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2018年のお知らせ

『治療抵抗性高血圧に対する腎デナベーションシステム』治験にご参加いただける方を募集中です

2018.12.23
循環器・腎臓・高血圧内科学教室(腎臓・高血圧内科、循環器内科)では2018年10月より、治療抵抗性高血圧の患者様を対象とする治験を開始しました。
治験とは、新しい医療機器として国から認可を受けるため、患者様にご協力いただき効果や安全性を確かめる試験です。
この治験では、多剤の降圧薬を用いても良好な血圧コントロールが得られない患者様に対して、腎動脈周囲にある交感神経をカテーテルで焼灼し、交感神経の働きを抑制することにより血圧を安定させる治療を実施します (詳細に付きましては、リンク先の説明文書をご覧ください)。


ご参加いただける方:
●20歳以上75歳以下の方
●利尿薬を含む3種類以上の降圧薬を内服中の方
●最近の血圧が、収縮期血圧150mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の方
※ 他にも厳格な基準が定められており、ご参加いただけない場合もあります。
あらかじめご了承ください。
ご興味のある方には詳しくご説明しますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
●募集期間は~ 2019 年3月まで、となっております。

1)お問い合わせ先、その1(患者様用、医療機関用):
横浜市立大学附属病院 臨床試験管理室 (病院代表045-787-2800、内線 2977 )
問い合わせ時間(祝日を除く):月~金の午前9時~午後5時


2)お問い合わせ先、その2(医療機関用):
横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 田村功一
電話:病院代表045-787-2800、内線 6326
E-mail:tamukou@yokohama-cu.ac.jp(←@を半角に変更してください)

横浜市立大学附属病院で心房中隔欠損症に対する低侵襲カテーテル的欠損孔閉鎖治療を開始しました。

2018.12.13
心房中隔欠損症(以下ASD)は心室中隔欠損症についで二番目に頻度の高い先天性心疾患です。
ASD患者の多くは小児期に無症状で過ごされますが、成人期以降に心不全や不整脈を発症するのが特徴です。
これまでは心臓外科医により手術的に欠損孔を閉じることでで修復していましたが、このカテーテル治療により胸にキズをつけず、より低い侵襲度、より短い時間で根治させることが可能になります。
横浜市内で本治療が実施できるのは当院と県立こども医療センターの2施設のみであり、成人まで対応できるのは当院のみとなっています。

心房中隔欠損症に対する低侵襲カテーテル的欠損孔閉鎖治療(pdf)

田村功一主任教授(GR)が、2018年11月21日(水)に参議院議員会館にて開催され、与野党国会議員や日本医師会、関係学会、患者会など参加の「脳卒中・循環器病対策基本法の成立を求める会」による集会に出席しました

2018.12.04
「脳卒中・循環器病対策基本法」について今臨時国会での成立を目指し、日本脳卒中協会や日本心臓病財団など循環器関連の15学術団体や3患者団体などで構成される「脳卒中・循環器病対策基本法の成立を求める会」(共同代表=山口武典日本脳卒中協会常務理事、矢?義雄日本心臓財団理事長)は2018年11月21日(水)、参議院議員会館で集会を開きました。
この集会には与野党国会議員や日本医師会、関係学会(日本循環器学会、日本脳卒中学会、日本心不全学会、日本高血圧学会等)、患者会などが参加し、また、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の同門会員の日本医師会常任理事 羽鳥 裕先生とともに、循環器・腎臓・高血圧内科学教室の田村功一主任教授も出席し、ともに今臨時国会での成立をあらためて要望しました。
 脳卒中・循環器病による死者は、国内で年間30万人以上とされ、また、脳卒中・循環器病は認知症や寝たきりの原因ともなり、健康長寿のさらなる向上にとっての大きな障壁になっていると同時に、家族らの介護負担の大きさも指摘されています。
「脳卒中・循環器病対策基本法」法案は、脳卒中・循環器病を発症した人の救急搬送の体制、治療できる医療機関の整備などを国や地方自治体の責務と規定しており、政府には具体的な目標や達成時期などを盛り込んだ「循環器病対策推進基本計画」の策定も義務付けています。


脳卒中・循環器病対策基本法紹介パンフレット_2018:
Web:
http://www.junkankitaisaku-motomerukai.org/wp-content/uploads/2018/10/20181017pamphlet.pdf

写真:
脳卒中・循環器病対策基本法の成立を求める会において、与野党国会議員らの前で挨拶をされる、一般社団法人日本循環器学会 代表理事/東京大学循環器内科学 教授 小室一成 先生(中央)

田村功一主任教授(GR)が、第60回神奈川医学会総会・学術大会において川口賞を受賞し、表彰を受けました!

2018.12.03
循環器・腎臓・高血圧内科学教室の田村功一主任教授(GR)が、平成30年11月23日(金・祝)に神奈川県総合医療会館(横浜市中区)で開催された第60回神奈川医学会総会・学術大会において川口賞を受賞し、表彰を受けました。
川口賞は、川口良平先生(元神奈川県医師会会長)にちなみ平成9年度に創設され、学術功労者表彰受賞者と、県下4大学医学部(北里大学、聖マリアンヌ医科大学、東海大学、横浜市立大学)から「神奈川県医師会員であって基礎医学の研究に携わり、功績のあった者」として推薦された方の中からそれぞれ1名をそれぞれ選出し、合計2名を表彰するものです。
田村功一主任教授の受賞は、研究対象である心血管腎臓病に係る、基礎医学研究成果を含めての数多くの著書、論文、加えて国内外での学会、研究会発表など一連の学術的功績が評価されるとともに、横浜市・神奈川県の地域医療の向上発展への貢献が評価されたことによります。
田村功一主任教授は、現在、神奈川県透析施設連絡協議会 理事、神奈川県慢性腎臓病(CKD)対策連絡協議会 構成員を務めるなど、今後も横浜市のみならず、心血管腎臓病分野を中心に、神奈川県民の健康増進に少しでも貢献できるようにさらに精進したいとの決意です。


写真:
第60回神奈川医学会総会において川口賞表彰を受ける田村功一主任教授
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2018/dr3e64000000indq-att/20181126tamura.pdf

時事メディカル報道 (田村功一教授、川口賞を受賞!
 第60回神奈川医学会総会・学術大会):
https://medical.jiji.com/topics/820

藤沢市民病院 病院長の常田康夫先生(腎臓・高血圧G)が、第60回神奈川医学会総会において、平成30年度 神奈川県医師会 学術功労者表彰を受賞しました!

2018.12.02
藤沢市民病院 病院長の常田康夫先生(腎臓・高血圧G)が、平成30年11月23日に神奈川県総合医療会館で開催されました第60回神奈川医学会総会において、平成30年度 神奈川県医師会 学術功労者表彰を受賞しました。
今回の受賞は、永年にわたり神奈川医学会へ貢献し地域における医療連携の充実に尽力する傍ら、内科領域、特に腎疾患治療の充実に積極的に取り組み、医学の進歩に寄与するとともに、神奈川県民の健康増進に多大なる貢献をされた功績が高く評価されたものです。
常田康夫先生は、横浜市立大学医学部 臨床教授として、私どもの循環器・腎臓・高血圧内科学教室、特に腎臓・高血圧Gの指導的立場を長年にわたって担当されております。
また、平成30年4月に藤沢市民病院の病院長に就任され、同病院は平成30年7月に再整備事業が完了してグランドオープンを迎えるなど、同病院のさらなる発展における主要な役割を担われるなど非常にご多忙な毎日を精力的に過ごされています。


写真:
第60回神奈川医学会総会に学術功労者表彰を受ける常田康夫先生


藤沢市民病院 病院長 常田康夫先生のご挨拶: https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/hospital/introduction/greeting/index.html


藤沢市民病院 病院長の常田康夫先生(腎臓・高血圧G)が、第60回神奈川医学会総会において、平成30年度 神奈川県医師会 学術功労者表彰を受賞しました!

市大附属病院 木野旅人医師、市民総合医療センター 佐藤亮佑医師が、第5回日本血管血流学会で、若手優秀演題賞を受賞しました!

2018.11.28
平成30年11月17日(土)に開催された、日本血管血流学会学術集会において、市大附属病院 木野旅人医師と、市民総合医療センター 佐藤亮佑医師に、それぞれ若手優秀演題賞が授与されました。

木野旅人先生の演題は、『冠動脈疾患・末梢動脈疾患二次予防のための日本における至適薬物療法(OMT)について~これまでの検討のまとめ~』と題して、附属病院のコホートデータを、プロペンシティ・スコア・マッチングののち、IPTW法で均霑化した疑似ランダム化比較試験によって検討した結果を報告しました。
佐藤亮佑先生は、『ST上昇型急性心筋梗塞患者におけるサルコペニアの要素と血管内皮機能障害の関係』と題する研究で、質の高いコホートを対象にして、血管内皮障害と、歩行速度との関連を明らかにした研究です。
両名とも、同日開催された日本血管血流学会理事会での投票により、優秀演題賞に選出されました。

第5回日本血管血流学会学術集会を平成30年11月17日に開催しました。
医学科4年の織井隆介君が、若手演題最優秀賞を受賞しました。

2018.11.27
平成30年11月17日(土)に、石上友章准教授を会長に、第5回日本血管血流学会学術集会が、秋晴れの好天に恵まれて、盛況の裡に開催されました。

NPO法人臨床研究適正評価教育評価機構(JCLEAR)理事長の桑島巌先生の特別講演『変貌する、日本の臨床研究』、4分野のエキスパートをそろえたシンポジウム『生活習慣病ガイドラインの昨日・今日・明日』、石上会長の会長講演『高血圧・動脈硬化症の源流に迫る‐血管血流研究への展開』といった特別企画に加えて、教育講演として独協医大循環器内科安隆則教授、ひつもと内科櫃本孝志先生による講演、若手演題、一般演題の発表を、ヘボン・ホールを主会場にして行われました。
学会理事の投票により、リサーチクラークシップでの研究成果『動脈硬化症とB細胞および、口腔内常在菌の関係についての検討』を発表した、医学科4年の織井隆介君に、若手研究最優秀賞が授与されました。

第48回日本腎臓学会東部学術大会が2018年10月20日,21日に東京 京王プラザホテルにて開催されました。

2018.11.13
第48回日本腎臓学会東部学術大会が2018年10月20日,21日に東京 京王プラザホテルにて開催されました。
横浜市立大学附属病院・横浜市立大学附属市民総合医療センターより6演題、関連病院より3演題と多数の演題を発表しました。


発表者と演題名:
「頻回再発型MCNSに対しプレドニゾロンとリツキシマブが併用された患者にニューモシスチス肺炎を認めた症例」
大上 尚仁 先生

「インフルエンザを契機に再燃したANCA関連腎炎の一例」
春原 須美玲 先生

「常染色体優性多発嚢胞腎に対するトルバプタン投与中断,再開前後の両腎容積推移」
坂 早苗 先生

「基底膜の菲薄化と低尿酸血症を認めたネフローゼ症候群の一例」
古宮 士朗 先生

「経皮的冠動脈形成術(PCI)後に末期腎不全となったANCA関連腎炎の一例」
畠山 萌枝 先生

「糖尿病の悪化を契機に発見されたIgG4関連腎臓病の一例」
外澤 真李 先生

「TAFRO症候群様の臨床像を呈した抗SS-A,B抗体陽性の一例」
聖隷横浜病院 石賀 浩平 先生

「扁桃肥大を伴う顕微鏡的血尿にて発見された基底膜菲薄化症候群の一例」
大森赤十字病院 薬師川 秋奈 先生

「臨床上急速進行性糸球体腎炎症候群を呈したが,腎生検により広範な腎への浸潤を認めた悪性リンパ腫の一例」
横須賀市立うわまち病院 塚本 俊一郎 先生

(写真)大上尚仁先生と春原須美玲先生

第27回 国際高血圧学会において、森田隆太郎先生、鈴木将太助教がTravel Grant Awardを受賞しました。

2018.11.13
第27回 国際高血圧学会(北京、2018年9月20日~9月23日)において、済生会横浜市南部病院 腎臓高血圧内科の小林雄祐博士、同じく初期臨床研修医の西澤芙美香先生、二町尚樹先生、森田隆太郎先生、横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科の鈴木将太助教、横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科学の鍵本美奈子大学院生がそれぞれ高血圧関連の臨床研究発表を行いました。
また、森田隆太郎先生、鈴木将太助教はTravel Grant Awardを受賞しました。

(写真)左より、二町先生、森田先生、鍵本先生、小林博士、鈴木助教、西澤先生

田村功一主任教授、涌井広道講師ら(GR)の産学連携による、循環器領域の先進的な新規臨床開発研究が、平成30年度横浜市リーディング事業(LIP.横浜)助成金に採択!

2018.11.08
横浜市では、健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出する産学官金のネットワーク「横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP.横浜)」を推進しています。
「LIP.横浜」の取組のひとつとして、試作品開発など産学連携プロジェクトの創出を支援する助成制度「横浜市リーディング事業助成金(トライアル助成)」の二次募集が実施され、この度交付対象事業(12事業)が決定しました。
その結果、田村功一主任教授、涌井広道講師ら(GR)の産学連携による、循環器領域の先進的な新規臨床開発研究が交付対象事業として採択されました。
今後の展開がおおいに期待されます!

横浜市記者発表資料_LIP.横浜_2018_1106
詳しくは横浜市ホームページをご覧ください。
Web: http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201811/20181106-024-28500.html

横浜ライフイノベーションプラットフォーム「LIP.横浜」
Web: http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/sogyo/life/lifepf.html

循環器・腎臓・高血圧内科学の白善雅医師ら(腎臓・高血圧内科,研究グループGR)が,病態病理学教室との共同研究により,新規血管新生因子LRG1の糖尿病性腎症における病態生理学的意義について発表

2018.11.05
今回,横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科学の白善雅医師,涌井広道講師,小豆島健護博士(*1),春原浩太郎博士(*2),大城光二助教,畝田一司助教,小林竜助教,田村功一主任教授ら (GR)は,同病態病理学教室 大橋健一教授らとの共同研究により,糖尿病モデルマウス(db/dbマウス)の腎臓において,新規血管新生因子であるLRG1(*3)の発現が亢進しており,糖尿病性腎症の発症・進展に関与している可能性を明らかにしました.
研究グループはまず,LRG1が正常対照マウスの腎糸球体の血管内皮細胞,糸球体内皮細胞,尿細管細胞に発現していることを明らかにしました.
次に,糖尿病性腎症モデルマウスでは,早期腎症の段階において,糸球体内皮細胞でのLRG1発現レベルの亢進を認めました.
さらに,経時的に観察したところ,LRG1は,従来より血管新生促進因子として知られているVEGF(*4)よりも先行してその発現が増強することが明らかとなり,糖尿病性腎症において「血管新生・増殖」の初期段階で関与し,その進展において重要な役割を担っている可能性が示唆されました.


*1: 現在,Senior Research Fellowとして, Duke-NUS Medical Schoolに留学中 (Web: https://www.duke-nus.edu.sg
)
*2:現在,Research Fellowとして,Monash Universityに留学中
*3: ロイシンリッチα糖蛋白質‐1(Leucine-rich α-2 glycoprotein 1 :LRG1)
*4: 血管内皮細胞増殖因子(Vascular endothelial growth factor :VEGF)


掲載論文:Sona Haku, Hiromichi Wakui, Kengo Azushima, Kotaro Haruhara, Kohji Ohki, Kazushi Uneda, Ryu Kobayashi, Kenichi Ohashi, Kouichi Tamura, et al. Early enhanced leucine-rich α-2-glycoprotein-1 expression in glomerular endothelial cells of type 2 diabetic nephropathy model mice. Biomed Res Int, vol. 2018, Article ID 2817045, 9pages, 2018.
Biomed Research Internationalホームページ:
論文リンク先: https://doi.org/10.1155/2018/2817045

田村功一主任教授がASN Kidney Week 2018にて、留学中の小豆島健護博士とその上司であるThomas Coffman教授とランチミーティングを行いました

2018.11.02
2018年10月23日~10月28日までアメリカ合衆国カルフォルニア州サンディエゴで、アメリカ腎臓学会(ASN; American Society of Nephrology)のシンポジウムであるASN Kidney Week 2018が開催されました。
当学会期間中に、田村功一主任教授がDuke-NUS Medical Schoolへ留学中の小豆島健護博士、およびその上司であるThomas Coffman教授とランチミーティングを行い、親交を深められました。


<写真>
レストランの前で(左から小豆島健護博士、Thomas Coffman教授、田村功一主任教授)

<ホームページ>
Duke-NUS Medical School: https://www.duke-nus.edu.sg/

アメリカ腎臓学会(ASN; American Society of Nephrology)のシンポジウムであるASN KIDNEY WEEK 2018で当教室から4題、小豆島健護博士が留学先より1題と合計5演題と多数の演題を発表しました。

2018.10.31
アメリカ腎臓学会(ASN; American Society of Nephrology)のシンポジウムであるASN KIDNEY WEEK 2018が、2018年10月23日~10月28日まで、アメリカ合衆国カルフォルニア州サンディエゴで開催されました。
田村功一主任教授,涌井広道講師をはじめ、8名が参加し、当教室から4題、小豆島健護博士が留学先より1題と合計5演題と多数の演題を発表しました。


発表者と演題名:
涌井 広道・金口 翔「Proximal Tubule Angiotensin II Type 1 Receptor-Associated Protein Does Not Influence Angiotensin-Dependent Hypertension」

小豆島 健護『Anti-Proteinuric Actions of Angiotensin II Receptor Blockade in a Mouse Model of Diabetic Nephropathy』

小林 竜『TNF-α Blockade Attenuates Hypertension and Renal Expression of the Epithelial Sodium Channel Α-Subunit in the Remnant Kidney CKD Model Using ATRAP Deficient Mice」

大城 光二『Effects of Erythropoietin-Stimulating Agents on Blood Pressure in Patients with Non-Dialysis CKD and Renal Anemia』

山地 孝拡『Proximal tubule Angiotensin II Type 1 Receptor-associated Protein Regulates Kidney Aging and Lifespan through Sirtuin1-mediated Pathway』

ASN KIDNEY WEEK 2018ホームページ
https://www.asn-online.org/education/kidneyweek/

写真:ポスター展示前にて 山地 孝拡先生

田村功一主任教授が、中国北京での第27回国際高血圧学会総会Hypertension Beijing 2018)において「心不全と高血圧」についての招請講演を行いました

2018.10.03
2018年9月20日から23日にかけて中華人民共和国北京国際会議場(BICC)にて開催された第27回国際高血圧学会総会 [The 27th Scientific Meeting of the International Society of Hypertension (Hypertension Beijing 2018)]において、田村功一主任教授が、「高血圧と心機能」のセッションにおいて、『心不全と高血圧』についての招請講演を行いました。
( http://www.ish2018.org/Data/List/Speakers-Chairs?str=T )
国際的に慢性心不全患者が増加しており、すでに心不全パンデミックともいわれる状況です。
心不全の発症、進展、増悪、再発の予防は、医療界のみならず社会全体で取り組むべき喫緊の課題です。
そのために、心不全の予防や予後改善のための高血圧治療の意義や重要性について最新の臨床的エビデンスの状況を踏まえて解説をしました。
また、後半では、研究グループGR (腎臓・高血圧内科 涌井広道講師ら) が 中心となって精力的に研究を進めている新規受容体結合因子ATRAPに期待される機能的意義についての研究成果の披露も行い、好評を博しました。
田村功一主任教授は、2018年9月に日本高血圧学会の理事に就任したこともあり、4年後に日本高血圧学会が主体となって 京都にて開催予定の
ISH 2022 Meeting in Kyoto ( https://www.ish-world.com/events/e/ISH-2022-Scientific-Meeting/ )
の準備に向けての視察も行いました。
そして、学会のPresidential Dinnerにも招待され、田村功一主任教授がHarvard大学医学部循環器内科に留学中の指導者であるVictor J. Dzau教授 (現在、米国医学アカデミー会長)と再会し、医学分野の日米学術交流についての議論を深めました (写真)。

写真:米国医学アカデミー会長のVictor J. Dzau教授(左)と田村功一主任教授
第27回国際高血圧学会総会 [The 27th Scientific Meeting of the International Society of Hypertension (Hypertension Beijing 2018)]: http://www.ish2018.org

循環器・腎臓・高血圧内科学教室 田村功一主任教授が、日本高血圧学会The Japanese Society of Hypertensionの理事に就任しました

2018.09.25
循環器・腎臓・高血圧内科学教室 田村功一主任教授が、日本高血圧学会The Japanese Society of Hypertensionの理事に就任しました(2018年9月~)。
日本高血圧学会は、1978年4月に発足し、高血圧を中心とする研究、 啓蒙活動、学術集会の開催、ガイドライン策定、特別正会員(FJSH)育成等を通じて、 国民の健康増進を図る特定非営利活動法人です。
循環器・腎臓・高血圧内科学教室の前身である内科学第2講座(第2内科学教室)は、1955年守一雄初代教授に始まり、1973年に就任の金子好宏第2代教授らが1978年に日本高血圧学会を創立し、1987年就任の石井當男第3代教授、1998年就任の梅村敏第4代教授へと高血圧をはじめとした循環器病・腎臓病の臨床と研究の発展が引き継がれ、前任の梅村敏教授の在任中に循環器・腎臓内科学教室(病態制御内科学)となりました。
そして、2016年10月に着任の田村功一第5代主任教授は、当教室が目標として掲げる「”心血管腎臓病(病態連関病)”に克つための臨床・教育・研究・地域貢献・行政連携」をより明確にするために、2017年7月からは、当教室名を「循環器・腎臓内科学教室(病態制御内科学)」から『循環器・腎臓・高血圧内科学教室(病態制御内科学)』に改めました。
なお、田村功一主任教授は、2017年12月から日本心血管内分泌代謝学会The Society of Cardiovascular Endocrinology and Metabolismの理事、2018年4月から日本腎臓学会Japanese Society of Nephrologyの幹事(学術研究企画戦略委員会担当)に就任しています。

日本高血圧学会ホームページ: Web: http://www.jpnsh.jp/medical_ind.html
日本心血管内分泌代謝学会ホームページ: Web: http://square.umin.ac.jp/cvem/index.html
日本腎臓学会ホームページ: Web: https://www.jsn.or.jp

日本心臓病学会学術集会にて、木村一雄教授が教育貢献賞、加藤真吾客員研究員がYIA優秀賞を受賞し、塚原健吾部長と田村功一主任教授が新FJCC認証式に出席

2018.09.23
第66回日本心臓病学会学術集会(会長:兵庫医科大学 内科学講座 循環器内科 増山 理教授)が2018年9月7日(金)~9日(日)にかけて大阪国際会議場にて開催され、横浜市立大学附属市民総合医療センター循環器内科木村一雄教授が教育貢献賞を受賞し(写真1)、受賞記念講演を行いました。
受賞理由は、「心臓病診療とくに救急医療現場において、病歴・身体所見・心電図・一般的なバイオマーカーから病態を明らかにするというスタイルで質の高い臨床研究を実施、多くの若手医師を教育した。
研究成果を国際一流誌に数多く発表し、心臓病診療のガイドラインを作成することにより心臓病学の教育に貢献した」と学会から高い評価をいただきました。

また、加藤真吾客員研究員(神奈川県立循環器呼吸器病センター 循環器内科)がYIA優秀賞を受賞し表彰されました(写真2)。
研究課題は「Coronary Flow Reserve assessed by Phase-contrast Cine Magnetic Resonance Imaging in Heart Failure Patients」です。

さらに、今回あらたにFJCCとして認証された、藤沢市民病院循環器内科塚原健吾部長、田村功一主任教授がFJCC認証式に出席しました(写真3)。

1)日本心臓病学会Young Investigator's Award(YIA)
日本心臓病学会では独創的な臨床的研究の奨励と若手研究者の育成を目的として、1997年にYoung Investigator's Award(YIA)を創設しました。

2)日本心臓病学会 FJCC(Fellow of the Japanese College of Cardiology:FJCC)
FJCC 会員とは心臓血管病学の分野に関する学識と経験が高度の専門レベルに達した医師および科学者に与えられ、この領域の研究と医療に大きく貢献している会員であることを学会が認定し、その功績が顕彰された者であることを示すものです。

3)一般社団法人日本心臓病学会 (Japanese College of Cardiology: JCC)
Web: http://www.jcc.gr.jp/index.html


(写真1) 教育貢献賞を受賞し受賞のスピーチを行う木村一雄教授
(写真2) YIA優秀賞を受賞した加藤真吾客員研究員(左から2人目)
(写真3) FJCC認証式に出席した、左から塚原健吾部長、田村功一主任教授

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR)の客員研究員として、春原浩太郎博士が腎臓病の先端研究ラボのあるMonash大学Department of Anatomy and Developmental Biologyに海外留学!

2018.09.20
循環器・腎臓・高血圧内科学(GR)の客員研究員として東京慈恵医科大学腎臓・高血圧内科との共同研究推進の原動力である、春原浩太郎博士が腎臓病の先端研究ラボのあるMonash大学Department of Anatomy and Developmental Biologyに海外留学!

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR)の客員研究員として東京慈恵医科大学腎臓・高血圧内科との共同研究推進の原動力である、春原浩太郎博士が、2018年8月から、腎臓病の先端研究ラボへの海外留学を開始しました。
留学先のラボは、オーストラリア・メルボルンにあるMonash大学Department of Anatomy and Developmental Biologyであり、腎臓病研究領域における重要な研究成果を発信していることで有名です。
春原浩太郎博士は、John F. Bertram教授と東京慈恵医科大学腎臓・高血圧内科の横尾 隆教授の指導の下、腎糸球体の血管係蹄を覆う上皮細胞であるポドサイトの意義に関連した最先端研究に取り組む予定でして、益々の活躍が期待されます。


(写真1)
John F. Bertram教授と春原浩太郎博士
(写真2)
研究室のある建物のエントランス。
日本と少し雰囲気が違います。

第41回日本高血圧学会総会

2018.09.20
第41回日本高血圧学会総会が2018年9月14日から16日、旭川において開催されました。
リサーチクラークシップで当科腎臓グループ(GRグループ)を選択してくれた医学部医学科4年伊藤龍一さん、中村朗子さんが研究成果をポスター発表しました。
2人とも学部生とは思えない堂々たるプレゼンテーションと質疑応答で頼もしい限りでした。
また、GRグループからも多数の発表がありました。
今後、お2人のご活躍と研究の発展を期待します。

「新規アドレナリン受容体修飾因子GPR143の糖尿病腎症における意義の検討」
伊藤龍一 (写真1)

「六君子湯による腎保護効果の検討」
中村朗子 (写真2)

「不死化RPTEC(Renal Proximal Tubule Epithelial Cells)のクローン化による近位尿細管細胞株の樹立及びクローン化細胞におけるATRAPの発現調節の検討」
山地孝拡

「中枢性血圧調節におけるATRAPの機能的意義」
金口翔

シンポジウム8 RA系のNew playersの高血圧とその合併症における意義
「高血圧・生活習慣病における白血球レニン-アンジオテンシン系の意義」
春原 浩太郎

特別企画6 Inflammation and Immunity in Hypertension
「高血圧の発症・進展と免疫系・慢性炎症の役割」
涌井 広道

スポンサードシンポジウム2 J-DOIT3から見えてきた糖尿病患者の包括管理の重要性
「糖尿病患者の血圧管理率を如何に上げるか」
田村 功一

シンポジウム6 CKDにおける血圧管理
「CKDの病態を考慮した血圧管理の重要性:CKDにおける血圧管理のピットフォール」
田村 功一

シンポジウム13 DKDと高血圧性腎硬化症
「高血圧性腎硬化症の病態生理を考慮した血圧管理の重要性」
田村 功一

第41回日本高血圧学会総会

第41回日本高血圧学会総会にて、腎臓・高血圧Gの大城(奥山)由紀医師(ゲノム研究グループ)が2017年度Hypertension Research Award優秀賞を受賞しました!

2018.09.20
2018年9月14日~16日に旭川で開催された第41回日本高血圧学会総会1)において、当教室の大城(旧姓奥山)由紀医師の研究成果として2018年2月発刊のHypertension Research2)に掲載された論文「The effects of anti-hypertensive drugs and the mechanism of hypertension in vascular smooth muscle cell-specific ATP2B1 knockout mice」に対し、2017年度のHypertension Research Award優秀賞が授与され、研究内容の講演が行われました。

Hypertension Researchは日本高血圧学会の学会誌であり、高血圧領域の臨床および基礎の原著研究論文を中心とした欧文誌です。
研究奨励としてHypertension Research Awardが年間最優秀論文1件、優秀論文2件に対して授与されています。

1) http://www.mtoyou.jp/jsh41/
2) https://www.nature.com/hr/

写真:受賞式にて会長、選考委員長と撮影(中央)

平成30年度科研費研究活動スタート支援を、循環器・腎臓・高血圧内科学教室から3名が獲得しました。

2018.09.20
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)の「研究活動スタート支援」は、我が国の研究機関に採用されたばかりの研究者や育児休業等から復帰した研究者等が行う研究へのサポートを目的とした公的助成です。
平成30年度公募の科研費スタート支援への応募者の中から、当教室より神奈川県立循環器呼吸器病センター循環器内科の加藤真吾客員研究員、大学附属病院循環器内科の上村大輔助教(循環器グループ:GR)、大学附属病院腎臓・高血圧内科の大城光二助教(腎臓・高血圧グループ:GR)の3名の研究課題が、厳正なる審査の結果、採択されました。


科学研究費助成事業:
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html

AHA Council on Hypertension 2018にて大学院生の角田剛一朗医師(腎臓・高血圧G、ゲノムグループ)がOnsite Trainee Poster Awardを受賞しました!

2018.09.14
米国心臓協会(AHA; American Heart Association)の学術集会であるAHA Council on Hypertensionが、2018年9月6日~9月9日まで、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴで開催されました。


当教室から大学院生、角田剛一朗医師(腎臓・高血圧G、ゲノムグループ)が演題名
『Elucidation of blood pressure control function of essential hypertension candidate gene LPIN1』
のポスター発表を行い、Onsite Trainee Poster Awardを受賞しました!

AHA Council on Hypertensionホームページ:
https://professional.heart.org/professional/MembershipCouncils/ScientificCouncils/UCM_320263_Council-on-Hypertension.jsp

写真1角田医師とポスター発表
写真2授賞式での写真撮影
写真3表彰状と角田医師

循環器内科・先進医療B『Buerger病に対する、骨髄幹細胞移植治療』はじめました。

2018.09.10
去る平成30年8月29日に、附属病院循環器内科で、先進医療Bとして『Buerger病に対する、骨髄幹細胞移植治療』を、Buerger病による下肢難治性潰瘍の男性(47)の方に、提供させていただきました。
当院では、従来は先進医療Aとして、末梢血幹細胞移植・骨髄幹細胞移植を、内科・外科治療の適応のない難治性下肢潰瘍(no option CLI)の方々に提供していました。
(平成20年、平成22年~) このたび、臨床研究法案・細胞治療法案の成立に従い、京都府立医大との共同研究として、『Buerger病に対する、骨髄幹細胞移植治療』を先進医療Bとしての提供を再開することができました。
今後5年間の間に、全国で合計25例を目標に行われます。
引き続き、県下・市内の難病のひとつであるBuerger病の方々への先進的な医療の提供を行い、究極的には保険医療化を目指して臨床研究を行って参ります。
本治療の施行にあたって、血液・リウマチ・感染症内科学講座、附属病院輸血部、附属病院中央手術部、附属病院医事課のみなさまの絶大なるご協力を賜りました。
本記事をおかりして、改めて篤く御礼を申し上げます。

(手術室で骨髄幹細胞移植治療を行う、研修医の菊地健介医師(奥)と石上准教授(手前))
循環器内科・先進医療B『Buerger病に対する、骨髄幹細胞移植治療』はじめました。

田村功一主任教授が、横浜市立大学の精鋭による革新的プロジェクト『かもめプロジェクト』の研究者チームの代表者に選ばれました!

2018.08.14
循環器・腎臓・高血圧内科学 (腎臓・高血圧内科、GR) の田村功一主任教授が、横浜市立大学における基礎研究と臨床研究の融合により、医学研究の発展、特に臨床への還元を目指して平成30年4月よりスタートしました、横浜市立大学の精鋭による革新的プロジェクト『かもめプロジェクト』の研究者チームの代表者に選ばれました。
かもめプロジェクトには多数の応募があり、厳正な審査の結果、6つのプロジェクトが選定されました。
各プロジェェクトはいずれも、現在の医療では難治性の疾患であり、一日も早い革新的治療法の確立が望まれるものです。
田村功一主任教授は、今回選抜されました6つのプロジェクトのうちの一つ、『高血圧-脳心血管病-腎臓病の病態連関の機序解明と新規治療開発を目指した研究』につきまして、福浦医学部の研究チームであるGR(涌井広道講師、上村大輔助教、畝田一司助教、小林 竜助教、大城光二助教ら、および、大学院生)、市大センター病院心臓血管センター内科日比 潔准教授、及び複数の基礎系・臨床系教室の先生方とともに展開していきます。
現在、一緒に先端的研究を推進していただける新たな大学院生・教室員の先生も募集中です!

(写真1)横浜市立大学 二見良之 理事長(前列、右から2人目)を囲んで、かもめプロジェクト授賞式での記念写真
(写真2)顕彰碑を囲む田村功一主任教授(右から3人目)ら、かもめプロジェクトの研究チーム代表者たち

(関連のWeb site)
公立大学法人横浜市立大学記者発表資料「かもめプロジェクト」がスタートします」: https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2018/dr3e64000000c7oe-att/20180426kamomestart.pdf#search=%27

田村功一主任教授が、ソルト・サイエンス研究財団の派遣により、The Tenth World Salt Symposium 2018において、受容体結合因子ATRAPが腎臓での水・電解質・血圧調 節に与えるインパクトについて講演

2018.08.13
循環器・腎臓・高血圧内科学 (腎臓・高血圧内科、GR) の田村功一主任教授が、公益財団法人ソルト・サイエンス研究財団の派遣により、The Tenth World Salt Symposium 2018において、受容体結合因子ATRAPが腎臓での水・電解質・血圧調節に与えるインパクトについて講演~ソルト・サイエンス研究財団のプロジェクト研究助成(医学分野:平成30年度から3年間の予定)の対象研究にも選ばれました!
~ 横浜市立大学学術院医学群 循環器・腎臓・高血圧内科学 (腎臓・高血圧内科、GR) の田村功一主任教授が、米国ユタ州Salt Lake City に近いPark City で6月19日から21日にかけて開催された、the Salt Institute 主催で日本を含む世界各国の塩業関係団体や塩関連研究財団による共催のThe 10th World Salt Symposium
(Web:http://www.worldsaltsymposium.org/tenth-salt-symposium/ )
に公益財団法人ソルト・サイエンス研究財団
(Web: http://www.saltscience.or.jp/index.html )
からの派遣研究員の一員として参加しました。
そして、“Novel Receptor Binding Protein ATRAP in the Regulation of Renal Sodium Reabsorption and Blood Pressure Response(新規受容体結合因子ATRAPが腎臓でのナトリウム再吸収と血圧調節に与えるインパクトについての報告)”のタイトルにて、ソルト・サイエンス研究財団から助成を受けた研究成果について講演を行い好評を博しました(写真)。
また、平成30年7月18日(水)に都市センターホテルにおいて公益財団法人ソルト・サイエンス研究財団の第30回助成研究発表会が開催され、平成29年度の一般公募研究助成の対象となった研究の概要について報告しました。
さらに、ソルト・サイエンス研究財団のプロジェクト研究助成(医学分野:平成30年度から3年間の予定)の対象研究にも選ばれ、新規受容体結合因子ATRAPの腎臓・高血圧疾患における意義が注目されており、今後のさらなる研究展開が期待されます。

(写真)
研究成果についての講演を行う田村功一主任教授
田村功一主任教授が、ソルト・サイエンス研究財団の派遣により、The Tenth World Salt Symposium 2018において、受容体結合因子ATRAPが腎臓での水・電解質・血圧調 節に与えるインパクトについて講演

医学生6年生の松岡勇樹君が、第248回日本循環器学会関東甲信越地方会において、Student Award Finalistおよび優秀賞を受賞

2018.08.12
循環器・腎臓・高血圧内科学 (循環器内科、腎臓・高血圧内科) で病棟実習をおこなった、医学生6年生の松岡勇樹君が、第248回日本循環器学会関東甲信越地方会において症例報告を行い、Student Award Finalistおよび優秀賞を受賞しました!

循環器・腎臓・高血圧内科学 (循環器内科、腎臓・高血圧内科) で病棟実習をおこなった、医学生6年生の松岡勇樹君が、ステーションコンファレンス東京 で6月9日に開催された、 第248回日本循環器学会関東甲信越地方会 (会長: 東京女子医科大学 循環器内科 萩原誠久教授;
Web: http://www2.convention.co.jp/jcs-kanto/chihoukai/pdf/248_program.pdf
において、田口有香先生を中心とした附属病院循環器内科の先生方に指導いただき、「感染性心内膜炎に仮性左室瘤を合併した僧帽弁逸脱症の1例」のタイトルにて症例報告を行うとともに、併せて感染性心内膜炎に続発した仮性左室瘤に関する症例報告のレビューも行い好評を博しました(写真1)。

 その結果、審査員の先生方からの高い評価をいただき、第248回日本循環器学会関東甲信越地方会のStudent Award Finalistおよび優秀賞を受賞しました(写真2)。
授賞式の後には、会長の東京女子医科大学循環器内科教授の萩原誠久先生、循環器・腎臓・高血圧内科 田村功一主任教授、石上友章准教授と記念撮影を行いました(写真3)。
(写真1)症例報告発表を行う松岡勇樹君
(写真2)日本循環器学会代表理事の東京大学小室教授から表彰される松岡勇樹君
(写真3)右から、松岡勇樹君、萩原誠久会長、田村功一主任教授、石上友章准教授

第7回臨床高血圧フォーラムにおいて、腎臓・高血圧G (GR)の大学院生の石井健夫医師 と第二内科同門会の南澤康介博士が実地医療賞を受賞

2018.08.11
循環器・腎臓・高血圧内科学 (腎臓・高血圧内科、GR) の大学院生の石井健夫医師(医療法人社団善仁会 横浜第一病院 副院長)と第二内科同門会員であり南澤医院院長の南澤康介博士(神奈川県内科医学会 高血圧・腎疾患対策委員会)が、第7回臨床高血圧フォーラムにおいて研究成果発表を行い、ともに実地医療賞を受賞しました!

循環器・腎臓・高血圧内科学 (腎臓・高血圧内科、GR) の大学院生の石井健夫医師(医療法人社団善仁会 横浜第一病院 副院長)と第二内科同門会員であり南澤医院院長の南澤康介博士(神奈川県内科医学会 高血圧・腎疾患対策委員会)が、京都市勧業館みやこめっせにて5月19日から20日に開催された、日本高血圧学会主催の第7回臨床高血圧フォーラム (会長: 三重大学大学院医学系研究科 循環器・腎臓内科学 伊藤 正明 教授) において研究成果の発表を行い好評を博し、ともに実地医療賞を受賞しました(写真1、写真2)。
また、石井健夫大学院生は関連する研究成果の一部が英科学誌『Scientific Reports』に掲載され、注目を集めています。

(受賞写真1)実地医療賞を受賞する石井健夫大学院生(左)と会長の伊藤正明教授(右)
(受賞写真2)実地医療賞を受賞する南澤康介博士(左)と会長の伊藤正明教授(右)

(関連のWeb site)
日本高血圧学会: http://www.jpnsh.jp
第7回臨床高血圧フォーラム: http://www2.convention.co.jp/jshforum2018/
「透析患者のXOR阻害薬治療が生存率の向上につながる効果を初めて証明 ~透析患者の心血管合併症克服に向けた新たな治療戦略の可能性~: 英科学誌『ScientificReports』に掲載」: https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/20171025_tamura.html
第7回臨床高血圧フォーラムにおいて、腎臓・高血圧G (GR)の大学院生の石井健夫医師 と第二内科同門会の南澤康介博士が実地医療賞を受賞

第115回日本内科学会総会・講演会において、腎臓・高血圧Gの鈴木将太助教と大上尚仁医師が発表

2018.08.10
循環器・腎臓・高血圧内科学(腎臓・高血圧G)の鈴木将太助教(横浜市大市民総合医療センター病院 腎臓・高血圧内科/血液浄化療法部)と大上尚仁医師 (附属病院 腎臓・高血圧内科シニア・レジデント)が、京都で開催された第115回日本内科学会総会・講演会において臨床研究成果発表と症例報告をそれぞれ行いました!

循環器・腎臓・高血圧内科学(腎臓・高血圧G)の鈴木将太助教(横浜市大市民総合医療センター病院 腎臓・高血圧内科/血液浄化療法部)と大上尚仁医師 (附属病院 腎臓・高血圧内科シニア・レジデント)が、京都市勧業館(みやこめっせ)/ロームシアター京都で4月13日から15日に開催された、第115回日本内科学会総会・講演会 (会長: 広島都市学園大学・広島大学名誉教授 河野修興 先生) において臨床研究成果発表と症例報告をそれぞれ行い好評を博しました。
二人の今後の益々の活躍が期待されます(指導医とともに集合写真1)。


(発表演題)
・維持透析患者の血漿必須アミノ酸と腎性貧血との関連についての検討(鈴木将太、写真2)
・原因不明の低アルブミン血症に対してGaシンチグラフィーが診断に有用であった1例(大上尚仁、写真3)

(関連のWeb site) 第115回日本内科学会総会・講演会: http://www.naika.or.jp/meeting/115-info/

第115回日本内科学会総会・講演会において、腎臓・高血圧Gの鈴木将太助教と大上尚仁医師が発表

附属病院循環器内科木野旅人医師が、平成30年度わかば研究助成(横浜医学財団)に選考されました!

2018.08.09
横浜医学財団の平成30年度わかば研究助成(35歳以下の若手研究者が対象)に、本学附属病院循環器内科木野旅人医師が、選考されました。
研究課題名は、『腎尿細管における受容体随伴性プロレニン(RAP)系による、循環調節の解明』です。
近年明らかにされた受容体随伴性プロレニン(Receptor Associated Prorenin, RAP)系に注目して,心疾患と腎疾患に共通する病態である『心腎連関』を、分子レベルで解明することを目指しています。
木野医師は、これまでにISH 2016 satellite symposium Renin-angiotensin-aldosterone system、ISN Frontiers meetings. Tokyo, 2018等の国際学会での発表経験もあり、遺伝子改変動物を使った本研究のさらなる発展が期待されます。

(図は、ISN2018でのポスター)

BIOtech 2018の横浜市立大学ブースで、『抗動脈硬化剤及び動脈硬化の病態判定方法』の展示を行いました。

2018.07.30
石上准教授が、東京ビッグサイトで平成30年6月27日~29日の3日間に亘って開催された、BIOtech 2018アカデミックフォーラムでの展示・発表を行いました。

http://www.bio-t.jp/Academia/About/

本案件は、JSTの指定国移行支援が決定しています。
横浜市立大学研究推進課と共同して、産学連携への発展をめざして参ります。
BIOtech 2018の横浜市立大学ブースで、『抗動脈硬化剤及び動脈硬化の病態判定方法』の展示を行いました。

医学部医学科6年の末石結衣さんが、第24回日本心臓リハビリテーション学会の学生セッションにて優秀賞を受賞しました。

2018.07.22
2018年7月15日にパシフィコ横浜で開催された第24回日本心臓リハビリテーション学会(会長 高橋哲也東京工科大学教授)で、医学部医学科6年の末石結衣さんが、学生セッションにて発表を行い、優秀賞を受賞しました。
研究は、木村 一雄教授、田村 功一教授、松澤 泰志先生の指導のもとで行われました。
「高齢心筋梗塞患者における歩行スピードで評価したフレイルの重要性」と題した発表で、歩行スピード低下で評価したフレイルの心筋梗塞後心血管イベント発生に対する重要性は、高齢心筋梗塞患者が非高齢者より大きいことを明らかにしました。
今後の研究の発展が期待されます。

中橋秀文博士が第38回心筋梗塞研究会において最優秀演題賞を受賞しました。

2018.07.08
横浜市立大学付属市民総合医療センター心臓血管センターの中橋秀文博士が、2018年7月7日に東京で開催された第38回心筋梗塞研究会において優秀演題に選出され、最優秀演題賞を受賞し表彰されました。

受賞演題:“急性心筋梗塞患者におけるガイドラインに基づく二次予防療法後の腸内細菌由来Trimethylamine-N-oxideと長期予後との関係”

本研究は心血管疾患との関連が報告されている腸内細菌叢の代謝物であるTMAO(Trimethylamine-N-oxide)の急性心筋梗塞患者におけるガイドラインに基づく二次予防療法前後の変化と長期予後について検討しました。
二次予防療法後のTMAO値は有意に上昇し通常の二次予防療法治療では改善しないことを示し、二次予防療法後のTMAO値が心血管イベント再発に関与していることを報告しました。
TMAOは心血管疾患の残余リスクとして有用な治療ターゲットになる可能性があることを報告しました。

常田康夫先生が、藤沢市民病院の院長に就任されました!

2018.04.23
常田康夫先生(腎臓・高血圧内科G)が、平成30年4月1日付にて藤沢市民病院(536床)の院長に就任されました。
当教室にとりまして素晴らしい快挙です。

常田康夫先生は、田村功一主任教授が初期研修医(ウンテン)時代の指導医(オーベン)を担当されました。
また、田村主任教授が日本学術振興会海外特別研究員とし てHarvard大学医学部Victor Dzau教授(現在,米国医学アカデミー: National Academyof Medicine会長)の研究室に海外留学して帰国後は、藤沢市民病院腎臓科部長として、田村主任教授に対して、腎臓内科診療・地域医療・救急医療の指導も担当されました。

藤沢市民病院での常田先生の指導のおかげで、現在当教室で鋭意推進している厚生労働省先進医療B研究や血圧変動を軸にした包括的臨床研究の端緒をつかむことができたと、田村主任教授も非常に感謝しています(腎臓内科部長 酒井政司先生 談)。

藤沢市民病院は昭和46年10月に330床で開院しました。
以来一貫して、高度急性期医療を提供する地域の基幹病院として、地域医療に貢献してまいりました。
平成元年3月には西館を増築したほか、平成18年には救命救急センターを併設して536床となり、また開院当初19科であった診療科は、35科にまで増え、現在に至っております。
その間、様々な病院機能を取得してまいりましたが、その中でも当院が力を入れている分野の一つが救急医療であり、成人はもちろんのこと小児救急にも力を入れています。
平成14年には全国初の試みとして小児救急24時間診療を開始し注目を浴び、翌年には小児救急医療拠点病院の指定を受けています。
また本年4月1日からは救急外科を新設し、救命救急センターのより一層の機能充実を図ってまいります。
なお、現在再整備中であり平成30年7月グランドオープンしますので、皆様期待してください!
(常田康夫院長談)。

藤沢市民病院ホームページ : http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/hospital/

(写真) 常田康夫院長(中央)、酒井政司腎臓内科部長(右から2人目)を囲んで

松下絢介先生、田村功一主任教授が、平成29年度上原記念生命科学財団 海外留学助成金リサーチフェローシップ、研究助成金の贈呈式に出席しました!

2018.04.15
横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科 松下絢介先生(循環器内科)が、平成29年度 上原記念生命科学財団 海外留学助成金リサーチフェローシップの助成対象(研究課題 心臓弁膜症治療の低侵襲化;留学先 ストラスブール大学附属病院 Nouvel Hopital Civil)に選ばれました。
同じく上原記念生命科学財団 研究助成金の対象に選出された田村功一主任教授(腎臓・高血圧内科、GR)とともに、平成30年3月9日に大正製薬「上原記念ホール」において開催された上原記念生命科学財団による贈呈式に出席しました。

公益財団法人上原記念生命科学財団は、昭和60年に設立され、幅広い生命科学分野の先進的研究を奨励し、医学を含めた生命科学研究の進歩と発展ならびに国民の健康と福祉の向上に大きく貢献してきた財団です。

公益財団法人上原記念生命科学財団ホームページ :http://www.ueharazaidan.or.jp/index.html

(写真)
平成29年度上原記念生命科学財団の贈呈式に出席した松下絢介先生(左)、田村功一主任教授(右)

第82回日本循環器学会学術集会(平成30年3月23日から25日 大阪国際会議場ほかにて 開催)において、当教室から47演題が発表されました!

2018.04.05
3月23日から25日にかけ大阪で開催されました第82回日本循環器学会学術集会におきまして、横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科部門を中心に、当教室からLate Breaking Cohort Studies1演題、Featured Research、シンポジウム、プレナリーセッション6演題を含む47演題が発表されました。

横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター
(Web:http://www.ycu-cardiac.jp)
第82回日本循環器学会学術集会(JCS2018)(Web:http://www2.convention.co.jp/jcs2018/)
報告者:横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター 小西正紹

加藤真吾博士が第82回日本循環器学会総会において「日本循環器学会循環器イメージング賞 優秀賞」と「日本循環器学会医師臨床研究助成」に選出され表彰されました!

2018.03.26
2018年3月23日-25日 大阪で第82回日本循環器学会総会が開催され,神奈川県立循環器呼吸器病センター循環器内科の加藤真吾博士が「日本循環器学会循環器イメージング賞 優秀賞」ならびに「日本循環器学会医師臨床研究助成」に選出され、大会2日目の授賞式において表彰されました(写真).

・『日本循環器学会循環器イメージング賞』
趣旨:日本循環器学会は2013年に横浜で開催された、第 77 回日本循環器学会(会長:水野杏一先生)を記念し、わが国の循環器分野における画像研究の更なる発展、若手研究者の育成を願って「循環器イメージング賞」を設け、毎年度の優秀論文を顕彰する。

受賞論文:“Stress Perfusion Coronary Flow Reserve Versus Cardiac Magnetic Resonance for Known or Suspected CAD. J Am Coll Cardiol. 2017 Aug 15;70(7):869-879. doi: 10.1016/j.jacc.2017.06.028” 関連HP:http://www.j-circ.or.jp/gaiyou/award/imageing.htm

・『日本循環器学会医師臨床研究助成』
趣旨:日本循環器学会では2016年12月16日制定の脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画に基づき、5戦略の1つとして策定された「人材育成」を強化するため今後活躍が期待される若手医師研究者による臨床研究を助成する。
臨床研究の対象疾患は5ヵ年計画に定められた主要3疾病(脳卒中、心不全、血管病)とする。
助成研究テーマ:“糖尿病合併心不全における心筋線維化および心筋血流予備能の評価:心臓 MRI を用いた病態解明とリスク層別化”

関連HP:http://www.j-circ.or.jp/topics/rinsho_jyosei.htm
http://www.j-circ.or.jp/five_year/index.htm

写真:授賞式での加藤真吾博士(左)と神奈川県立循環器呼吸器病センター・循環器内科・福井和樹部長(右)
神奈川県立循環器呼吸器病センター 循環器内科のホームページ:
http://junko.kanagawa-pho.jp/patient/examination/junai-staff.html

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR, 附属病院腎臓・高血圧内 科)小林 竜 助教が学長表彰されました!

2018.03.17
3月15日(木) 横浜市立大学八景キャンパスにて学長表彰制度による平成29年度学長表彰式が開催され、循環器・腎臓・高血圧内科学(GR、腎臓・高血圧内科)の小林 竜助教(博士)が若手奨励賞を受賞しました。

写真:二見理事長、窪田学長と平成29年度学長表彰受賞者(小林助教は上段左端から3番目)
本学では教育や研究、診療など各分野で優れた取組を行い、横浜市立大学のプレゼンスの向上及び各種活動の活性化に貢献した教員を学長が表彰するため、平成29年度より学長表彰制度が制定され、小林 竜助教は、腎臓病学分野の主要国際雑誌「Kidney International(国際腎臓学会誌)」への研究成果の掲載、日本腎臓学会や日本高血圧学会でのYIA受賞など、GR(グループリーダー:涌井広道講師)での研究成果を高く評価され、40歳未満の教員を対象とした若手奨励賞を受賞しました。
循環器・腎臓・高血圧内科学(GR, 附属病院腎臓・高血圧内 科)小林 竜 助教が学長表彰されました!

荻野尭医師、石川利之教授らが、第10回植え込みデバイス関連冬季大会にて、Best Abstract賞を受賞しました。

2018.03.16
荻野尭医師、石川利之教授らが、2018年2月10日~12日に横浜で行われた第10回植え込みデバイス関連冬季大会にて、二次予防にICD移植を受けた冠血管攣縮性狭心症症例の臨床的特徴と移植後致死性不整脈発生率の検討に関する発表を行い、Best Abstract賞を受賞しました。

ISN FRONTIERS MEETINGS 2018にて9演題発表し、小豆島健護博士、畝田一司助教(腎臓・高血圧G、GR)がTravel Grantを受賞しました!

2018.02.28
国際腎臓学会(ISN; International Society of Nephrology)のシンポジウムであるISN FRONTIERS MEETINGSが、2018年2月22日~2月25日まで、KEIO PLAZA HOTEL TOKYOで開催されました。
涌井広道講師、橋本達夫助教(薬理学)がLocal Organizing Committeeメンバーとして参加し、当教室から合計9題と多数の演題を発表しました。

発表者と演題名:
小豆島 健護『Adipocyte angiotensin II type 1 receptor (AT1R)-associated protein prevents diet-induced visceral obesity and insulin resistance through the suppression of overactivated tissue AT1R signaling』

畝田 一司『Deletion of Angiotensin II Type 1 Receptor-associated Protein Exacerbates Kidney Aging and Lifespan』

川井 有紀『Minimal Change Nephrotic Syndrome after Nivolumab Therapy in a Patient with Malignant Melanoma』

毛利 史将『Juvenile hypertension due to bilateral renal stenosis, considering the renal autotransplantation: A case report』

大城 光二『The protective role of angiotensin II type 1 receptor-associated protein in metabolic disorders』

春原 浩太郎『Leukocyte angiotensin II type 1 receptor binding molecule ATRAP and inflammatory profile in non-communicable diseases』

金口 翔『Rationale and design of Y-AIDA (Yokohama add-on inhibitory efficacy of dapagliflozin on albuminuria in Japanese patients with type 2 diabetes) study』

角田 剛一朗『Renal plasma membrane calcium pump isoform 1 expression is involved in hypertension-related kidney injury』

木野 旅人『Phenotypic analyses of tubular specific (pro) renin receptors transgenic mice』


さらに800題近い演題の中から小豆島健護博士(GR)と畝田一司助教(GR)がTravel Grantに選出され表彰されました!


ISN FRONTIERS MEETINGS 2018ホームページ:http://www.isnfrontiers.org/tokyo/

写真:表彰セレモニーにて 国際腎臓学会理事長David Harris先生(中央)と畝田助教(左)、小豆島博士(右)

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR 腎臓・高血圧内科)の大城光二医師、田村功一主任教授、涌井広道講師らが、やせ型インスリン抵抗性と骨格筋との関わりについて発表

2018.02.27
循環器・腎臓・高血圧内科学(GR 腎臓・高血圧内科)の大城光二医師、田村功一主任教授、涌井広道講師、小豆島健護博士、畝田一司助教、小林竜助教、医学部医学科5年生の岸尾望氏らが、やせ型インスリン抵抗性の発症・進展に関わるメカニズムの一部を解明しました。
~英国科学誌『Scientific Reports』に掲載(英国時間2月12日オンライン)~

掲載論文:Angiotensin II Type 1 Receptor-associated Protein Inhibits Angiotensin II-induced Insulin Resistance with Suppression of Oxidative Stress in Skeletal Muscle Tissue. Ohki K, Wakui H, Kishio N, Azushima K, Uneda K, Kobayashi R, Tamura K, et al. Sci Rep. 2018;8(1):2846. doi: 10.1038/s41598-018-21270-8.

糖尿病や脳心血管病の発症のリスクとして重要なメタボリック症候群は、内臓脂肪型肥満や高血圧、糖脂質代謝の異常を特徴とします。
研究グループ(GR)は以前、受容体結合蛋白ATRAPを内臓脂肪組織で活性化させると、高カロリー摂取でおきる脂肪細胞の肥大化・炎症およびアンジオテンシン受容体の過剰な亢進状態が是正され、内臓脂肪型肥満とインスリン抵抗性が改善することを報告しました。
本研究ではさらに、アンジオテンシンII作用の亢進が、肥満を伴わない病態であってもインスリン抵抗性を引き起こすことを示し、これには骨格筋での糖取り込みに関わる機能の変化が重要であることを明らかにしました。
また、骨格筋でATRAP発現を増加させることにより、やせ型インスリン抵抗性が改善できることを示しました。

横浜市立大学研究成果紹介サイト:
https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/20180214Wakui.html

プレスリリース資料:
https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/d0md7n0000002fpk-att/20180214_Wakui.pdf

(図)カロリー過剰摂取は、主に白色脂肪組織の炎症惹起とAT1受容体経路の過剰活性化により、脂肪組織および骨格筋の糖取り込み障害を引き起こす。
一方、循環Ang II増大は、骨格筋のAT1受容体系の活性化から酸化ストレスを増大させ、骨格筋の糖取り込み障害を引き起こす。

第247回日本循環器学会関東甲信越地方会(平成30年2月10日 ステーションカンファレンス東京)で、研修医の秀川智春先生が、演題発表をしました。

2018.02.22
去る2月10日、ステーションカンファレンス東京で開催された、第247回日本循環器学会関東甲信越地方会において、秀川智春先生が『自己免疫性溶血性貧血(AIHA)を合併した、末梢動脈疾患(PAD)の一例』を発表しました。
発表した症例は、下痢を契機に、下腿潰瘍を発症し、PADに対してEVTが行われましたが、同時に自己免疫性溶結性貧血が認められました。
座長からは、演題の趣旨に沿って、虚血性の潰瘍だけでは説明しきれない病態を指摘されるなど、PAD合併下肢潰瘍の成因を知るうえで、大変興味深い一例と考えられました。
(写真は、学会発表する秀川智春先生と、発表後の指導医寺中紗絵先生と秀川先生です)
第247回日本循環器学会関東甲信越地方会(平成30年2月10日 ステーションカンファレンス東京)で、研修医の秀川智春先生が、演題発表をしました。

当教室の石川 利之教授が会長を務める第10回植え込みデバイス関連冬季大会が2018年2月10日(土)~2月12日(月)まで横浜みなとみらいで開催されます。

2018.01.30
当教室の石川利之教授が会長を務める第10回植え込みデバイス関連冬季大会が2018年2月10日(土)~2月12日(月)まで横浜みなとみらいで開催されます。
・「心臓ペーシングのすべて第2版(中外医学社)」が好評販売中です。
・「心臓植込みデバイス手技 (南光堂)」の第2版が2018年度日本循環器学会総会にあわせて、出版されます。
いずれも、デバイス治療のバイブルとなっている教科書です。
・「抗凝固療法の神話と真実」が好評です。
当教室の石川利之教授の執筆した「抗凝固療法の神話と真実」は、抗凝固療法の教科書が多数ある中で、これまでにない切り口の本として好評を博しており、既に2,000部を越えました。


附属病院での厚生労働省先進医療Bとして実施中の重症閉塞性動脈硬化症に対するLDLアフェレシス療法が[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京(7)で紹介されました!

2018.01.24
附属病院での厚生労働省先進医療Bとして実施中の重症閉塞性動脈硬化症に対するLDLアフェレシス療法が[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京(7)で紹介されました!

腎臓・高血圧内科と循環器内科との密接な連携診療による”心血管腎臓病”に対する効率的な高度専門医療・先進医療(厚生労働省先進医療B)として、全国において横浜市立大学附属病院でのみ実施中の『正コレステロール血症を呈する従来治療抵抗性閉塞性動脈硬化症に対するデキストラン硫酸カラムを用いたLDLアフェレシス療法試験(LETS-PAD 研究)』が、2018年1月8日放送の[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京(7)「シリーズ特集: 治る!
最前線」にて紹介され、田村功一主任教授がインタビューを受けました。


Web site; [WBS]ワールドビジネスサテライト (テレビ東京7):
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/

治る!最前線 第78回 「末梢動脈疾患」の最新治療法(2018年1月8日放送):
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/naoru/post_147226/

大学院4年の中橋秀文が、第31回日本冠疾患学会学術集会(大阪)で優秀演題賞候補口演において優秀演題賞を受賞しました。

2018.01.22
大学院4年の中橋秀文が、第31回日本冠疾患学会学術集会(大阪)で優秀演題賞候補口演において優秀演題賞を受賞しました。
平成29年12月15日に開催された第31回日本冠疾患学会学術集会において大学院4年の中橋秀文の優秀演題賞候補口演演題『急性心筋梗塞患者における腸内細菌由来Trimethylamine-N-oxide 変化と冠動脈病変の重症度変化との関係』が優秀演題賞を受賞しました。
本研究は近年注目されている腸内細菌の代謝物である血漿TMAO(Trimethylamine-N-oxide)値を急性期と慢性期に測定し、急性心筋梗塞患者(約80人)のSYNTAX scoreを用いた冠動脈病変の重症度の変化について検討しました。
急性心筋梗塞の急性期と慢性期の血漿TMAO値の上昇は冠動脈病変重症度の進行と関連していることが判明しました。
TMAOはリスクマーカーであるばかりでなく、急性心筋梗塞の転帰を改善するための潜在的な治療標的としても役立つ可能性があり、今後の腸内細菌を対象にした治療が心筋梗塞に有用である可能性が示唆されました。

循環器・腎臓・高血圧内科学(GR、腎臓・高血圧内科)の春原浩太郎医師、涌井広道講師、田村功一主任教授らが、白血球におけるATRAPと生活習慣病病態における慢性炎症との関連について発表

2018.01.19
循環器・腎臓・高血圧内科学(GR、腎臓・高血圧内科)の春原浩太郎医師、涌井広道講師、田村功一主任教授らが、白血球におけるATRAPと生活習慣病病態における慢性炎症との関連について発表
~『Atherosclerosis (欧州動脈硬化学会誌)』に掲載(2018年1月16日付オンライン掲載)~
これまで当教室では、アンジオテンシン受容体結合蛋白(ATRAP)は、腎臓や心臓、脂肪組織など全身諸臓器に発現し、様々な生活習慣病や臓器障害を抑制する分子である可能性を報告してきました。

今回、横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科学の春原浩太郎医師(特別研究学生、東京慈恵会医科大学大学院生)、涌井広道講師、畝田一司助教、小林竜助教、田村功一主任教授ら(GR)は、同免疫学教室 田村智彦教授、黒滝大翼講師らとの共同研究により、単核球を中心に白血球においてもATRAPが発現しており、当院腎臓・高血圧内科外来通院中の患者86名の白血球ATRAP遺伝子発現解析の結果、生活習慣病患者において慢性炎症と相関していることを発見しました。
さらに、マウス骨髄移植モデルへの炎症誘導実験の結果、白血球ATRAPは、炎症に対して代償性に増加し炎症抑制性に作用していることが示されました。
慢性炎症は、生活習慣病病態と密接に関わることが分かってきており、白血球ATRAPは生活習慣病患者における新たな診断・予後マーカーになる可能性があります。
さらに白血球ATRAPを標的とした治療応用の可能性についても今後の研究が期待されます。

掲載論文: Haruhara K, Wakui H, Azushima K, Kurotaki D, Uneda K, Kobayashi R, Tamura T, Tamura K, et al. Angiotensin receptor-binding molecule in leukocytes in association with the systemic and leukocyte inflammatory profile.

Atherosclerosis (欧州動脈硬化学会誌)ホームページ:https://www.journals.elsevier.com/atherosclerosis/

欧州動脈硬化学会ホームページ:http://www.eas-society.org/

お問合せ

横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9 A365
TEL:045-787-2635
FAX:045-701-3738

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