見は高血圧の新たな治療戦略の開発につながる可能性があり、今後の研究展開が期待されます。
研究成果のポイント

図1 皮膚による高血圧発症の新規病態メカニズム解明の概要図
本研究成果は、「Nature Communications」に掲載されました(日本時間2025年5月29日18時)。
論文情報
タイトル:Keratinocyte-specific angiotensin II receptor-associated protein deficiency exacerbates angiotensin II-dependent hypertension via activation of the skin renin-angiotensin system
著者: Shinya Taguchi, Kengo Azushima, Kento Kitada, Norihiko Morisawa, Satoshi Kidoguchi, Ryutaro Morita, Kazuya Nakagawa, Atsushi Ishibe, Itaru Endo, Keisuke Kazama, Yasushi Rino, Aya Saito, Sho Kinguchi, Ryu Kobayashi, Taiji Matsusaka, Akio Yamashita, Hiromichi Wakui, Akira Nishiyama, Kouichi Tamura
掲載雑誌:Nature Communications
DOI: https://doi.org/10.1038/s41467-025-60041-8
本学プレスリリース https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/20250530azushima.html
高血圧は脳卒中や心血管疾患の主要なリスク因子であり、3人に1人以上が罹患する国民病です。
従来、血圧調節は主に心血管系や腎臓が担うと考えられてきましたが、本研究では、ヒト皮膚検体および遺伝子改変マウスを用いた解析を通じて、皮膚が局所でのRAS活性化を介して高血圧の発症・進展に関与することを証明しました。
この知見は高血圧の新たな治療戦略の開発につながる可能性があり、今後の研究展開が期待されます。
研究成果のポイント
- 高血圧患者の皮膚ではRASの抑制因子であるATRAPが減少。
- 皮膚ケラチノサイト特異的ATRAP欠損マウスでは皮膚RASが活性化し高血圧が増悪。
- 同マウスにおいて、皮膚RASの活性化は皮膚における微小血管の過剰収縮に寄与。

図1 皮膚による高血圧発症の新規病態メカニズム解明の概要図
本研究成果は、「Nature Communications」に掲載されました(日本時間2025年5月29日18時)。
論文情報
タイトル:Keratinocyte-specific angiotensin II receptor-associated protein deficiency exacerbates angiotensin II-dependent hypertension via activation of the skin renin-angiotensin system
著者: Shinya Taguchi, Kengo Azushima, Kento Kitada, Norihiko Morisawa, Satoshi Kidoguchi, Ryutaro Morita, Kazuya Nakagawa, Atsushi Ishibe, Itaru Endo, Keisuke Kazama, Yasushi Rino, Aya Saito, Sho Kinguchi, Ryu Kobayashi, Taiji Matsusaka, Akio Yamashita, Hiromichi Wakui, Akira Nishiyama, Kouichi Tamura
掲載雑誌:Nature Communications
DOI: https://doi.org/10.1038/s41467-025-60041-8
本学プレスリリース https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/20250530azushima.html
研究グループGRが令和6年度 横浜市立大学 理事長・学長表彰 優秀賞を受賞しました!
2025.5.19
研究グループGRが令和6年度 横浜市立大学 理事長・学長表彰 優秀賞を受賞しました。
循環器・腎臓・高血圧内科学教室 研究グループGRは、高血圧・脳・心血管・腎臓・内分泌・代謝疾患の病態解明に取り組んでおり、基礎研究・臨床研究の垣根を超えた幅広い研究活動を展開しています。
研究グループは、企業主導治験を含めた外部研究資金の獲得にも精力的に取り組んでおり、例えば令和6年度の科研費採択実績は継続を含めて11件、令和7年度の新規内定を含めると13件にのぼります。
一つの研究グループとして極めて顕著な成果を挙げており、その業績が高く評価され、このたびの受賞に至りました。
写真 左から近藤真一理事長、涌井広道准教授(研究グループ代表)、石川義弘学長

循環器・腎臓・高血圧内科学教室 研究グループGRは、高血圧・脳・心血管・腎臓・内分泌・代謝疾患の病態解明に取り組んでおり、基礎研究・臨床研究の垣根を超えた幅広い研究活動を展開しています。
研究グループは、企業主導治験を含めた外部研究資金の獲得にも精力的に取り組んでおり、例えば令和6年度の科研費採択実績は継続を含めて11件、令和7年度の新規内定を含めると13件にのぼります。
一つの研究グループとして極めて顕著な成果を挙げており、その業績が高く評価され、このたびの受賞に至りました。
写真 左から近藤真一理事長、涌井広道准教授(研究グループ代表)、石川義弘学長

2025年5月31日(土)に第108回神奈川腎研究会 総会・研究集会を開催します
2025.5.2
第108回 (令和7年春)神奈川腎研究会 総会・研究集会のプログラムを掲載します。
今回は、一般演題19演題に加えて、東京女子医科大学腎臓内科学分野 教授・機関分野長 星野純一先生の特別講演を予定しております。
医師はもちろん看護師・臨床工学技士さらには理学療法士・管理栄養士・薬剤師・腎臓病療養指導士などの皆さんにもご案内頂き多くの皆様のご来場をお待ちしております。
なお、本研究会は、日本透析医学会2025年度関東地区の生涯教育プログラム併設地方学術集会として承認されております。
本研究会の「特別講演」に参加することにより、生涯教育プログラム受講単位取得(5単位)ができます。
聴講証の発行は会場参加者のみとさせていただき、「特別講演」開始前に受付にて聴講証をお渡しいたします。

今回は、一般演題19演題に加えて、東京女子医科大学腎臓内科学分野 教授・機関分野長 星野純一先生の特別講演を予定しております。
医師はもちろん看護師・臨床工学技士さらには理学療法士・管理栄養士・薬剤師・腎臓病療養指導士などの皆さんにもご案内頂き多くの皆様のご来場をお待ちしております。
なお、本研究会は、日本透析医学会2025年度関東地区の生涯教育プログラム併設地方学術集会として承認されております。
本研究会の「特別講演」に参加することにより、生涯教育プログラム受講単位取得(5単位)ができます。
聴講証の発行は会場参加者のみとさせていただき、「特別講演」開始前に受付にて聴講証をお渡しいたします。

小豆島健護講師が「UJA Outstanding Research Award 2025」にて論文賞(奨励賞)を受賞!
2025.4.27
海外日本人研究者ネットワーク論文賞 (UJA論文賞) は、海外で活躍する若手研究者を支援するため、根岸英一先生 (2010年ノーベル化学賞) が審査委員長を務めるインディアナ州論文賞(IT-IJC Outstanding Research Paper Award)として2014年に始まりました。
現在は全世界で活動されている研究者の方々を対象に、以下の理念に基づき優秀な科学論文を表彰しています。
2025 UJA論文賞WEBサイト:https://cheironinitiative.wixsite.com/uja-award
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学の小豆島健護講師は、Duke-NUS Medical School(米国デューク大学-シンガポール国立大学共同医学大学院)のThomas Coffman教授らおよびKhoo Teck Puat HospitalのLim Su Chi准教授らとの国際共同研究により、糖尿病性腎臓病の進展に乳酸代謝が関与していることを網羅的解析手法(メタボローム解析、シングルセルRNAシーケンス解析)を用いて解明しました。
本研究の成果が認められ、2025年4月25日に開催されたUJA Outstanding Research Award 2025にて小豆島健護講師は論文賞(奨励賞)を受賞されました。
本研究の成果は、国際腎臓学会誌『Kidney International』に論文掲載されました。
腎乳酸に着目することで、糖尿病性腎臓病の予後予測マーカーの開発や新規治療戦略につながることが期待されます。
論文情報
論文名:Abnormal lactate metabolism is linked to albuminuria and kidney injury in diabetic nephropathy
執筆者名:Kengo Azushima, Jean-Paul Kovalik, Takahiro Yamaji, Jianhong Ching, Tze Wei Chng, Jing Guo, Jian-Jun Liu, Mien Nguyen, Rashidah Binte Sakban, Simi E. George, Puay Hoon Tan, Su Chi Lim, Susan B. Gurley, Thomas M. Coffman
雑誌名:Kidney International
DOI:https://doi.org/10.1016/j.kint.2023.08.006

現在は全世界で活動されている研究者の方々を対象に、以下の理念に基づき優秀な科学論文を表彰しています。
- 優秀な論文に対する表彰
- 論文内容の国内外への情報発信の強化
- 研究者間の異分野研究交流の促進
- 多様な背景を持つ研究者の活躍を支援
2025 UJA論文賞WEBサイト:https://cheironinitiative.wixsite.com/uja-award
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学の小豆島健護講師は、Duke-NUS Medical School(米国デューク大学-シンガポール国立大学共同医学大学院)のThomas Coffman教授らおよびKhoo Teck Puat HospitalのLim Su Chi准教授らとの国際共同研究により、糖尿病性腎臓病の進展に乳酸代謝が関与していることを網羅的解析手法(メタボローム解析、シングルセルRNAシーケンス解析)を用いて解明しました。
本研究の成果が認められ、2025年4月25日に開催されたUJA Outstanding Research Award 2025にて小豆島健護講師は論文賞(奨励賞)を受賞されました。
本研究の成果は、国際腎臓学会誌『Kidney International』に論文掲載されました。
腎乳酸に着目することで、糖尿病性腎臓病の予後予測マーカーの開発や新規治療戦略につながることが期待されます。
論文情報
論文名:Abnormal lactate metabolism is linked to albuminuria and kidney injury in diabetic nephropathy
執筆者名:Kengo Azushima, Jean-Paul Kovalik, Takahiro Yamaji, Jianhong Ching, Tze Wei Chng, Jing Guo, Jian-Jun Liu, Mien Nguyen, Rashidah Binte Sakban, Simi E. George, Puay Hoon Tan, Su Chi Lim, Susan B. Gurley, Thomas M. Coffman
雑誌名:Kidney International
DOI:https://doi.org/10.1016/j.kint.2023.08.006

田村功一主任教授が病院長を務める横浜市立大学附属市民総合医療センター(市大センター病院、YCU Medical Center)では、最先端の高度専門医療と救急医療をともに担う大学病院として、各診療科・救急(ER)部主体にて、横浜市2次救急医療体制の輪番病院群への参画を開始しました
2025.4.21
「YCU Medical Center: 先端医療の、その先へ」を揚げ、横浜市の中心に位置する横浜市立大学附属市民総合医療センター(市大センター病院、YCU Medical Center)では、5つのアクションプランと3つのキーワードでもって全病院的な機能変革を推進しています。
そして、「市民の皆様に信頼され『地域医療最後の砦』となる病院を創造する」ことを基本理念とする地域密着型の大学病院として、高度専門医療・救急医療を提供しています。
高齢化が進む日本においては、認知症・フレイル、心不全、脳卒中、がん・悪性腫瘍、呼吸器疾患、慢性腎臓病、糖尿病、(新規)感染症、骨粗鬆症とそれに伴う骨折、など、単一疾患というよりは複数疾患を合併して慢性的経過の中で急性増悪を繰り返す疾患が多くを占め、当院での急性期高度医療による治療後も完治しない患者さんが増えてきました。
そのような高齢患者さんを、「日頃はかかりつけ医や訪問看護など地域で支え、急性増悪の時には速やかに急性期病院で治療してできるだけ早く地域にお戻しする」というのが、地域包括ケアのコンセプトです。
高度急性期病院である当院も、これに積極的に対応しています。
また、そういう近未来の急性期病院のあるべき姿を学生や次世代の医療従事者たちに示すことも、教育機関としての大学病院の使命と考えています。
このため当院では、「地域で診きれない患者さんはすべて速やかに受け、安全かつ適切に治療を行い、治療にめどがついたら速やかに地域にお戻りいただく」、常にこの流れを意識して医療を行っています。
具体的には、救急車、他の医療機関からのご紹介の患者さん、当院の受診歴のある患者さんは、たとえ予約外・夜間や休日の時間外でも全員診ることを基本方針としています。
令和7年4月からは、横浜市2次救急医療体制の輪番病院群にも参画を開始し、高度救命救急センター(救急医学スタッフ)主体の3次救急と各診療科・救急(ER)部主体の2次救急への一体的な応需体制を構築しており、増大しつつある横浜市・神奈川県の救急応需にも積極的に対応していきます。
これからも当院は、患者さんを中心とする多職種協働体制のもと、他の医療機関や介護施設との連携と役割分担を進めつつ、横浜市・神奈川県の医療充実に貢献していくことを最優先に取り組んで参ります。
*横浜市立大学附属市民総合医療センター「YCU Medical Center: 先端医療の、その先へ:田村功一病院長挨拶」(〒232-0024 神奈川県横浜市南区浦舟町4丁目57番地) https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/summary/greeting.html
*横浜市立大学附属市民総合医療センター 救急(ER)部: https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/emergency/ER/index.html
*横浜市立大学附属市民総合医療センター (市大センター病院、YCU Medical Center) 救急(ER)部 嶽間澤 昌泰(がくまざわ まさやす)部長:
*横浜市立大学附属市民総合医療センター (市大センター病院、YCU Medical Center) 医療機関・救急隊用 「急患相談・ER対応回線」救急(ER)部 受付: ☎️ 045-253-9929 (24時間・365日対応)
そして、「市民の皆様に信頼され『地域医療最後の砦』となる病院を創造する」ことを基本理念とする地域密着型の大学病院として、高度専門医療・救急医療を提供しています。
高齢化が進む日本においては、認知症・フレイル、心不全、脳卒中、がん・悪性腫瘍、呼吸器疾患、慢性腎臓病、糖尿病、(新規)感染症、骨粗鬆症とそれに伴う骨折、など、単一疾患というよりは複数疾患を合併して慢性的経過の中で急性増悪を繰り返す疾患が多くを占め、当院での急性期高度医療による治療後も完治しない患者さんが増えてきました。
そのような高齢患者さんを、「日頃はかかりつけ医や訪問看護など地域で支え、急性増悪の時には速やかに急性期病院で治療してできるだけ早く地域にお戻しする」というのが、地域包括ケアのコンセプトです。
高度急性期病院である当院も、これに積極的に対応しています。
また、そういう近未来の急性期病院のあるべき姿を学生や次世代の医療従事者たちに示すことも、教育機関としての大学病院の使命と考えています。
このため当院では、「地域で診きれない患者さんはすべて速やかに受け、安全かつ適切に治療を行い、治療にめどがついたら速やかに地域にお戻りいただく」、常にこの流れを意識して医療を行っています。
具体的には、救急車、他の医療機関からのご紹介の患者さん、当院の受診歴のある患者さんは、たとえ予約外・夜間や休日の時間外でも全員診ることを基本方針としています。
令和7年4月からは、横浜市2次救急医療体制の輪番病院群にも参画を開始し、高度救命救急センター(救急医学スタッフ)主体の3次救急と各診療科・救急(ER)部主体の2次救急への一体的な応需体制を構築しており、増大しつつある横浜市・神奈川県の救急応需にも積極的に対応していきます。
これからも当院は、患者さんを中心とする多職種協働体制のもと、他の医療機関や介護施設との連携と役割分担を進めつつ、横浜市・神奈川県の医療充実に貢献していくことを最優先に取り組んで参ります。
*横浜市立大学附属市民総合医療センター「YCU Medical Center: 先端医療の、その先へ:田村功一病院長挨拶」(〒232-0024 神奈川県横浜市南区浦舟町4丁目57番地) https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/summary/greeting.html
*横浜市立大学附属市民総合医療センター 救急(ER)部: https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/emergency/ER/index.html
*横浜市立大学附属市民総合医療センター (市大センター病院、YCU Medical Center) 救急(ER)部 嶽間澤 昌泰(がくまざわ まさやす)部長:
*横浜市立大学附属市民総合医療センター (市大センター病院、YCU Medical Center) 医療機関・救急隊用 「急患相談・ER対応回線」救急(ER)部 受付: ☎️ 045-253-9929 (24時間・365日対応)
金口翔助教、石賀浩平医師らが、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)からアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)への切り替えが高度慢性腎臓病(CKD)患者の24時間血圧を安全に改善することを『American Journal of Hypertension』に報告し早期公開されました
2025.3.26
蛋白尿を伴う慢性腎臓病(CKD)ではCKD進行予防の目的でアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)をはじめとしたレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬による血圧管理が推奨されていますが、CKDが高度に進行した患者ではRAS阻害薬の増量により腎機能低下や高カリウム血症をきたし、RAS阻害薬を中止せざるを得ないことがあります。
近年に登場したアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)はアンジオテンシンII受容体遮断とネプリライシン阻害の二重の作用機序を持つ初の薬剤で、従来のRAS阻害薬よりも診察室血圧および家庭血圧を低下させます。
しかし、高度CKD患者を対象にARNIの血圧降下作用や安全性を検証した研究は少なく、特に24時間血圧測定による詳細な血圧パターンの変化を評価した研究はありませんでした。
循環器・腎臓・高血圧内科学教室 の金口翔助教、石賀浩平医師(博士課程3年)らは、ARB服用中にもかかわらず血圧管理が不十分な高度CKD患者を対象に、ARBからARNIへの切り替えが24時間血圧に及ぼす効果と安全性を検証しました。
ARNIへの切り替えの12週間後に24時間平均血圧、日中血圧は有意に低下し、腎機能の悪化や高度高カリウム血症、その他ARNIによる重篤な有害事象はありませんでした。
本研究の結果からは、ARBをARNIに切り替えることで、高度CKD患者の24時間血圧を有意に低下させ、安全に高血圧治療を強化できることが示唆されました。
本研究成果は「American Journal of Hypertension」誌に掲載されました(2025年3月10日早期公開)。
論文情報
タイトル: Switching from ARBs to sacubitril/valsartan safely improves 24-hour ambulatory blood pressure in patients with advanced chronic kidney disease.
著者: Sho Kinguchi, Kohei Ishiga, Hiromichi Wakui, Kengo Azushima, Tomohiko Kanaoka, Yusuke Kobayashi, Tatsuya Haze, Nobuhito Hirawa, Kouichi Tamura.
掲載雑誌: American Journal of Hypertension
DOI: https://doi.org/10.1093/ajh/hpaf028
近年に登場したアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)はアンジオテンシンII受容体遮断とネプリライシン阻害の二重の作用機序を持つ初の薬剤で、従来のRAS阻害薬よりも診察室血圧および家庭血圧を低下させます。
しかし、高度CKD患者を対象にARNIの血圧降下作用や安全性を検証した研究は少なく、特に24時間血圧測定による詳細な血圧パターンの変化を評価した研究はありませんでした。
循環器・腎臓・高血圧内科学教室 の金口翔助教、石賀浩平医師(博士課程3年)らは、ARB服用中にもかかわらず血圧管理が不十分な高度CKD患者を対象に、ARBからARNIへの切り替えが24時間血圧に及ぼす効果と安全性を検証しました。
ARNIへの切り替えの12週間後に24時間平均血圧、日中血圧は有意に低下し、腎機能の悪化や高度高カリウム血症、その他ARNIによる重篤な有害事象はありませんでした。
本研究の結果からは、ARBをARNIに切り替えることで、高度CKD患者の24時間血圧を有意に低下させ、安全に高血圧治療を強化できることが示唆されました。
本研究成果は「American Journal of Hypertension」誌に掲載されました(2025年3月10日早期公開)。
論文情報
タイトル: Switching from ARBs to sacubitril/valsartan safely improves 24-hour ambulatory blood pressure in patients with advanced chronic kidney disease.
著者: Sho Kinguchi, Kohei Ishiga, Hiromichi Wakui, Kengo Azushima, Tomohiko Kanaoka, Yusuke Kobayashi, Tatsuya Haze, Nobuhito Hirawa, Kouichi Tamura.
掲載雑誌: American Journal of Hypertension
DOI: https://doi.org/10.1093/ajh/hpaf028
当教室ホームページに横浜市金沢区の慢性腎臓病(CKD)診療連携医療機関リストを掲載しました
2025.3.14
厚生労働省、日本医師会、日本腎臓学会、日本腎臓病協会でも、患者さんを中心として「地域のかかりつけ医・腎臓専門医」と「当院のような地域基幹病院の腎臓専門医」がともに患者さんの主治医となり、互いに連携し共同で治療を担当する「2人主治医制」を推奨しています。
当院でも金沢区医師会と連携して横浜市金沢区の慢性腎臓病(CKD)診療連携医療機関リストを作成しました。
「診療のご案内」タブに連携医療機関リストを示しておりますので、ご受診の際に活用ください。
新しい先生方の御参画がありました際には随時更新いたします。
横浜市金沢区の慢性腎臓病(CKD)診療連携医療機関リスト
当院でも金沢区医師会と連携して横浜市金沢区の慢性腎臓病(CKD)診療連携医療機関リストを作成しました。
「診療のご案内」タブに連携医療機関リストを示しておりますので、ご受診の際に活用ください。
新しい先生方の御参画がありました際には随時更新いたします。
横浜市金沢区の慢性腎臓病(CKD)診療連携医療機関リスト
3月10日(月)~13日(木)にかけて横浜市庁舎で「世界腎臓デー」にあわせたイベントを開催し、田村功一主任教授等が参加します!
2025.2.28
横浜市立大学附属病院が立ち上げた「横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会*1」が、3月13日の「世界腎臓デー*2」にあわせて、2025年3月10日(月)~13日(木)に横浜市庁舎2階のプレゼンテーションスペースでイベントを開催します。
このイベントは、市民の方への慢性腎臓病(CKD)の早期発見・早期治療の重要性を伝えることを目的としており、3月13日(木)には、本学の医師が腎機能の簡易測定や健康相談等を行います。
1.展示イベント
【日時】2025年3月10日(月)~3月13日(木) 9:00 ~ 20:00
※10日(月)は13:00開始、13日(木)は12:00終了
【場所】横浜市庁舎2階プレゼンテーションスペース
(横浜市中区本町6丁目50番地の10)
【内容】慢性腎臓病(CKD)の早期発見・予防方法や治療等についての展示(タペストリ、パネル、動画)
2.参加型イベント 『自分の腎機能を調べてみよう』
【日時】2025年3月13日(木) 10:00~12:00(先着20名:当日受付)
※定員に達し次第、終了する場合があります。
【内容】
・簡易測定
その場で簡単な血液検査をして「血清クレアチニン値」「eGFR値」を測定し、自分の腎機能を調べることができます。
《ご注意》検査では、指先に針を刺す必要があります。あらかじめご承知おきください。
・健康相談コーナー
本学の医師と横浜市の保健師が、腎臓に関する治療、検査結果の見方、生活習慣の改善(例:食事、運動)等の健康相談に応じます。
用語説明
*1 横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会:横浜市医療局との連携によりヘルスデータに基づくCKD関連データを可視化することを通して、横浜市における包括的腎疾患対策を推進・強化することで、県民・市民の健康を増進させることを目的として設立した協議会。
(関連記事)
横浜市における腎疾患・慢性腎臓病対策の推進を目指す 「横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会」を発足(本学ホームページ) https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2023/20230721CKD.html
慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)は、腎機能低下が続く様々な腎臓病の総称。
現在日本では、20歳以上の約5人に1人が患者とされ、新たな国民病ともいわれる。
悪化し末期腎不全に至ると人工透析が必要となり、患者さんのQOLの低下や医療費の増大が課題となっている。
*2 世界腎臓デー:腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組み。
国際腎臓病学会と腎臓病財団国際協会によって共同で提案され、毎年3月の第2 木曜日に実施することが定められた。

このイベントは、市民の方への慢性腎臓病(CKD)の早期発見・早期治療の重要性を伝えることを目的としており、3月13日(木)には、本学の医師が腎機能の簡易測定や健康相談等を行います。
1.展示イベント
【日時】2025年3月10日(月)~3月13日(木) 9:00 ~ 20:00
※10日(月)は13:00開始、13日(木)は12:00終了
【場所】横浜市庁舎2階プレゼンテーションスペース
(横浜市中区本町6丁目50番地の10)
【内容】慢性腎臓病(CKD)の早期発見・予防方法や治療等についての展示(タペストリ、パネル、動画)
2.参加型イベント 『自分の腎機能を調べてみよう』
【日時】2025年3月13日(木) 10:00~12:00(先着20名:当日受付)
※定員に達し次第、終了する場合があります。
【内容】
・簡易測定
その場で簡単な血液検査をして「血清クレアチニン値」「eGFR値」を測定し、自分の腎機能を調べることができます。
《ご注意》検査では、指先に針を刺す必要があります。あらかじめご承知おきください。
・健康相談コーナー
本学の医師と横浜市の保健師が、腎臓に関する治療、検査結果の見方、生活習慣の改善(例:食事、運動)等の健康相談に応じます。
用語説明
*1 横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会:横浜市医療局との連携によりヘルスデータに基づくCKD関連データを可視化することを通して、横浜市における包括的腎疾患対策を推進・強化することで、県民・市民の健康を増進させることを目的として設立した協議会。
(関連記事)
横浜市における腎疾患・慢性腎臓病対策の推進を目指す 「横浜慢性腎臓病(CKD)対策協議会」を発足(本学ホームページ) https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2023/20230721CKD.html
慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)は、腎機能低下が続く様々な腎臓病の総称。
現在日本では、20歳以上の約5人に1人が患者とされ、新たな国民病ともいわれる。
悪化し末期腎不全に至ると人工透析が必要となり、患者さんのQOLの低下や医療費の増大が課題となっている。
*2 世界腎臓デー:腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組み。
国際腎臓病学会と腎臓病財団国際協会によって共同で提案され、毎年3月の第2 木曜日に実施することが定められた。

第4回日本腎不全合併症医学会学術集会・総会が2025年2月14日(金)~16日(日)に沖縄県市町村自治会館にて開催されました
2025.2.16
第4回日本腎不全合併症医学会学術集会・総会(大会長:加納岩総合病院 透析アクセスセンター センター長 深澤瑞也先生)が2025年2月14日(金)~16日(日)に沖縄県市町村自治会館にて開催され、当教室から小林竜助教が発表しました。
様々な腎不全の合併症に関して活発な討論がなされる学術集会でした。
《口演》
小林 竜 「血液透析併用を行う長期腹膜透析患者に発症したβ2-MG高値の一例」」
様々な腎不全の合併症に関して活発な討論がなされる学術集会でした。
《口演》
小林 竜 「血液透析併用を行う長期腹膜透析患者に発症したβ2-MG高値の一例」」
田村功一主任教授らは、NPO法人日本腎臓病協会(JKA)柏原直樹理事長とバイエル薬品株式会社との産学連携国際共同研究により、慢性腎臓病(CKD)の診断において、尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)が糖尿病合併有無にかかわらず費用対効果が高いことを報告
2025.2.3
横浜市立大学附属市民総合医療センターの田村功一病院長(医学部循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授)は、NPO法人日本腎臓病協会(JKA)の柏原直樹理事長とバイエル薬品株式会社との産学連携国際共同研究により、慢性腎臓病(CKD)の診断において、腎障害の指標である尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)は糖尿病の合併有無にかかわらず、他の指標と比べ費用対効果が高いことを明らかにしました。
田村病院長は同学のYCU病院経営プログラム*1(現在のYCU医療経営・政策プログラム)および同大学院国際マネジメント研究科SIMBA(Social Innovation MBA)プログラムを修了しており、それらにおける研究成果が活かされました。
研究成果のポイント:
● UACRによるアルブミン尿の評価は慢性腎臓病(CKD)の診断・重症度判定に必須
● 糖尿病合併有無にかかわらずUACRに高い費用対効果
● UACR算出に必要な尿アルブミン定量測定の保険適用拡大と普及に期待
本研究成果は、「Journal of Diabetes Investigation」(論文1)および「Clinical and Experimental Nephrology」(論文2)に掲載されました(2024年11月22日および12月16日)。
論文情報:
論文1
タイトル: The health-economic impact of urine albumin-to-creatinine ratio testing for chronic kidney disease in Japanese patients with type 2 diabetes
著者:Koichi Asahi, Tsuneo Konta, Kouichi Tamura, Fumitaka Tanaka, Akira Fukui, Yusuke Nakamura, Junichi Hirose, Kenichi Ohara, Yoko Shijoh, Matthew Carter, Kimberley Meredith, James Harris, Örjan Åkerborg , Naoki Kashihara, Takashi Yokoo.
掲載雑誌: Journal of Diabetes Investigation
DOI : 10.1111/jdi.14293https://doi.org/10.1111/jdi.14293
論文2
タイトル: The health-economic impact of urine albumin-to-creatinine ratio testing for chronic kidney disease in Japanese non-diabetic patients
著者:Tsuneo Konta, Koichi Asahi, Kouichi Tamura, Fumitaka Tanaka, Akira Fukui, Yusuke Nakamura, Junichi Hirose, Kenichi Ohara, Yoko Shijoh, Matthew Carter, Kimberley Meredith , James Harris, Örjan Åkerborg , Naoki Kashihara, Takashi Yokoo.
掲載雑誌: Clinical and Experimental Nephrology
DOI : 10.1007/s10157-024-02600-9https://doi.org/10.1007/s10157-024-02600-9
関連記事:
日本腎臓病協会とバイエル薬品、産学連携の共同研究
慢性腎臓病の診断に尿アルブミン/クレアチニン比(UACR)が高い費用対効果
(NPO法人 日本腎臓病協会)
https://j-ka.or.jp/krij/event/project.php
慢性腎臓病の診断に尿アルブミン/クレアチニン比(UACR)が高い費用対効果(Bayer Pharma Japan)※報道関係者向け情報
https://www.pharma.bayer.jp/ja/press-release/news2025-01-09?token=JElceGlLazNGVWg1M0UwOw==
「YCU Medical Center: 先端医療の、その先へ」(横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長挨拶)
https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/summary/greeting.html
横浜市立大学ホームページ
https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/2024/202502023_tamura.html
田村病院長は同学のYCU病院経営プログラム*1(現在のYCU医療経営・政策プログラム)および同大学院国際マネジメント研究科SIMBA(Social Innovation MBA)プログラムを修了しており、それらにおける研究成果が活かされました。
研究成果のポイント:
● UACRによるアルブミン尿の評価は慢性腎臓病(CKD)の診断・重症度判定に必須
● 糖尿病合併有無にかかわらずUACRに高い費用対効果
● UACR算出に必要な尿アルブミン定量測定の保険適用拡大と普及に期待
本研究成果は、「Journal of Diabetes Investigation」(論文1)および「Clinical and Experimental Nephrology」(論文2)に掲載されました(2024年11月22日および12月16日)。
論文情報:
論文1
タイトル: The health-economic impact of urine albumin-to-creatinine ratio testing for chronic kidney disease in Japanese patients with type 2 diabetes
著者:Koichi Asahi, Tsuneo Konta, Kouichi Tamura, Fumitaka Tanaka, Akira Fukui, Yusuke Nakamura, Junichi Hirose, Kenichi Ohara, Yoko Shijoh, Matthew Carter, Kimberley Meredith, James Harris, Örjan Åkerborg , Naoki Kashihara, Takashi Yokoo.
掲載雑誌: Journal of Diabetes Investigation
DOI : 10.1111/jdi.14293https://doi.org/10.1111/jdi.14293
論文2
タイトル: The health-economic impact of urine albumin-to-creatinine ratio testing for chronic kidney disease in Japanese non-diabetic patients
著者:Tsuneo Konta, Koichi Asahi, Kouichi Tamura, Fumitaka Tanaka, Akira Fukui, Yusuke Nakamura, Junichi Hirose, Kenichi Ohara, Yoko Shijoh, Matthew Carter, Kimberley Meredith , James Harris, Örjan Åkerborg , Naoki Kashihara, Takashi Yokoo.
掲載雑誌: Clinical and Experimental Nephrology
DOI : 10.1007/s10157-024-02600-9https://doi.org/10.1007/s10157-024-02600-9
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慢性腎臓病の診断に尿アルブミン/クレアチニン比(UACR)が高い費用対効果(Bayer Pharma Japan)※報道関係者向け情報
https://www.pharma.bayer.jp/ja/press-release/news2025-01-09?token=JElceGlLazNGVWg1M0UwOw==
「YCU Medical Center: 先端医療の、その先へ」(横浜市立大学附属市民総合医療センター 病院長挨拶)
https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/summary/greeting.html
横浜市立大学ホームページ
https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/2024/202502023_tamura.html
JCHO横浜保土ケ谷中央病院 腎臓内科 藤本裕俊医師、中森悠医師、吉田伸一郎部長/医学博士らのハプトグロビン低発現者における血栓性微小血管症に関する症例報告が日本透析医学会雑誌に掲載
2025.1.29
血栓性微小血管症(TMA)は、志賀(Vero)毒素産生性大腸菌感染・膠原病・妊娠・移植などを契機に発症する急性腎障害・血小板減少・溶血性貧血を伴う重篤な病態です。
溶血性貧血を伴った場合間接ビリルビン優位の高ビリルビン血症・黄疸所見を認める場合がほとんどで、黄疸症状はTMAの場合も典型的な随伴症状として認識されていますが、今回著者らは黄疸所見を全く伴わない珍しいTMA症例を経験しました。
該当症例はTMAが沈静化し無事退院しましたが、著者らは退院後も数年の期間をかけ同症例について分析した結果、黄疸所見を伴わない溶血性貧血であった原因が、溶血後間接ビリルビンが産生されるヘム代謝の過程で必須となるハプトグロビンの恒常的な低発現者であったことを突き止めました。
またこの分析の過程で、日本では3000~4000人に1人程度の有病率である先天性ハプトグロビン欠損症の患者がTMAを発症した場合、同様な黄疸所見の乏しい非典型的な臨床所見になることが推測されました。
先天性ハプトグロビン欠損症は生来無症候ですが、ハプトグロビンを含む血液製剤を輸血や血漿交換で使用した場合感作が発生し、2回目以降の血液製剤使用時に重度なアナフィラキシーが生じることが問題と輸血学では知られていました。
また、TMAの診療において高度貧血に対する赤血球輸血や血栓形成を抑制させる目的で血漿交換がしばしば行われています。
今回の症例経験から以下のような考察内容が今後の診療に向けて提案されます(下図参照);
黄疸に乏しいTMA症例において、黄疸所見欠如の原因は先天性ハプトグロビン欠損症である場合より本症例のようなハプトグロビン低発現というアナフィラキシーのリスクは無い原因である場合の方が多いであろうと過去の疫学的調査の結果から推測される
しかしながら黄疸所見に乏しいTMAの診療においては、すべてのTMAにおいてと比較して先天性ハプトグロビン欠損症合併の可能性が有病率(1/3000~1/4000)より飛躍的に(30~100倍程度)高まると推測されるため、「既にTMAで重篤な状態の患者に1~数%の確率で重度アナフィラキシーが累積し得る」という認識でアナフィラキシー対策を十分整えて輸血・血漿交換の治療を行うべきである
TMA以外の溶血性疾患でも、黄疸所見に乏しい症例には同様な血液製剤使用時の対策を推奨する

なお、本症例報告は「日本透析医学会雑誌」誌に公表されました(2025年1月24日電子掲載)
タイトル:恒常的なハプトグロビン低発現者における血栓性微小血管症の1例
著者:藤本裕俊、中森悠、髙橋大輔、下山田高茂、秩父陽香、高田尚子、櫻井麻人、権代悠人、野崎有沙、吉田伸一郎、田村功一
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/58/1/58_16/_article/-char/ja
<地域医療機能推進機構(JCHO)横浜保土ケ谷中央病院・腎臓内科>
https://hodogaya.jcho.go.jp/medicalsubjects/%E5%86%85%E7%A7%91%EF%BC%88%E8%85%8E%E8%87%93%E5%86%85%E7%A7%91%EF%BC%89/
溶血性貧血を伴った場合間接ビリルビン優位の高ビリルビン血症・黄疸所見を認める場合がほとんどで、黄疸症状はTMAの場合も典型的な随伴症状として認識されていますが、今回著者らは黄疸所見を全く伴わない珍しいTMA症例を経験しました。
該当症例はTMAが沈静化し無事退院しましたが、著者らは退院後も数年の期間をかけ同症例について分析した結果、黄疸所見を伴わない溶血性貧血であった原因が、溶血後間接ビリルビンが産生されるヘム代謝の過程で必須となるハプトグロビンの恒常的な低発現者であったことを突き止めました。
またこの分析の過程で、日本では3000~4000人に1人程度の有病率である先天性ハプトグロビン欠損症の患者がTMAを発症した場合、同様な黄疸所見の乏しい非典型的な臨床所見になることが推測されました。
先天性ハプトグロビン欠損症は生来無症候ですが、ハプトグロビンを含む血液製剤を輸血や血漿交換で使用した場合感作が発生し、2回目以降の血液製剤使用時に重度なアナフィラキシーが生じることが問題と輸血学では知られていました。
また、TMAの診療において高度貧血に対する赤血球輸血や血栓形成を抑制させる目的で血漿交換がしばしば行われています。
今回の症例経験から以下のような考察内容が今後の診療に向けて提案されます(下図参照);

なお、本症例報告は「日本透析医学会雑誌」誌に公表されました(2025年1月24日電子掲載)
タイトル:恒常的なハプトグロビン低発現者における血栓性微小血管症の1例
著者:藤本裕俊、中森悠、髙橋大輔、下山田高茂、秩父陽香、高田尚子、櫻井麻人、権代悠人、野崎有沙、吉田伸一郎、田村功一
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/58/1/58_16/_article/-char/ja
<地域医療機能推進機構(JCHO)横浜保土ケ谷中央病院・腎臓内科>
https://hodogaya.jcho.go.jp/medicalsubjects/%E5%86%85%E7%A7%91%EF%BC%88%E8%85%8E%E8%87%93%E5%86%85%E7%A7%91%EF%BC%89/
第108回神奈川腎研究会総会・研究集会 開催と一般演題募集のお知らせ
2025.1.24
第108回神奈川腎研究会総会・研究集会 開催と一般演題募集のお知らせ
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
謹啓 会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、第108回神奈川腎研究会総会・研究集会を聖マリアンナ医科大学 櫻田 勉先生・丸井 祐二先生(碑文谷病院)世話人のもと下記の要領で開催させていただきます。
一般演題のテーマは、腎疾患に関するものであれば限定いたしません。
医師はもちろん看護師・臨床工学士さらには栄養士・薬剤師など広くご案内いただき多くの皆様のご来場をお待ちしております。
謹白
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
記
日 時:2025年5月31日(土)午後12時30分~
場 所:神奈川県総合医療会館 7階ホール
横浜市中区富士見町3-1 TEL:045-241-7000
JR関内駅より徒歩10分/地下鉄伊勢佐木長者町より徒歩3分
特別講演:
「腎臓リハビリテーションの現状とこれから~人口減少時代を迎えて~」
講師:東京女子医科大学 腎臓内科学分野
教授・基幹分野長 星野 純一 先生
一般演題募集:テーマは特に限定しません。口演7分、討論3分とします。
抄録は500字以内(著者名・所属・演題名は除く)で、発表者名にはふりがなと○印を付け、合わせて職種をお知らせ願います。
プログラム作成の迅速化と誤字を防ぐため、抄録をメール添付書類として下記アドレス 宛に送信してください。抄録の作成はWord形式でお願い致します。
*お願い:電子ファイル(e-mail)送信後、5日以内に受信確認の返信がない場合は メールの不達も考えられますので、事務局へお問い合わせください。
演題:2025年3月24日(月)
抄録送付・お問合せ先:神奈川腎研究会事務局(事務局長 小林 竜/担当秘書 上田智子)

Tel :045-787-2633/045-787-2800(内線6088)
Fax:045-701-3738
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室内
以上

横浜市立大学附属病院の安部えりこ医師、小林竜助教らが、肺結核に合併したIgA血管炎の症例を日本腎臓学会英文誌CEN Case Reportsに報告!
2025.1.10
横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科(現所属:済生会横浜市南部病院)の安部えりこ医師(指導教員:小林竜助教)が、肺結核に合併したIgA血管炎の一例について、日本腎臓学会英文誌であるCEN Case Reportsに報告しました。
本症例は、KM55,NAPlrなどの染色を行うことで、結核による免疫反応に惹起された二次性IgA血管炎と診断することが出来、免疫抑制療法を行うことで完全寛解となり良好な経過をたどりました。
肺結核に合併したIgA血管炎は大変稀少であり、重要な症例報告と考えられます。
【論文情報】
タイトル:IgA vasculitis with nephritis accompanied by pulmonary tuberculosis: a case report
著者:Eriko Abe, Ryu Kobayashi, Rio Matsuoka, Tomohiko Kanaoka, Shoji Yamanaka, Satoshi Fujii, Junki Koike, Takashi Oda, Hiromichi Wakui, Kouichi Tamura
掲載雑誌:CEN Case Rep.
https://doi.org/10.1007/s13730-025-00966-7
本症例は、KM55,NAPlrなどの染色を行うことで、結核による免疫反応に惹起された二次性IgA血管炎と診断することが出来、免疫抑制療法を行うことで完全寛解となり良好な経過をたどりました。
肺結核に合併したIgA血管炎は大変稀少であり、重要な症例報告と考えられます。
【論文情報】
タイトル:IgA vasculitis with nephritis accompanied by pulmonary tuberculosis: a case report
著者:Eriko Abe, Ryu Kobayashi, Rio Matsuoka, Tomohiko Kanaoka, Shoji Yamanaka, Satoshi Fujii, Junki Koike, Takashi Oda, Hiromichi Wakui, Kouichi Tamura
掲載雑誌:CEN Case Rep.
https://doi.org/10.1007/s13730-025-00966-7
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横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室
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