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2016年のお知らせ

小豆島健護博士が,住友生命福祉文化財団から海外医学研究助成を受けました.

2016.11.15
小豆島健護博士が,住友生命福祉文化財団から海外医学研究助成を受けました.
2016年10月31日に住友生命福祉文化財団本部にて贈呈式が開催されました.

本研究助成は,「生活習慣病等」に関する先進的研究を行うことを目的として,海外の大学および学術研究機関に留学する若手研究者を対象に行われるものです.


一般財団法人 住友生命福祉文化財団HP:http://www.ssj.or.jp

峯岸慎太郎助教が日本高血圧学会YIA最優秀賞を受賞しました.

2016.10.21
峯岸慎太郎助教が平成28年9月30日~10月2日に行われた第39回日本高血圧学会総会(仙台)において,Young Investigator’s Award (YIA)最優秀賞を受賞し、表彰されました.

今回の受賞研究内容の一部は,Scientific Reportsに論文発表として掲載されました(Minegishi S, Ishigami T, et al. An isoform of Nedd4-2 is critically involved in the renal adaptation to high salt intake in mice. Sci Rep. 2016 Jun 3;6:27137. doi: 10.1038/srep27137. ).


http://www.nature.com/articles/srep27137
この賞は独創的な研究の奨励と若手研究者の育成を目的としており,国内で行われた高血圧学に関する研究でこの1年間に発表された優秀論文のfirst authorで40歳未満の個人に贈られるものです.

日本高血圧学会は,1978年に金子好宏氏(本学名誉教授)によって創設され,高血圧を中心とする研究,啓蒙活動,学術集会の開催,ガイドライン策定などを通じて国民の健康増進に大きく寄与してきた学会です.


研究概要:http://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/res/ishigami_2016_06.html

第39回日本高血圧学会総会:http://www.congre.co.jp/39jsh/

本学医学科4年岸尾望さんが日本高血圧学会YIP最優秀賞を受賞しました。

2016.10.21
本学医学部医学科4年生 岸尾望さんが,当教室の本年度リサーチクラークシップでの研究成果の一部を,第39回日本高血圧学会(平成28年09月30-10月2日,仙台国際センター)において発表し,「Young Investigator’s Promotion(YIP)」企画において最優秀賞を受賞しました.
(演題名:C57BL/6 野生型マウスにおけるアンジオテンシンII刺激によるインスリン抵抗性の検討および1型アンジオテンシンII受容体結合因子(ATRAP)の脂肪組織特異的高発現マウスの作製)
この企画は若手研究者(40歳以下)の研究奨励,育成を目的として,この1年間に国内で発表された高血圧学に関する研究について,前向きで発展的な討論を行い,プレゼンテーション力および将来の研究への展望力,実行力を評価されるものです.


第39回日本高血圧学会総会:http://www.congre.co.jp/39jsh/

倶進会たより153号掲載記事

小林雄祐博士が国際高血圧学会Austin Doyle Awardを受賞しました。

2016.10.19
小林雄祐博士(横浜市立大学医学部客員研究員、横須賀市立市民病院腎臓内科)が平成28年9月24日~29日に行われた第26回国際高血圧学会(The 26th Scientific meeting of the International Society of Hypertension: Seoul)においてAustin Doyle Awardを受賞し、表彰されました。

Austin Doyle Awardは、2年に1度開催される国際高血圧学会において、最も優秀な独創性のある臨床研究発表を行った若手研究者に与えられる賞です。


第26回国際高血圧学会HP:http://www.ish2016.org/
International society of hypertension news (受賞に関する報告):
http://ish-world.com/news/a/Congratulations-to-the-ISH-2016-Award-Winners/

田村功一准教授が主任教授に就任しました。

2016.10.01
田村功一准教授が主任教授に就任しました。

細田順也助教、石川利之診療教授ら(循環器内科・不整脈研究グループ)が、ユーロペースに4大会連続で研究成果を発表しました。

2016.06.28
細田順也助教、石川利之診療教授ら(循環器内科・不整脈研究グループ)が、循環器内科不整脈領域ではヨーロッパで最も大きな学術集会であるユーロペースにて、4大会連続(2016年(Cardiostimとの合同開催)、2015年、2013年、2011年)で研究成果の発表を行いました。

「末梢動脈疾患先進医療外来」を開始しました(先進医療B(新規技術))

2016.05.18
腎臓・高血圧内科,血液浄化センターでは,厚生労働省の先進医療B(新規技術)として,「正コレステロール血症を呈する従来治療抵抗性閉塞性動脈硬化症に対するデキストラン硫酸カラムを用いたLDLアフェレシス療法」を行っています(『「末梢動脈疾患先進医療外来(毎週水曜日,木曜日)」を開始しました).

 平成27年11月1日,病態制御内科学/循環器・腎臓内科学と附属病院血液浄化センター,次世代臨床研究センター(Y-NEXT)らの研究チームによるトランスレーショナルリサーチ「正コレステロール血症を呈する従来治療抵抗性閉塞性動脈硬化症に対するデキストラン硫酸カラムを用いたLDLアフェレシス療法」が,厚生労働省の先進医療B(新規技術)に承認されました.
 本先進医療では,既存の治療が困難である,あるいは既存の治療抵抗性であり,200 m以下の歩行による下肢疼痛の出現(間歇性跛行),安静時疼痛,潰瘍や壊疽などのフォンタンIIB以上の症状が認められる一方,LDLアフェレシスの保険適応とならない,高(LDL)コレステロール血症を認めない治療抵抗性の閉塞性動脈硬化症を対象としています.
 高(LDL)コレステロール血症は動脈硬化の最大の危険因子とされています.
本先進医療に用いるリポソーバーLA-15システムは,日本国内で開発された医療機器で1986年に家族性高(LDL)コレステロール血症に保険適応となり,薬物治療によってもコレステロールが低下しない高(LDL)コレステロール血症を対象に治療が行われてきました.
その後1992年に閉塞性動脈硬化症,巣状糸球体硬化症ともに高(LDL)コレステロール血症を呈する場合に保険適応となり今日に至っており,実績がある治療法です.
一方,維持血液透析患者では,高(LDL)コレステロール血症を呈しなくとも治療抵抗性の難治性かつ重症の閉塞性動脈硬化症が多く,薬物療法,血管外科的治療が無効であり下肢切断術を施行せざるを得なくなり患者のQOLと予後が著しく阻害されることが少なくありません.
このような維持血液透析患者の治療抵抗性閉塞性動脈硬化症に対しては,以前から,高(LDL)コレステロール血症が認められない場合にも,デキストラン硫酸を用いた吸着型血漿浄化器を使用した血漿交換療法(LDLアフェレシス)が施行されて複数の小規模臨床研究にて有効性が報告され,また,臨床的にも試験的に施行されてきました.
 本附属病院腎臓・高血圧内科,血液浄化センターでは,2003年からトランスレーショナルリサーチを開始し,まず,維持血液透析患者の治療抵抗性閉塞性動脈硬化症に対するLDLアフェレシスの効果が治療開始前の血中(LDL)コレステロール値に依存せず,高(LDL)コレステロール血症が認められなくともLDLアフェレシスが長期的な治療効果(最大歩行距離の延長,足関節上腕血圧比(ABI)の改善)をもたらすことを明らかにしました.
さらに,血管内皮特異的NO合成酵素の活性化を介した血管内皮細胞機能の改善がLDLアフェレシスによる治療効果に重要であることを世界で初めて明らかにし,独創性の高い研究成果として米国心臓病協会 (American Heart Association, AHA) 刊行の一流国際学術誌Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology に発表しました.
 上記の成果により,今回,本附属病院腎臓・高血圧内科,血液浄化センターによる,血液透析患者に限らず,高(LDL)コレステロール血症を認めない正コレステロール血症の治療抵抗性の閉塞性動脈硬化症患者を対象としたLDLアフェレシス治療が,厚生労働省により新規の先進医療B技術として全国で初めて認可され [該当先進医療名称:LDLアフェレシス療法 閉塞性動脈硬化症(薬物療法に抵抗性を有するものであり,かつ,血行再建術及び血管内治療が困難なものであって,フォンタン分類IIB度以上のものに限る],算定開始年月日:平成27年11月1日),医学的にも当療法の先進性と有効性が認められました.
現在は全国で本附属病院のみで行われております.
 本治療法は,保険適応が認められない,高(LDL)コレステロール血症を認めない正コレステロール血症の治療抵抗性の閉塞性動脈硬化症を対象としています.
 LDLアフェレシスによる治療の具体的な方法は,LDLアフェレシス専用機器を用い原則として前腕上腕血管(動脈,静脈),内シャント血管から17Gの留置針にて脱血(50~100ml/分)し,血漿分離膜にて血球成分と血漿成分に分離し,選択吸着カラムにて(LDL)コレステロールなどを選択的に吸着除去します(図1).


図1:LDLアフェレシス療法の回路図
 LDLアフェレシスの一回当たりの治療時間は約2-4時間程度かかり,ベッド上での安静が必要です.
LDLアフェレシスの治療スケジュールは,計10回の治療を予定しており,1週間に1回もしくは2回のLDLアフェレシス治療を行いますが,治療頻度は血液浄化センターの状況などにより変わります.
また,血液透析患者の場合には,LDLアフェレシス治療を血液透析日に施行するか非透析日に施行するかにつきましても,血液浄化センターの状況などにより変わります.
 今回の先進医療Bの実施にあたりまして,附属病院腎臓・高血圧内科/血液浄化センターでは『「末梢動脈疾患先進医療外来(毎週水曜日,木曜日)」を開始しています.
病態制御内科学/循環器・腎臓内科学/附属病院腎臓・高血圧内科/血液浄化センターでは,高血圧,慢性腎臓病,および末梢動脈疾患を含む心血管合併症の治療に積極的に取り組んでいます.
附属病院循環器内科とも緊密に連携しながら最先端の医療を提供することで,これらの疾患で苦しむ方々のためにお役に立てるよう日々奮闘しています.


附属病院 腎臓・高血圧内科の紹介はこちら.
http://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/section/depts/kidney.html

厚生労働省 先進医療の紹介はこちら.
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

「末梢動脈疾患先進医療外来」を開始しました(先進医療B(新規技術))

涌井広道助教が,上原記念生命科学財団から研究奨励金を受けました.

2016.03.25
涌井広道助教が,公益財団法人 上原記念生命科学財団から研究奨励金を受けました.
本年3月,大正製薬本社 上原記念ホールにて,贈呈式が開催されました.


上原記念生命科学財団HP:http://www.ueharazaidan.or.jp/index.html

小豆島健護博士が,公益信託 循環器学研究振興基金の研究助成者に選出されました.

2016.02.27
小豆島健護博士が,公益信託 循環器学研究振興基金の研究助成者に選出されました.

小豆島健護博士,田村功一准教授ら(GR)の心血管病の新規バイオマーカーに関する研究が,公益信託 循環器学研究振興基金による平成27年度の研究助成に選出されました.

平成28年2月20日(土)に学士会館にて授与式が行われました.

この研究助成は,循環器学に関する研究に携わる人材の発掘育成を念頭に置き,循環器学域の進歩のために若手医学研究者を対象に行われるものです.


三井住友信託銀行 公益信託ホームページ http://www.smtb.jp/personal/entrustment/management/public/example/list.html

のう胞腎外来 木曜日午後(要紹介状)

2016.02.01

※火・水・金曜日午前中は紹介状なしで通常の腎臓・高血圧内科 新患外来にて受診できます.

多発性のう胞腎が難病助成対象疾患に含まれたこと、そして多発性のう胞腎に対する治療薬が発売されたことにより、2015年7月より開設しました。

◆ 多発性のう胞腎と合併症
多発性のう胞腎とは、腎臓に多数ののう胞ができ(図1)、腎機能低下を引き起こし、70歳頃までに約半数の患者さんが末期腎不全に至ると言われております。
また、様々な合併症をきたす疾患のため(図2)、早期に治療する必要があります。



★ 多発性のう胞腎に関する詳しい情報に関しましては、下記のサイトをご参照下さい。
http://www.adpkd.jp/

◆ 遺伝カウンセリング
多発性のう胞腎は遺伝性の疾患です。
遺伝カウンセリングも当院では診療可能ですので、ご心配な方は担当医にご相談ください。
なお、遺伝カウンセリングは自費診療となります。

梅村 敏 教授 最終講義のご案内

2016.01.14
このたび梅村敏教授が平成28年3月末日をもって、ご定年にて退職されることとなりました。
長年にわたる教育・診療・研究の各分野での多大なご貢献に心より敬意を表し、 横浜市立大学における最終講義を下記の通り開催致します。


日時:平成28年2月12日(金) 14:30~16:15
会場:横浜市立大学医学部 ヘボンホール
演題:『グレートジャーニー“高血圧”の旅&横浜市大47年』


ご多用中の折とは存じますが、ご出席賜りますようご案内申し上げます。
(聴講を希望される方は、当日直接会場へお越しください)


大学HP:http://www.yokohama-cu.ac.jp/academics/icas/h27saishukougi.html

お問合せ

横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9 A365
TEL:045-787-2635
FAX:045-701-3738

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