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2014年のお知らせ

涌井広道助教が,公益財団法人 先進医薬研究振興財団 循環医学分野 若手研究者助成の助成者に決定しました.

2014.12.16
涌井広道助教,田村功一准教授ら(GR)のレニン-アンジオテンシン系受容体活性制御機構に関する研究が,公益財団法人 先進医薬研究振興財団による平成26年度(第13回)循環医学分野 若手研究者助成に選出されました.

この研究助成は,国民の医療と保健に貢献することを目的とした,循環障害に起因する諸疾患に関する先進的な研究に対して交付されるものです.


先進医薬研究振興財団ホームページ
http://www.mt-pharma.co.jp/zaidan/index.html

涌井広道助教が,Banyu Foundation Research Grant 2014を受賞しました.

2014.11.15
涌井広道助教,田村功一准教授ら(GR)の生活習慣病の発症や進行に関わるタンパク質ATRAP/Agtrapに関する研究が,万有生命科学振興国際交流財団による研究助成Banyu Foundation Research Grant 2014-生活習慣病領域-の受賞者に決定しました.
本年11月3日(月・祝)に授与式が行われました.


http://www.banyu-zaidan.or.jp/research/lrd/2014igaku_jyusyo.html

本研究助成は,生活習慣病領域の疾病の原因解明と新たな治療法の開発に関する先端的な研究に対して交付されるものです.

大澤正人助教が日本高血圧学会YIA最優秀賞を受賞しました.

2014.11.12
本学循環器・腎臓内科学 梅村敏教授会長のもとパシフィコ横浜にて開催されました,第37回日本高血圧学会(平成26年10月17-19日)におきまして,審査の結果,大澤正人助教(研究指導者:循環器・腎臓内科学 田村功一准教授,梅村敏教授)が,「受容体結合因子ATRAP/Agtrapを介した腎尿細管機能制御と血圧調節」の研究成果により,Young Investigator’s Award (YIA)最優秀賞を受賞しました.
平成26年10月18日(土)に開催された総会にて授賞式が行われました.

この賞は独創的な研究の奨励と若手研究者の育成を目的としており,国内で行われた高血圧学に関する研究でこの1年間に発表された優秀論文のfirstauthorで40歳未満の個人に贈られるものです.

日本高血圧学会は,1978年に金子好弘氏(本学名誉教授)によって創設され,高血圧を中心とする研究,啓蒙活動,学術集会の開催,ガイドライン策定などを通じて国民の健康増進に大きく寄与してきた学会です。

今回の受賞研究内容の一部は,Kidney International(国際腎臓学会誌)の9月号に論文発表として掲載されました(Ohsawa M, Tamura K, Wakui H, et al. Deletion of the angiotensin II type 1 receptor-associated protein enhances renal sodium reabsorption and exacerbates angiotensin II-mediated hypertension. Kidney Int. 2014 Sep;86(3):570-81. doi: 10.1038/ki.2014.95.).

循環器・腎臓内科学 田村功一准教授,涌井広道助教,大澤正人助教らの研究グループ(GR)は,今回,腎尿細管において高い発現が認められるATRAP/Agtrapの機能的意義に着目し,標的遺伝子組み換え法により全身性にATRAP/Agtrapを欠損させたATRAP/Agtrap欠損マウスを作成いたしました.
そして,生体においてATRAP/Agtrapの欠損が受容体情報伝達系の生理的活性には影響を与えない結果,臓器の形態形成や生理的循環機能制御などには変化がみられない一方,慢性的な病的環境下での受容体情報伝達系過剰活性化による循環制御異常(高血圧や関連の臓器障害など)が増悪することを明らかにしました.
研究グループはこれまでの研究において,ヒトの慢性糸球体腎炎(IgA腎症)においても正常者では高発現が認められる腎尿細管でのATRAP/Agtrapの発現が,腎障害の進展にともない減少していく減少がみられることを明らかにしています.
これらの結果は,腎尿細管でのATRAP/Agtrapが生体において慢性の病的刺激環境下での高血圧や腎障害を抑制しうる内在性の新規システムとして機能している可能性を強く示唆する成果と考えられます.

なお,本研究成果の一部について,大澤正人助教が,本年6月13日~16日にイタリア、アテネで開催された第25回国際高血圧学会/第24回欧州高血圧学会(ISH/ESH 2014 - 25th Scientific Meeting of the ISH (joint with ESH))で報告し,The New Investigator Committee Poster Award, FinalistおよびISH/ESH Investigator Grantに選出されました.


研究概要:http://www.yokohama-medicine.org/news/index.html#20140508093557

第37回日本高血圧学会総会:http://www.congre.co.jp/37jsh/

KidneyInternational(国際腎臓学会誌)のウェブサイト:http://www.nature.com/ki/index.html

第25回国際高血圧学会/第24回欧州高血圧学会のウェブサイト:http://www.hypertension2014.org

# 本研究成果は,厚生労働省「循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業」,日本学術振興会,日本老年医学会,ソルト・サイエンス研究財団などの研究助成によるものです.

小林雄祐博士(横浜市立大学 医学部 客員研究員,腎臓・高血圧ゲノム研究グループ)が第3回臨床高血圧フォーラムにおいて実地医療優秀賞を受賞しました.

2014.07.07
小林雄祐博士が第3回臨床高血圧フォーラム(5月24日~5月25日,広島)において,起立性低血圧に関わる動脈弾性指標CAVIと自律神経反応性に関する発表を行い,実地医療優秀賞を受賞し,表彰されました.


第3回臨床高血圧フォーラム:http://www.med-gakkai.org/jshforum2014/

藤原亮博士,平和伸仁准教授ら(腎臓・高血圧ゲノム研究グループ)の研究成果が,Journal of Hypertension誌に掲載されました(病態制御内科学 梅村内科)

2014.06.19
藤原亮博士,平和伸仁准教授ら(腎臓・高血圧ゲノム研究グループ)が行いましたATP2B1遺伝子と高血圧に関する基礎研究の成果が,『Journal of Hypertension誌(国際高血圧学会誌)』に掲載されました(2014年5月6日付Epub).
研究グループは,ゲノムワイド関連解析(GWAS)により新規高血圧候補遺伝子であるATP2B1遺伝子を2008年から発見・報告してきました.
ATP2B1遺伝子は最も有力な高血圧候補遺伝子の一つとして,近年世界中で研究が行われています.
その中でも,グループは世界で初めて生体レベル(血管平滑筋特異的ノックアウトマウス)でATP2B1遺伝子と高血圧の関連を報告し,多数の論文に引用されています.
今回は,全身におけるATP2B1遺伝子の血圧への影響を明らかにするため,ATP2B1遺伝子の全身のヘテロノックアウトマウスを作成し,改めて血圧が上昇することを明らかにしました.
今後ATP2B1遺伝子と高血圧の関連について,より詳細なメカニズムを明らかにすることで,高血圧治療のテーラーメード医療(オーダーメイド医療)への実践など,ヒトへの臨床応用が期待されます.


Journal of Hypertension(国際高血圧学会誌)のウェブサイト:
http://journals.lww.com/jhypertension/pages/default.aspx

大澤正人助教,田村功一准教授ら(GR)の研究成果がKidney International誌に掲載されました.

2014.05.08
大澤正人助教,田村功一准教授らの研究グループ(GR)が行ないましたAT1受容体結合蛋白 ATRAP(AT1 receptor-associated protein)の血圧調節に関する研究成果が,『Kidney International誌(国際腎臓学会誌)』に掲載されました(2014年4月2日付 Epub).
研究グループは,ATRAP欠損マウスでは,正常マウスと比較して定常状態では特に違いを認めないにもかかわらず, 病的刺激下では腎尿細管におけるナトリウム再吸収増加を介した高血圧の増悪および高血圧性臓器障害の進展が認められることを明らかにしました.
生体においてATRAPは,生理的なAT1受容体情報伝達系活性には影響を与えずに,病的刺激下で生じるAT1受容体系の過剰活性化を抑制することで,高血圧の発症を抑制する新規システムとして機能している可能性があり,今後ATRAPが高血圧や高血圧性臓器障害における新規治療やリスク診断に応用されることが期待されます.

Kidney International(国際腎臓学会誌)のウェブサイト:
http://www.nature.com/ki/index.html

*本研究は,厚生労働省「循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業」,日本老年医学会,日本学術振興会などの研究補助金により行われました.
また,横浜市立大学先端医科学研究センターが推進している「研究開発プロジェクト」の成果のひとつです.

涌井広道助教が,日本循環器学会 臨床研究奨励賞を受賞しました.

2014.04.04
涌井広道助教が,第78回日本循環器学会学術集会において,腎血管性高血圧による蛋白尿出現のメカニズムについて報告し,循環器臨床研究奨励賞(症例報告部門 優秀賞)を受賞しました.
2014年3月22日に開催された総会にて授賞式が行われました.
この賞は,国内外における循環器病学に関する論文(症例報告)でこの1年間に発表されたもののうち,循環器臨床への貢献度が高く,オリジナリティ・クオリティが優れたものに贈られる賞です.


循環器臨床研究奨励賞:http://www.j-circ.or.jp/gaiyou/award/rinsho.htm

第78回日本循環器学会学術集会:http://www2.convention.co.jp/jcs2014/

石川利之准教授が、日本心臓財団・日本循環器学会発行「心臓」の2013年度優秀査読 賞を受賞いたしました。

2014.02.13
石川利之准教授が、日本心臓財団・日本循環器学会発行「心臓」の2013年度優秀査読賞を受賞いたしました。
循環器領域の唯一の和文投稿誌である日本心臓財団・日本循環器学会発行「心臓」に対する最も多大な貢献が認められ、2013年度優秀査読賞として表彰されました。

日本高血圧学会総会、日本心血管内分泌代謝学会学術総会を開催いたします。

2014.01.08
梅村 敏教授が会長を務め、第37回日本高血圧学会総会、第18回日本心血管内分泌代謝学会学術総会を開催いたします。


第37回 日本高血圧学会総会
会期:2014(平成26年)10月17日(金)~10月19日(日)
会場:パシフィコ横浜
会長:梅村 敏 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓内科学教室 教授)


公式HPはこちら:http://www.congre.co.jp/37jsh/


第18回 日本心血管内分泌代謝学会学術総会
会期:2014(平成26年)11月21日(金)~11月22日(土)
会場:横浜市開港記念会館
会長:梅村 敏 (横浜市立大学医学部 循環器・腎臓内科学教室 教授)
副会長:木村一雄 (横浜市立大学附属市民総合医療センター 心血管センター 教授)


公式HPはこちら:http://www.mtoyou.jp/cvem18/

お問合せ

横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9 A365
TEL:045-787-2635
FAX:045-701-3738

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