横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学教室

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横浜市立大学医学部
循環器・腎臓・高血圧
内科学教室


〒236-0004
横浜市金沢区福浦3-9 A365
TEL:045-787-2635
FAX:045-701-3738
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初期研修 当教室の研修システム・研修医募集

理念と方針

内科学は医学-医療の基本かつ必須の学問であり、全ての研修医にとって必修であるのは言うまでもありません。
当教室は内科学のうち、循環器、腎臓・高血圧の2分野を担当しており、高齢化時代を迎えた現在、生活習慣病(高血圧 4,000万人以上、高脂血症 2,000万人以上他)を含め多くの疾患群を対象としているのが特徴です。
高齢者ではこれらの二つの疾患が合併していることも多く、当教室の研修で経験する疾患範囲が広範囲であるのみならず、プライマリーケア的内容から専門分野まで広く学ぶことができます。
したがって厚労省で指定している研修項目が広く経験でき、"cost-effective"の高い研修ができるという特徴があります。
当教室を研修することにより、医師、内科医としての基礎を身に付けられるように、初期研修システムを作成しました。
多くの研修医の方々に、実際に当教室を研修していただき、ぜひ立派な医師になっていただきたいと思います。
さらに、研修2年時選択科目での当教室の研修システムもあります。
内科を専門的に勉強したい方はぜひ選択して下さい。
以下の目標においては、当教室が専門とする疾患領域を中心に直接の主治医として経験し、その他の疾患については必要に応じ他科をコンサルトしながら診療に当たることとなります。

T.到達目標

  • 一般目標
    研修者が内科領域における日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態を理解し適切に対応できるよう、内科の基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける。
  • 行動目標
    全人的な医師としてその期待にこたえられるように、患者ー医師関係を適切に構築し、循環器疾患、腎臓疾患、高血圧、十分な知識と病態を理解しエビデンスに基づいた安全かつ優良な医療を提供する基礎を身に付ける。特に、生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)、循環器疾患、腎臓疾患については、それらの患者を見い出し、適切な診断ができ、治療方針をたて専門医へのコンサルトが的確にできるようになる。

U.経験目標


A 経験すべき診察法・検査・手技
  1. 基本的な身体診察法
    病態の正確な把握をし、全身にわたる基本的な身体診察を系統的に実施し、記載するために、
    1. 全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む)ができ、記載できる。
    2. 頭頸部の診察(眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の触診を含む)ができ、記載できる。
    3. 胸部の診察ができ、記載できる。
    4. 腹部の診察ができ、記載できる。
    5. 神経学的診察ができ、記載できる。
  2. 基本的な臨床検査
    循環器、腎臓、高血圧に関する基本的な検査については、十分な見学をするとともに、自ら行ない経験することができる。
    興味のあれば、すすんで見学を行うことにより、高度な手技も経験することができる。
  3. 基本的手技
    基本的手技の適応を理解し、実施するために指定項目につき経験する。特に、不整脈に対する除細動術を経験することができる。
    また、外科的処置(シャント手術やペースメーカー植え込み)があるため、それらに関する処置も経験できる。
B 経験すべき症状・病態・疾患
当教室研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を的確に行う能力を獲得することにある。
頻度の高い症状や緊急を要する患者様に対して適切な医療を提供できるように、多くの症例を経験する。
厚生労働省の「臨床研修の到達目標について(案)」を基本として、内科領域について広く経験することが可能。
  1. 頻度の高い症状
    当教室を研修することにより20項目以上を経験することを目標とする。
  2. 緊急を要する症状・病態
    当教室を研修することにより多くの項目を経験することを目標とする。
  3. 経験が求められる疾患・病態
    必修項目  下線を引いたものは必ず経験する。
  1. A疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療を行ない、抄録を作成する。
  2. B疾患については、外来診療または受け持ち入院患者(合併症含む)で自ら経験する。

(1) 循環器系疾患
(1) 心不全
(2) 狭心症、心筋梗塞
(3) 心筋症
(4) 不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
(5) 弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
(6) 動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
(7) 静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
(8) 高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
(2) 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)疾患
(1) 腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
(2) 原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
(3) 全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
(4) 泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
(3) 消化器系疾患
(1) 食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
(2) 小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
(3) 胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
(4) 肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性肝障害)
(5) 膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
(4)内分泌・栄養・代謝系疾患
(1) 視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
(2) 甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
(3) 副腎不全
(4) 糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
(5) 高脂血症
(6) 蛋白および核酸代謝異常(高尿酸血症)
(5)呼吸器系疾患
(1) 呼吸不全
(2) 呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
(3) 閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
(4) 肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
(5) 異常呼吸(過換気症候群)
(6) 胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
(7) 肺癌
(6)血液・造血器・リンパ網内系疾患
(1) 貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
(2) 白血病
(3) 悪性リンパ腫
(4) 出血傾向・紫斑病(播種性血管内凝固症候群:DIC)
(7)神経系疾患
(1) 脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
(2) 痴呆性疾患
(3) 脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)
(4) 変性疾患(パーキンソン病)
(5) 脳炎・髄膜炎
(8)感染症
(1) ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
(2) 細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A群レンサ球菌、クラミジア)
(3) 結核
(4) 真菌感染症(カンジダ症)
(5) 性感染症
(6) 寄生虫疾患
(9)免疫・アレルギー疾患
(1) 全身性エリテマトーデスとその合併症
(2) 慢性関節リウマチ
(3) アレルギー疾患
(10)加齢と老化
(1) 高齢者の栄養摂取障害
(2) 老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
(11)皮膚系疾患
(1) 湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
(2) 蕁麻疹
(3) 薬疹
(4) 皮膚感染症
(12)眼・視覚系疾患
(1) 屈折異常(近視、遠視、乱視)
(2) 角結膜炎
(3) 白内障
(4) 緑内障
(5) 糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
(13)耳鼻・咽喉・口腔系疾患
(1) 中耳炎
(2) 急性・慢性副鼻腔炎
(3) アレルギー性鼻炎
(4) 扁桃の急性・慢性炎症性疾患
(5) 外耳道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物

V. 2年目選択研修(2ヶ月−6ヶ月)

  • 一般目標(GIO)
    研修者が内科領域のなかでも循環器・腎臓・高血圧領域を専門的に学びその経験を通じてより適切に内科疾患に対応できるよう、診療能力(態度、技能、知識)を身につける。
  • 行動目標
    経験目標とも初期ローテーションをより充実させたものと考える。
    より中心的に診療する疾患群の選択は本人の希望を取り入れる一方、主治医となる疾患は単独疾患ではなく広い内科領域を研修する。

循環器研修
循環器疾患全般を研修し下記の循環器の診断、鑑別、治療のminimal essentialsが身に付ける。
  1. 虚血性心疾患
    心筋梗塞、不安定狭心症、安定狭心症の診断が迅速かつ的確にでき、また適切な治療計画をたてられ、これを実施出来るようになること。
  2. 心不全・心筋症・心膜疾患・心筋炎・弁膜症・感染性心内膜炎、下肢閉塞性動脈疾患等
    これら疾患の診断、鑑別、治療計画の作成、治療の実施が的確に出来るようになること。
  3. 頻脈性不整脈
    心室頻拍、発作性上室性頻拍、心房細動、心房粗動等の頻脈性不整脈について診断ができること。
    抗不整脈薬の基本的使い方が理解できる。
    基本的な電気生理学的検査ができる。
    電気ショックの適応を判断し施行することができること。
    ICD(植え込み型除細動器)の植え込み適応が判断でき、植え込み手術を経験する。
    高周波カテーテル焼灼術を経験し、施行方法が理解できること。
  4. 徐脈性不整脈
    洞不全症候群、洞房ブロック等の徐脈性不整脈の診断ができる。
    ペースメーカー植え込み適応を判断でき、植え込み術を経験する。
なお心エコー図、トレッドミル運動負荷心電図、Holter心電図、心臓核医学検査、心臓カテーテル術などの各種循環器検査に積極的に参加することにより、循環器疾患の診断に際して的確な検査の選択できることを目標とする。

腎臓・高血圧研修
腎炎、腎不全、高血圧の検査、診断、鑑別、治療計画等を的確に行える様になることを目標とする。
  1. 腎炎・腎症
    急性、慢性腎炎、急速進行性腎炎、原発性、2次性、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症など腎炎・腎症を幅広く理解し、病態に応じた的確な治療を行えるようになる。
    腎臓のエコー、各種検査の意義と施行、腎生検、必要に応じて血液浄化療法の導入時期判断等の内科医としての知識整理と経験をする。
    腎生検の目的・適応・方法・危険性を理解し経験する。
  2. 腎不全
    急性、慢性腎不全に対して診断、鑑別、治療計画の作成、治療の実施が的確に出来るようになること。
    病態に応じた治療法と体外循環療法の適応を的確に判断する。
    カテーテルを用いたブラッドアクセスの留置および適応の経験と実施、シャント手術の適応と経験、また、重症患者の体外循環を行ない管理する。
    透析開始時の穿刺も指導医のもとで行うことができる。
    さらにCAPDによる管理等幅広い疾患を経験することができる。
  3. 血漿交換療法等
    血液浄化センターにおいては皮膚科疾患、神経内科疾患、膠原病や難病の血液浄化療法(血漿交換、GCAPなど)、小児科領域の血液浄化等を経験できる。
    各特殊な疾患に対する浄化療法の適応や効果等が経験できる。
  4. 高血圧症
    日本に3700万人もいると言われる本態性高血圧症、高血圧症の数パーセントを占めると言われている2次性高血圧症に対して的確な診断と病態生理(およびEBM)に根ざした治療を行えるようにする。
    各種ホルモン検査や画像診断、眼底検査、24時間血圧測定の経験と理解、合併症の検索を通じた全身病態の理解が重要である。
腎生検カンファレンス、血液浄化カンファレンス、勉強会、講演会にも積極的に参加することにより臨床家としての技量と学術研究面における視野を広げる。

W.研修評価

研修の評価は、研修目標に対する到達度を確認するための重要な項目です。
その評価は研修目標 SBO 1-8についての総合的評価に加え、経験目標を達成することが出来たかが確認されます。
これらの項目は、症例や検査を経験する毎に指導医のサインにより確認される評価表と、研修終了時に総括的評価に用いられる評価表により構成されます。
経験に関する評価表で、経験症例を頻回にチェックすることにより、指導医や病棟医長、研修医長等と相談し、経験すべき症例を優先的に受け持つことができるように配慮されます。

当教室における臨床経験スケジュール

  1. 入院(病棟)での研修
    研修目標の達成に向けて予定入院患者、救急患者の受け持ち医となり、指導医とともに診察、検査、治療にあたります。
    指導医は研修医1人につき1人研修期間を通じて決められており、基本的な相談は指導医に気軽に相談することができます。
    疑問や分からないことは積極的に勉強し質問しましょう。入院患者については新患カンファランスにて症例提示していただきます。
    診断や治療方針についての詳細は、各疾患の専門医とともに行われる定期カンファレンスにて症例を提示しディスカッションの上、決定します。
    病棟研修の合間をぬって、各専門医や関連病院部長等の非常勤講師によるレクチャーが行われ、知識の再確認と指導が行われています。
    当教室には、内科、循環器、腎臓、内分泌代謝、高血圧、老年病、透析、高血圧等の専門医がそろっており気軽に相談することができます。


    必要に応じて心臓カテーテル検査、超音波検査、透析、シャント手術、ペースメーカー植え込み、各種穿刺検査に一緒に入り経験することができます。病棟研修時でも時間が取れる場合は、希望により外来の心臓超音波検査なども指導を受けることができます。


    さらに、研修をしながら、市大医学部学生に対し、病棟実習の指導を行うことにより、教えながら学ぶことを知っていただきたいと思います。



  2. 内科外来での研修
    基本的に3ヶ月研修の場合は病棟研修が中心となるが、時間的余裕や希望により内科外来での研修も可能です。
    当教室には多くの専門医が所属していて、その専門外来も多彩です。興味のある疾患やより多くの病気を経験したい場合は、専門外来にて研修することにより幅広い経験を得ることができます。



  3. 週間スケジュール
    表のような週間スケジュールにより研修をすすめていただきます。
    上述の如く、基本的に病棟(CCU、透析、救急外来、当直)での研修が中心となりますので、患者さんの状態により適時、外来や検査を経験していただくことになります。
    カンファレンス、フィルム読影会、抄読会等に参加して専門知識の習得に努めることをお勧めします。
8:00 抄読会
早朝レクチャー
9:00 心臓核医学検査
経食道心エコー検査
血液透析
病棟診療
心臓カテーテル検査
血液透析
病棟診療
内シャント手術
心臓核医学検査
血液透析
病棟診療
10:00
11:00
12:00
13:00 内シャント手術
病棟診療
心臓カテーテル検査
病棟診療
病棟診療
14:00
15:00
16:00 腎・高血圧CC
17:00
18:00 循環器CC
19:00 内科・外科合同心CC 循環器疾患OpenCC
8:00 新患検討会 抄読会
9:00 教授回診
心臓カテーテル検査
血液透析
腹膜透析外来
血漿交換
内シャント手術
心臓カテーテル検査
血液透析
病棟診療
10:00
11:00
12:00 医局会
抄読会
学会予演
症例検討会
病棟診療
心臓カテーテル検査
腎生検
13:00 心臓カテーテル検査
内シャント手術
病棟診療
14:00
15:00
16:00 透析CC
17:00
18:00 内科合同CPC
19:00




    
新患プレゼンテーション
総回診

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